ハリガネロックin復活マンザイマニア

[出演]

ハリガネロック

POISON GIRL BAND

タカアンドトシ

はりけ〜んず

<開場>

18時55分ぐらいに入場。
 お客さんの入り具合はこの時間なのに7〜8割といったところ。
 真ん中ブロックはやや後ろ辺りまで席が埋まっていたが、両端ブロックは真ん中までぐらいが限度だった。

 圧倒的に女性が目立つ。
 私の横は、やたら目立ちたがり、ボキャブラリーが「超可愛い〜」と「マジカッコイイんだけど(orマジかっこよくねぇ?)」のお子達。
 場の空気を考えないアピールぶりに思わずにらみつけたこと数回(苦笑)。
 大体、人間って年をとれば丸くなるものなんだけど、私は年々カリカリの度合いがひどくなっている。
 まぁ、嫌だ。


<開演〜マンザイマニア:ハリガネロック>

5分遅れで開演。
 暗転中に轟いた曲は、「ストーンコールドスティーブオースティンのテーマ」。
 ハリガネロックの出囃子です。


□漫才:ハリガネロック

 ・地震
 ・火事(火災現場、消防士)

 (“ん?”というか、“あぁやっぱり…”というか。
  ともかく、私は微妙な気持ちでいっぱいになったオープニングでした。
  “コントが長、多、いる(要る)か?”なんてメモっていた)


■トーク

 ハリガネ登場。
 実はこのイベントは「ハリガネロックのEVENT6」でした。
 
 日本初のプロ野球のストが決行された日だったんで、NGKではこれをネタに入れた人が絶対多いと予想する2人。
 「芸人はスト出来まへんね〜ん」って絶対言うてるで、と松口さん。
 それを実証したいので中継で結びたいぐらいらしい。
 そこにお金使ったらアカン、と大上さんから止められる。

 今日の全体打ち合わせで、「ストをネタにした漫才はしないで下さい」とお願いした松口さん。
 他の人達は、(あぁ、ハリガネがするんやろな)と思ったらしく、あぁ、分かりました、えぇよえぇよと了解。
 しかしその後の松口さんから出てきた言葉が「選手も必死なんでね」だったんで、一同びっくりだったらしい。
 選手会の立場から反対なんか、と。
 前夜の「すぽると」で行われた「古田の涙」を映そうとするカメラマンとガマンする古田の攻防戦がかなり面白かったことなども話題に出た。

次のマンザイマニアはこのコンビ。

<マンザイマニア:POISON GIRL BAND>

□漫才:POISON GIRL BAND

 ・電車の車両の決め方

 (ゴメンナサイ、私はあまり合わない漫才でした。
  …何か、“漫才”というより“二人言”みたいな感じだった。
  お客さんよりも相方のほうを向いて喋っていることが全体的に多かったのが残念)


■トーク:ハリガネロック×POISON GIRL BAND

独特の“間”というか“空気”で、と松口さん。
 POISON〜を呼び込んでトーク開始。
 こんな時間からルミネに出たことは余り無いので緊張しっぱなしだったとか。
 ちなみに阿部さんが長髪を続けてるのは「ロックが好きだから」ということを知り、ユウキロックはちょっとテンション上がる。

POISON〜のコンビ名の由来を聞く。
 吉田さんが阿部さんにコンビ名を考えてきて、と頼んだら108個考えてきたので、その中から3つ選び、最終的に二人の意見が一致したのが「POISON GIRL BAND」だったらしい。
 POISON〜以外のコンビ名候補が「アベシンタロウ(阿部さんのお兄さんの名前)」と「鼻」だったと知り、108個からその2つを候補に残したことの方が気になる。

今はおとなしく、礼儀正しく振舞ってる2人だけど、楽屋ではとんでもないんですよ!と大上さん。
 楽屋に隠しカメラを仕掛けていたということで、楽屋の2人の様子をモニターで見ることに。
 楽屋の隅で体操座りしている阿部さんや、後輩に肩を揉ませている吉田さんや、触ってはいけない消火器をいじっている2人の様子などが明らかに(^^;。



次のマンザイマニアはこのコンビ。

<マンザイマニア:タカアンドトシ>

□漫才:タカアンドトシ

 ・絵本
 (リンク系のネタ。あんまり意味が無いと思っていたあるフレーズが実はオチの伏線だった、という。
 きれいな漫才でした)


■トーク:ハリガネロック×タカアンドトシ

1回目から「EVENT〜」は出たかったのになかなか呼んでくれなくて...とトシさん。
 「色々障害があんねん」という松口さんに「他事務所じゃないんだから!」。

最近、トシさんと一緒に遊ぶことが多いらしい松口さん。
 宮地さんも連れて海に行ったときのこと。
 松口さんが海に行きたい、サーフィンしたい、と言うので行ったのに、当の本人は砂浜に着くやいなや昼寝。
 起こすと渋々といった感じで海に入ったそう。
 そして、フォームも独学なので肝心のところで詰めが甘い。
 その日は台風が近づいていたので波が高かった。
 そういう時は一旦ボードの下にもぐってくるっと回して上に乗るらしいが、独学なのでそのあたりが上手くいかず、ボードの下にもぐるだけで一向に上に乗れないままその日は引き上げたそう(^^;。
 その様について「オマエ(松口さん)はナベか!」とツッこむトシさんが面白かった。

この波乗りの時、重大な失態を犯してしまった松口さん。
 海に来た時は、波にさらわれたりするのを防ぐため、車のキーをいつも首からぶらさげている松口さん。
 しかしこの時は寝起き直後で頭が回らず、首から外した車のキーをうっかり海パンのポケットに入れて海に入ってしまった。
 そのことを上がってきてから思い出し、崩れる松口さん。
 松口さんの車で来ているのでキーが見つからないことに帰れないため、同じように崩れる後輩達。

 そこで、トシさんに
 「もしかしたら波に戻されて波打ち際に着いてるかもしれへんから」
 と、探しに行くように頼んだ松口さん。
 そんな漫画みたいな上手い話があるか、と思いつつも先輩の頼みは断れないので、半ばアリバイ作りのような感じで適当に波打ち際に散策しに行ったタカさん。

 (あるわけねぇじゃん。ハイ、わかめ。ハイ、鍵…鍵!?)

 なんと、2個目で早くも見つけたそう。

ミスドのCMにも出演し、今はかなり知名度が上がっているだろうということで、タカアンドトシの知名度を調査したVTRを見ることに。
 「NEWS(なかよし(後にライセンスに交代)、ガレッジセール、シャンプーハット、アップダウンが組んでいたユニット)」に入れなかったことをへこんで愚痴ってたのも昔の話だ、と言う松口さん。
 愚痴ったことは無いと否定するタカトシ。
 調査人数は5人。

(1)タカアンドトシvsテツandトモ

 2年前、CS日テレで「吉本興業をぶっ潰せ」という企画があった。
 吉本芸人と他事務所芸人が対決し、他事務所芸人が勝ったら吉本芸人はその月の5じ6じ出演権を譲らなければいけなかった。
 その時、「and対決」という安易な理由でこの勝負も行われた。
 当時はテツトモの圧勝でした。
 ちなみに私はそれを何故か見ている。

 去年、一昨年やったらそらテツトモが圧勝やろうけど、今年やし、それに何といってもミスドのCMにオマエら出てるんやし、とハリガネ。
 結果…0-5でテツトモ圧勝。

(2)タカアンドトシvsシド&ナンシー

 シド&ナンシーは故人やし、宣材写真もオマエらはカラーやのにこっちはモノクロやし、とハリガネ。
 結果…世界的な知名度は伊達じゃなく、シド&ナンシー圧勝。

(3)タカアンドトシvsタコアンドウシ(蛸&牛)

 蛸と牛を知らない人はいないけど、「タコアンドウシ」と括られるものではないから、これには勝てるで、とハリガネ。
 これもタコアンドウシの圧勝。

(4)タカアンドトシvs安藤さん(東工大教授)

 ある意味“アンド対決”。
 調査場所が東工大付近というハンディを乗り越え、タカトシが3勝2敗で辛勝。



次のマンザイマニアはこの人達。

<マンザイマニア:はりけ〜んず>

□漫才:はりけ〜んず

 長いな〜、今日本当に出番あるのか思わず確認に行ったがな、と前田さん。
 よう笑うてるね〜、そうでもないときもあったけど、とも。

 ・洗濯に注意
 ・おかしなヤツ
 ・植草教授の“標準”って?
 ・おかしなアニメ
 ・オリンピック〜カッコイイ発言/悲しい発言
 ・カレー事件

 (今回の私の楽しみの1つだったはりけ〜んずさんの漫才。
 その期待が外れることはなく、予想以上だった。
 2人がお客さんの方を向いて掛け合う、“ベテランポーズ(逆ハの字型)”での漫才だったのも嬉しかった。
 自分らのネタに自信がある人達じゃないとなかなかできないポーズだと思うから)


■トーク:ハリガネロック×はりけ〜んず

ずっと出てもらいたかったんです、とハリガネ。
 殆ど初めてと言って良いぐらいの絡みだとか。
 前田さんはギリギリまでルミネに来ず、出番の時は舞台袖に荷物を持ってきて、ハケるとそのまま家に帰るのでなかなか付き合えない。
 家が好きらしい。

はりけ〜んずさんのネタ作りを聞くハリガネ。
 台本を予め作ってから合わせることはせず、前田さんが設定を思いつくととりあえずその設定に沿うことを2人で掛け合いながら形作っていくそう。
 台本に起こす暇は無いらしい。
 楽屋で改まって聞くとちょっと照れるけど、前から聞いてみたかったことらしい。

芸歴を聞くハリガネ。
 しかし、なかなか教えてくれないはりけ〜んず。
 「永遠の若手やから」とのこと(^^;。
 「永遠の若手」と「秘密兵器」がやたらと存在する吉本興業。
 客が引いても知らんで、ということを強調してやっと明かしてくれることに。

 新井さんは芸歴12年。
 ハリガネと同期ではないが、大体同じぐらい。

 一方前田さんは「16年」。
 なるほど、客席から微妙などよめきとリアクションが(^^;。
 「ほら〜」と前田さん。
 「オレ、昭和知ってんねんで」とも。
 同期は珠代ちゃんだが、何故か彼女はそれを言うと異常に嫌がるらしい。
 昭和天皇が崩御したのでその日のライブ出演が中止になった経験もあり。

前田さん、常々松口さんの声が汚いと思っている。
 松口さんは松口さんで、前田さんの声を汚いと思っている。
 前田さん、松口さんの声は「漫才を聞いてたらすかいらーくのシンボルマークの鳥も看板から逃げ出す」ほどの汚さだと主張して譲らない。

大上さんと前田さんが既婚者なので、「ヨメ対抗大喜利」が行われることに。
 事前に答えをフリップに書いてもらう。

1:「ウチの旦那のキャッチフレーズは?」

 大上嫁:「へそ」(理由:へそが汚いとか臭いとかだったような)
 前田嫁:「少子化問題にチョップ 愛のドメスティックバイオレンス」

 [大上嫁]

 旦那のキャッチフレーズに「へそ」って随分シュールやなぁ、と一同。
 大上さん曰く、奥さんはシュール系が好きらしい。
 独身の頃、大上さんとのデートをすっぽかして鳥肌実のライブに行き、2畳半ほどあるでっかいポスターを買ってきたとか。
 本棚には中島らもの本がずらーっとあり、最後の本は「ロシアンジョーク」らしい。
 何でそんなシュール系を好きな人がこんなベタ芸人の嫁になったのか、一同不思議。

 [前田嫁]

 子供が欲しくてたまらない前田さんに対し、奥さんは子供はまだいらないとツレないことから「少子化問題にチョップ」。
 妻が欲しくないといってるのに旦那がしつこく欲しい欲しいと迫ることはDVや、ということで「愛のドメスティックバイオレンス」。
 ちなみにキャッチコピーが無駄に長いのは、前田さんの奥さんはケンコバが大好きなのでその影響らしい。

2:「ウチの旦那の昨日の寝言は?」

 大上嫁:「僕にもいただけませんか」
 前田嫁:「年の数だけ豆食べや」

 [大上嫁]

 実際の寝言らしい。
 大喜利ちゃうやんけ、それやったらと非難される大上さん。
 大上さんもそのことについて一応意見を奥さんにしたが、「子育てで疲れてんねん!」と一蹴されたそう。

 [前田嫁]

 前田さんは節分にかなりテンション上がるそう。
 コンビニも1月中旬ぐらいから節分専用の棚を作るし、それに関するネタも出来るから。
 張り切って毎年豆を投げているそう。

3:「ウチの旦那がヨメに明かしていない秘密とは」

 大上嫁:「ハリーポッターの秘密」
 前田嫁:「実は前田吟の妾の子」

 [大上嫁]

 この答えについては、旦那も完全にお手上げ。

 「前田嫁」
 
 名字が“前田”ということと、最近のマイブームが「妾の子」というフレーズなのでそれを適当に繋いだんだろうとのこと。

「ヨメ対抗大喜利」は審査委員長・ユウキロックの大贔屓で大上さんの勝利。
 新井さんの「ウチの嫁の方が…」という反論に、「オレのヨメや!」と訂正する前田さんが面白かった。



最後のマンザイマニアはやっぱりこの人達。

<マンザイマニア:ハリガネロック>

□漫才:ハリガネロック

 ・陽向汰(ひなた・大上さんの息子さん)育てシミュレーション

 (「私には今のハリガネロックは無理だ」ということがはっきり分かったネタでした)


<コーナー〜エンディング〜感想>

◆コーナー

何でこんな服を買ってしまったんだろう…という服を着て登場するファッションショー。
 「千原兄弟のチョキ」でもそんな企画がありました、そういえば。

 大上:“全盛期の及川光博”を髣髴とさせるデカ襟カッターシャツと紫色のパンツ。
 松口:黄色地に黒のバラが散りばめられすぎているスーツ。
 新井:薄いピンク色のスーツにクロスのブローチ(総額20万円)
 前田:NARUTOのコスプレ
 etc…

 松口さんのスーツは改名直後に買ったが、さすがにこれはやりすぎだと自分でも思ったのでお蔵入りさせた。
 オーダーメードではなく市販品ということ一同驚き、売ってる場所を聞く。
 「大阪です。大阪ってやっぱり何でもありますね」と松口さん。
 大上さんがこの紫のパンツを履いて来ると、作家さんや松口さんは八神純子の「パープル・タウン」をもじって「♪パープル・パンツ、パープル・パ〜ンツ〜」と唄っていたそう。

 前田さんはアニメ好きでコスプレ好き。
 コミケに行くと芸人としてではなくコスプレーヤーとして写真をお願いされることが多いほど。
 大きな襟がひらひらしたシャツはコスプレでは結構重宝するので、原宿にまで探しに行ったこともあるがなかなか見つけられなかったらしい。
 自分が理想としているシャツを大上さんが着ているのが嬉しくてしょうがない前田さん。
 早速買取を申し出ていた。


◆エンディング

出演者の今後のライブ予定などを聞くと、「EVENTシリーズ」の恒例ポーズを行うため起立する客達。
 普段は早く帰ってあまり付き合いが無いので、こんな風にみんなで何かをするということが新鮮な前田さん。
 ワクワクしてきたそう。
 いつの発言だったか忘れたが、客席を見てハリガネに「こんなに人が集まってるのってメーデーぐらいしか見たことないで」と前田さんが言っていて、私はそれが妙にツボだった。

 EVENTシリーズもユウキロックGIGも今月でひとまずお休み。
 「新しいところに旅立ちます」とのこと(笑)。
 移籍や解散等考えられる範囲の「新しいところ」は否定。

 しかし、この「新しいところ〜」発言で客席がちょっと沈んでしまう。
 それを払拭しようとしてテンパり、自分で考えたフレーズを松口さんが噛むハプニングもあったが、どうにかこうにか「1、2、3、EVENT、EVENT!」コール&ポーズを全員でとって「EVENT6」終了。
 「これからもついて来て下さい」的ことを言っていた松口さん。
 何故このようなことを?

 幕が閉じた後も暗転してたのでエンディングVTRが流れることは分かってたけど、席を立った。
 丁度出口付近に差し掛かったとき、客席から「おぉ〜!」「えぇ〜!」とどよめきが。
 振り向くと、「ハリガネロックコントライブ white」の文字がそこに。
 16時半頃には「銃響曲(シンフォニー)」のフライヤーがあったところには代わりにこの「white」のフライヤーが置かれていた。
 

+++++++++++++++
<感想>

base時代にやっていた「マンザイマニア」には私は残念ながら縁はありませんでした。
 行けないながらも、「ハリガネロックinマンザイマニア」が開催される月はとても楽しみでした。
 漫才が好きで、漫才に誇りを持っていて、漫才に自信がある彼らだから出来るイベントだと思っているからです。
 後輩・先輩問わず、本当に「漫才」を愛している人達をゲストに呼んでいたことも誇りでした。
 「漫才」にこだわる舞台をやり続けるハリガネロックがとても好きでした。


偶々、ある新聞に今のお笑いの特徴についての記事が載っていました。
 今の主流は漫才ではなくてコントだと。
 テレビ映像に囲まれて育った世代には、喋りを聞いて状況を想像しなきゃいけない漫才よりも、設定が目で見えるコントの方が分かりやすくて笑いを取りやすいからだ、と。

ハリガネが漫才の中にコントや大仰な動きを取り入れるようになったのは、そういう傾向を肌で感じ取っているからかもしれません。

でも、そういうことを取り入れるようになってから私は、あんなに分かりやすかったハリガネロックの漫才が逆に分かりにくくなりました。
 (何故、ここでそれを入れるの?)とか(何故それを何度も繰り返すの?)と、「喋り一辺倒」の頃には感じなかった違和感やいらつきをネタ中に何度も覚えるようになりました。

ハリガネロックは一体、何をやりたいんだろうか。どこに行こうとしてるんだろうか。
 どんな形の漫才を私達に見せたいと思ってるんだろうか。
 ぼんやりながらも分かっていたつもりでいた「ハリガネロックの漫才」が、見えなくなってきました。
 「圧倒感」や「満足」よりも、「困惑」「戸惑い」を覚えながら劇場を後にすることが私は多くなりました。


「マンザイマニア」は、漫才に対するハリガネロックのこだわりが分かる舞台だと思います。
 2年半ぶりに復活した「マンザイマニア」で彼らが披露したネタは、2本とも「喋り以外の部分」を強化させた漫才でした。
 
昔からの「喋り」にこだわる漫才を見たかった私は、この2本を見たことで気持ちに1つの区切りがつきました。


「無性にハリガネロックの舞台を見たい」という気持ちが戻るまで、私はハリガネロックの舞台に積極的に足を運ぶことをしばらく控えようと思います。
 「楽しみ」や「期待」や「わくわく」といった感情が無いと、舞台の本当の良さや凄さを感じ取ることは出来ません。
 ハリガネロックを楽しむ気持ちやハリガネロックのこれからに乗りたいという気持ちが無いとは言いませんが、現時点では、私の中のそれらはかなり低いです。
 そういう気持ちのまま舞台を見に行っても、恐らく私は何を見ても否定的な感想しか持てないだろうという予感があります。
 色んなことに引っ張られずに客観的にまた舞台を見ることが出来るようになるまで、ひとまず距離を置こうと思います。


最後に。
 ハリガネロックは、従来のしゃべくり漫才の中に新しい試みを取り入れたネタをこれから作っていくだろうと思いますが、センターマイクから離れるようなことだけはあって欲しくない、と勝手に願っています。

 私はハリガネロックの漫才を見ていなかったら、漫才の面白さや魅力を知ることはありませんでした。

(04/9/20 記) 

ライブレポート
home