東京拳銃


<開演前〜オープニング

18時15分頃着くと、ぐる〜っと劇場を取り囲む長蛇の列が。
 友達同士大声で騒ぎ合ってる人も無く、何かいい感じだなぁ〜と思った。
 150番に近かったので最後あたりかなぁと思っていたが、200枚近く出したらしい。
 中に入っても席を選べる余裕があった。
 ただし、ぎっちぎちに椅子を詰め込んでいたので、グッズを買いに行ったりトイレに行けるような余裕はなし(苦笑)。


ビートルズの「HELP!」が流れ、場内が暗転。
 (あれ〜、何でビートルズ?
 『恋の奴隷』を何年流しても誰も
 “あなた好みの女になりたい”
 と唄ってくれないから拗ねたの?)
 なんて思った。



<フリートーク

2丁拳銃登場。
 修士さんは黒のTシャツと長袖を重ね着。
 小堀さんは珍しく、“下り竜の残念なジャンパー(by Jr.)”ではなかった。

 「HELP!」は、“被害者”の心の叫びを表そうと作家さんが選んだらしい。
 なるほど、そんな仕掛けだったのか。


出てきた早々、早くもご不満な小堀さん。

 「“きゃぁ〜!”とか無いの!?_」

 と。
 「時間が来たら当たり前のようにな、出て来る思うな!
 オレな、名古屋でめっちゃ人気あんねんぞ!」
 とも。
 だって、“被害者”だもん。

 それにしても、2丁拳銃のファンがこんな静かなものになるなんて、ファンも大人になっていったなぁ。
 2丁目劇場で時が止まってる人がこの光景見たらびっくりするんじゃなかろうか。

 全く同じセリフを数年前の「チハラトーク」で千原兄弟が言っていたことを思い出してちょっとおかしかった。
 千原兄弟は、「当たり前のように出て来る思うな!」と言い、一回ハケてたなぁ。


修士さん、マンスリーよしもとの
 「ルミネでお客さんに聞きました・バレンタインチョコをあげたい芸人No.1」
 に選ばれたらしい。
 2位のワッキーは30何票だったらしいが、修士さんは63票とぶっちぎり。

 気をよくしながらマンスリーを見ていた修士さん。
 しかしよく見ると“同性の目から見ても…”と気になるコメントが。
 改めて見直すと“男性お客さんに…”だったそう。

 小堀さんは“修士ゲイ疑惑”を持ち出し、カミングアウトを促す始末。
 もちろん修士さんは速攻否定。
 
 “ゲイ疑惑”関連で、小堀さんは常々不思議に思ってることがある。
 一般の人が「芸能人の○○ってゲイらしいよ〜」と言ってたりするけど、その人達はどこでそんな情報を仕入れるの?と。
 ネットとか週刊誌ちゃう?と修士さん。 
 「『週刊女性』?『女性週刊』」?そんなんちゃう?」
 と、ちょっと間違えてたけど。


小堀さん、今年は「頑張りたい」らしい。
 小堀さんがそんなこと言うようになったかぁと、ちょっと意外だった。
 修士さんは今年だけじゃなく今までもこれからも頑張れ、みたいなことを言っていた。
 ちなみに、芸人は“イベントはお客さんが腹八分で帰るように”作っているそう。
 満足をさせつつも、(ちょっと物足りなかったかもなぁ。次に行ったら満腹になるかなぁ)と、次回も足を運んでもらえるようにと。
 そんな作戦にまんまと引っかかって早5年か。
 “へぇ〜”と呟きをもらしていたお客さんも多数。


ここからは“歴代マネージャー”の話で盛り上がる。
 ちなみにラインナップは
 “先祖は山賊”イブキ氏。
 西林氏。
 “タレントのスケジュールを知らない阪大卒テンパリマネージャー”ヨシハラ氏。
 “きっちり男”竹下氏。
 “熱血野郎”ナカムラ氏。
 “タレントよりも歌がうまくて大喜利のセンスがある”生沼氏。

 イブキさんはもう吉本を辞めたそう。
 イブキさんと西林さんは小堀さんの家に来たことがあるらしいが、夜中に何を思ったのか
 「キャッチボールしましょう!」
 と言い出し、イブキ&西林が熱いキャッチボールを真夜中におっぱじめる横で小堀さんも奥さんと何となくバトミントンをやってしまったそう。

 現在の竹下マネは、とてもきっちりして頼りになるマネージャー。
 しかし小堀さんは竹下さんの“きっちり具合”が嫌。
 竹下さんになってからも遅刻を何度かしてしまった小堀さん。
 スケジュールを伝えた竹下さんから
 「え〜、遅刻すると“ぶん殴りますよ”」
 とか
 「明日遅刻したら“殺しますよ”」
 と、にこやかに告げられること度々。
 先日、岡山に仕事で行った時にスタッフに、
 「うちのマネージャー、僕が遅刻したら殺す、とか言いよるんですよ」
 と愚痴ったところ
 「あ〜、竹下さん、もし小堀さんが遅刻したら殺して構いませんからって私達にも言ってましたよ」
 と告げられ、小堀さんは唖然。

 グッズのTシャツを大阪で着た2丁拳銃。
 東京でも着なきゃいけなかったが、家においてきてしまった小堀さん。
 取りに帰る時間は無いのでグッズ売り場にあるものを1枚取ったら、きっちり竹下さんから定価以外では売らないと言われ、定価で同じものをまたもお買い上げしたそう。

 そんな“きっちり竹下マネージャー”から“ナカムラマネージャー”にもうすぐ交代するそう。
 ナカムラさんはとても“熱い男”。
 「銃響曲」前、2丁拳銃が使っていたギターが壊れてしまった。
 イベントではもちろん、レコーディングでも使うものなので新調することにしたが、ギター代30万円があいにく手元に無かった。
 そこでナカムラさんに、お金が入ったら必ず返すから、と立て替えを頼んだ小堀さん。
 ナカムラさんは快く了承したが、生沼チーフは「社員がタレントに金を貸すもんじゃない」と、借金は止めるように指示。
 だが、小堀さんと1対1の約束を交わした手前、生沼チーフに注意されても素直に言うことを聞くわけにはいかない。
 生沼さんと大激論を始めたそう。

 そうとは知らない小堀さん。
 ナカムラさんから電話がかかってきたので出てみたら、ナカムラさんが興奮した声でギターをめぐる生沼マネとの激論の経緯を説明しだし、

 「僕はね、この30万円をドブに捨てたつもりで、小堀さんにお貸しします!」
 と告げると、生沼マネとの第二戦に参加するため電話を切ったそう。

 訳がわからぬ小堀さん。
 「タレントに貸すのに、“ドブ”って何やねん!」。


 熱いナカムラさん。
 修士さんとゲームの好みが全く同じ。
 しかも修士さんよりも熱く語れるそう。
 修士さんによれば、ナカムラさんはゲームのキャラが言うせりふを一言一句覚えているらしい。
 修士さんが例として挙げたのが、戦いばかりをして生き抜いてきたあるキャラクターが発した 
 「オレは他人の人生に興味を持ったことは一度も無い」
 とかいうセリフ。
 戦いばかりをして生き抜いてきたという設定のキャラが、「あなたは恋をしたことがないの?」と訊ねられた時にいうものらしい。
 
 この言葉を物凄く上手くナカムラさんが言うので、しばしば
 (修)「ナカムラ、お前彼女とかおれへんの?」
 (ナ)「オレは他人の人生に興味を持ったことは一度も無い!」
 というやりとりをして楽しんでいるらしい。

 それを横で聞いていた小堀さん。
 事務的なこと以外でも色々新しいマネージャーさんに知ってもらっておきたいことがあるので、ナカムラさんを含めて飲みに行くことにした。
 すると、ナカムラさんは店に着いた早々
 「この店、今好きな人と一緒に行ったことがあるんです」
 と、“他人の人生〜”とは180度違う発言。
 彼女の話聞かせろや〜と煽ってみたところ、本人が「長くなりますから」と一旦は断った理由が分かるほど、延々と馴れ初めから語り出し、その時間は3時間!
 小堀さんのことを知ってもらうどころか、ナカムラさんがいかにその彼女の人生に興味があるかということを知るだけで終わってしまったそう。


<歌


歌の準備中、舞台で誰かが転んだ様子が暗転中でも丸分かりだった(笑)。

事前にメールで募集した「歌って欲しい歌アンケート」で上位3曲を歌う。
 大阪は「1位:簡単な言葉」「2位:逢いたくて」「3位:青色」だったそう。
 「青色」の順位にご不満な小堀さん。
 “作詞作曲・小堀裕之”のめっちゃエエ歌ですからね。

 東京は「1位:簡単な言葉」「2位:オレンジジュース」「3位:評判が悪くなる」だった。
 意外意外。
 1位の曲は、「シークレットや、言うてるのに」と、直球にいかない東西の被害者をちょっとチクリ。

 オレンジジュースはお久しぶりの小堀バージョン。
 途中、どえらいハプニングが起きて場内騒然&大爆笑。
 なんだかんだいって、私は初めて見たかも(苦笑)。


3月10日にミニアルバム「青春デストロイ」が出るとのことで、レコーディングしたばかりのほやほやを聞くことに。
 出来たばかりの「蛍光灯の虫」を流している途中で「開」のボタンを押したFUJIWARAとは違うので、お客さんはウキウキしていた。
 聞かせてくれたのは2曲(「青春デストロイ」&「勝手な僕」)。
 「カッコイイ(格好いい?)女」も入ってて欲しいなぁ。
 今回は小堀さんがラップに挑戦したそう。


この後、修士さんが「春恋」、小堀さんが新曲「セルロイド」を歌って、歌のコーナーは終了。
 修士さんが作る歌は、何かいつもどこか寂しげな感じが漂う。
 「泣かないぜ」をアコースティックでやってた時は、
 (シュウちゃんが唄うと、リアルだなあ。
 シュウちゃんはむしろ、偶には泣いた方が良いような気するけど)
 とか思いながら聞いてたなぁ。


<プレゼント


「フジケン」でやっている脱力面白大喜利とはもちろん違います。
 じゃんけんやら、2丁拳銃の答え予想当てクイズで勝ち残れた人に贈られる。
 

 出された商品は
 「修士から似顔絵を描いてもらえる権利」
 「小堀のハグキを間近で見れる権利」
 「修士私物・ミニバッグ」
 「小堀私物・キャップ&ブルースハープ2本(多分HOHNER)」
 「今回のライブのバックステージパス」
 「東京拳銃を録画したビデオ」
 などなど。

この時だったと思うけど、小さい子供を連れて来ていた方がいて、時々その子の声が聞こえた(イベント中の9割9分はちゃんとおとなしくしていたいい子だった)。
 すると、その子の声に小堀さんが反応。
 央人くんを連想したのか、
 「今な、東京に大地震が来るのが怖い、言うて奈良に(奥さんと央人くん)帰ってんねん」
 と修士さんに言っていた。
 なんでも、夜中に突然小堀さんを起こした奥さん、
 「(小堀家が今住んでる地域で)ナマズが暴れてるらしいねん!怖くておられへん!」
 といい、奈良に行ってしまったそう。
 

じゃんけんの際、手が見えやすいように
 「みんな立とうか〜」
 と被害者達に促した2丁拳銃だが、

 「(椅子の間が狭くて)立てないです」
 と言ったりジェスチャーでにおわしていた人達が多数。

 しかし、これを
 「身体がきつくて立てない」
 と言っていると勘違いした2丁拳銃。

 「自分ら、ホンマ大丈夫か!?」
 「え〜!若いよな、まだ。なぁ!?」
 と嘆いていた(笑)。
 そのうち、“ループタイにステッキ”で現れる被害者多数かも。

小堀さんのハグキ権は、
 「これ欲しい人〜」
 と煽ったところで、微妙な顔をする面々が大多数。
 「間近でこれいつも見てるオレの気にもなれや」
 と修士さん。
 じゃんけん勝ち残り制だったが、
 「あ〜残念、負けた(orあいこだ)〜」
 と笑顔で手を降ろす人と
 「あ〜、また勝った…」
 と、トホホな感じで参加する人と、明暗が分かれることに。
 小堀さんのハグキ権を獲得した人は、 多分、会場の殆どの人が
 (あぁ、あの人に当たって良かったなぁ)
 と思ったんじゃないかなぁと思う。
 「本当に欲しい人が貰えて良かったね」
 と修士さんも言っていた。

 プレゼントに当たった人は舞台に直接受け取りに行く。
 会報の好きなコーナーを訊ねて、自分担当のものじゃなかったら
 「ハハ〜ン、さては修士派やな」とすぐにやっかむ小堀さん。
 小堀派は結構いると思うけどな〜。
 ことさらカミングアウトをしないだけで。


<エンディング>


あっという間に2時間が終了。
 FCで旅行とかもやるみたいですよ〜…と小堀さんがにおわせたが、
 (ハァ…、そうですか)的反応を最後までやってしまう東京の被害者達。
 「も〜っ!」「別にやって欲しく無いみたいやで」と2人。
 それやったら、何をして欲しいのかアンケートに書いてくれやと、なかなか心がつかめない被害者達に半ば降参気味。

 最後は握手会やりますよ、と告知。
 わぁ〜!とこれは素で嬉しそうに反応した人が多かったけども、これまでのやり取りから、にわかにはその反応を信じられないような2丁拳銃でした。

握手会開始。
 勝手に照れてしまうということもあるが、面と向かってまで直接伝えたいことや贈りたいものがある訳では無いので、握手会はどうにも困ってしまう。
 流れ作業的にさささ〜っと出来るものなら済んで欲しいとか思うぐらいだが、自分という存在を短時間で猛烈にアピールする人もいたりするので、世の中には本当色んな人がおるわぁ、とある意味感心する。
 性格は真逆でも好きな芸人は同じなんやなぁ、不思議やなぁ、と。

 そんな私でも、物凄く気持ちがハイだった頃の握手会では何か一言は絶対に言ってたことを思い出した。
 “もうこんな機会は二度と無いかもしれんのやから、絶対何か言って帰らな後悔する!”という意気込みのもと。。

 小堀さんが結婚した頃は、
 (修士さんにヨメにしてくれませんかって言いたいなぁ。
 あー、でもみんな言うやろうなぁ。
 どう言ったらインパクトあるかなぁ)
 と、悶々とした記憶が蘇って来た。
 当然そんなチョケたことは言えずじまいで終わったが。
 言ってたら、自分のチョケぶりを思い出しては死ぬまで後悔してただろう。
 墓場に持って行く思い出にしていた筈。
 20歳を越えてたくせに何を私は真剣に悩んでたのだろうか。
 

前回(2002年)は、サイン付き生写真がお土産だった。
 ただでさえ慌しい暮れなのに、M-1のワイルドカードまで控えていながら1枚1枚サインする生真面目さというか気の遣いようには、ちょっとした切なさも覚えたものだった。


今回のお土産はバッジ。
 小堀さんと握手した後、修士さんが配る。
 もちろん修士さんとも握手出来る。
 (1人1人に直接本人が配るんかぁ…)と、なんかしみじみ。
 
大荷物を持っていたにも関わらず、プレゼントじゃなくてスマン、とか思いつつ階段を下ってたら、何人かFC加入の申し込みをしていた。
 その輪を見た途端、
 「よし、入る!決めた!」
 とか言いながら用紙を貰いに行った人もいて、
 「すげ〜」と小声で思わず呟いてしまった。
 ライブ終了後のポ〜ッと熱に浮かされたノリでの加入は、どこか催眠商法みたいなもんやなぁとか、ちょっと失礼なことも思いつつ。
 
 今回、グッズは買わなかったけど、買った人は「Pistol Junkies」ブランドの袋に入れてもらえたよう。
 徐々に「Pistol Junkies」は大きくなっていっているようで良かった。
 

<感想>

FC会員を対象にした大掛かりなイベントは約2年ぶりに行われた訳ですが、2丁拳銃のファンは、本当にどんどん大人になっていってます。
 その“大人ぶり”が2丁拳銃が望む方向のものなのかどうかは、微妙ですが(笑)。
 他人に迷惑を掛けないという点では、良いものだと思うけどなぁ。


「今後、2丁拳銃にやって欲しいことは?」という項目が毎回2丁拳銃のライブアンケートに設けられる。
 そして彼らは、
 「イベントの打ち上げで絶対に見るから書いて下さい」と
 ライブのエンディングで念押しをする。
 
 ライブ中に“きゃぁ〜っ!”と雄たけびを上げたり目の前で自分をアピールすることはやらなくても、大多数の1枚としてちょこちょこっと書きたいことはあるので、なるべくアンケートは埋めて出す。
 「修士に一言」「小堀に一言」はもちろん、「やって欲しいこと」も。

 「やって欲しいこと」を書く時は、(まぁ、これが実現したら楽しいだろうなぁ)と深く考えないで出してくるが、数ヵ月後はそれが本当に実現してしまうことがよくある。
 「曲者」の大阪公演や、「百式」全国ツアー、アルバム発売など。

 最初は
 (わ〜、やった〜)
 と暢気に浮かれてたけど、最近は
 (“〜して欲しい”とファンが書いたこと全部をかなえようとして無理してないかな。
  大丈夫かな)
 と、ちょっとした心配も覚える。
 

 漫才単独をやる。
 コントオンリー単独をやる。
 単独ライブのDVDを出す。
 音楽のCDを出す。
 芸人達の音楽ライブの主催をする。

 こちらが思いつくことはもう一通りやってくれている。
 これ以上何があるだろう。


2丁拳銃の公式HPが起ち上がった頃、小堀さんがこんなかきこみを残していた(01年5月上旬頃)。

>(今までのかきこみを読んでみて)1番うれしかったものが
>2ちょけんファンは仲がよいというものでした。
>みなさん、2丁拳銃というオモチャをみなさんの遊び方でたのしんでください。
>オモチャをこわしてしまったり、人にめいわくをかけないように・・・

 「2丁拳銃=オモチャ」というのは、つい最近のインタビューでも言っていたから、小堀さんがずっと感じていることなのかもしれない。

 オモチャは遊ぶためにある。
 夢中の頃は、とにかく毎日それで遊び、少しでも大事にする。
 しかし、それに飽きてしまうと、あんなに魅力的だったオモチャはただのガラクタとなる。
 子供の頃に持っていたオモチャの大半は、今は影も形も無い。
 
 だけど、もう絶対使わないし遊ばない筈なのにどうしても捨てられないオモチャがある。
 普段はそのオモチャをまだ持っていたことすら忘れているぐらいなのに、偶に見つけると思わず取り出しては、汚れやホコリを拭ったりする。
 とにかく、あるだけで安心する。

 私にとって2丁拳銃はそんな存在なのかもしれない。
 2丁拳銃がどんな時でも1番大好きな芸人という訳ではないし、気持ちが離れたこともある。
 舞台を見に行って、イラ〜ッ!としたり頭を抱えてへこみながら帰ったりすることも、ごくごく稀にだがある。

 それでも2丁拳銃にどうしても戻ってしまう。
 2丁拳銃の世界観は、私の感情を突いて来る系統のものが多い。
 そういうものを見てしまうと、
 (あぁ、なんだかんだいって私はやっぱり2丁拳銃なんだなぁ)
 と思う。
 (今の2丁拳銃、何だか嫌だなぁ。あんまり見ない方が良いかも)
 と思うこともあるけれど、それよりは
 (2丁拳銃を見つけて良かったなぁ)
 と思うことの方が多い。
 


「今後、2丁拳銃にやって欲しいことは?」と訊かれたら、私はもう1つしか思いつかない。
 それは

 「出来る限りずっと、2丁拳銃であり続けて下さい」
 
 ということ。
 まだまだ2丁拳銃で遊びたい。
 出来るだけ長く、大切にしますから。


(04/2/3 記)


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