2丁拳銃の「拳(GU)」
(06/1/29)
[出演]
2丁拳銃/山本吉貴/ハローバイバイ/ニブンノゴ!/タカアンドトシ/トータルテンボス/パンクブーブー/あべこうじ
<オープニング> オープニングVが流れた後、2丁拳銃登場と思いきや… 「ニブンノゴ!森本が3回MVPを取ったため、今回は『森本のモー!』でお送りします…」 のアナウンスが(笑)。 (そういえば“森本のモー”は結局どうなったのかしら) と思ってた矢先だったので、この展開は思わずにやり。 大拍手で森本さんを呼び込むお客達。 一方森本さんはそうなることもあると予想はしていたとはいえ、実際に始まってみると緊張も高まり、物凄い困惑顔。 不安げな調子ながらも「拳(GU)」初MCをこなすことを約束。 メンバー紹介。 今回は出演者ごとに「今年とはいってもここ1ヶ月以内に起きた大事件」を聞いていく。 各コンビごとのキャッチコピーも頑張ってつけていく。 (1)“ヨゴレンタルラジオ”パンクブーブー( →黒瀬さんは「(大事件は)無いです」とキッパリ。 一方テツオはというと「近所にUFOが出た」「隣に強盗が入った」「実はトラックにひかれた」と数々の大事件を淡々と話したが、なんといっても一番の大事件は「込んでる病院に行ったらすぐに呼ばれた!」だそう。 わぁー、それはすごーい(棒読み)。 (2)"主軸のいない”ニブンノゴ! →“リーダー”の面目丸つぶれの宮地さんの大事件は「隣のオバチャンが最近彼氏が出来たらしく夜中の3時に物凄いお盛んな声が聞こえるようになったこと」だそう。 おーちゃんの大事件は最初から聞く耳をもたれず。 それについて何の不満も持たないのもまたおーちゃん。 (3)“ハンパねぇコンビ”トータルテンボス →3組目で早くもネタ切れのような(^^;。 藤田さんの大事件は「ヤン車を運転したら警察官から車を止められた。トランクの中も見せろといわれたので見せたら運悪くコントで使う小道具の腕のマネキンとアフロヅラが入っていた。芸人と分かってもらうため警察官の前で実演した」というもの。 (4)“でこぼこコンビ”ハローバイバイ →金成さんは「へこんだ時はいつも屋上で歌うことにしているので、正月3日めくらいにいつものように屋上でミスチルの「星になれたら」を大声で歌ってたらカップルが自分を遠巻きに見つめている姿を発見。 引くにひけなくなり歌い続けたがさりげなく屋上への出入り口のほうにフェードアウトしたこと」。 一方関さんの大ニュースは「実家の寿司屋が1月いっぱいで閉店する」。 これはこちらも驚き。 閉店後はアパート経営をする予定らしいが、何とそのアパートが例の偽造元建築士が関わっている物件らしい。 今彼が手がけている物件はかなりの安値なのでお父様は買う気満々らしいが、もちろん家族は大反対。 必死に止めている最中らしい。 (5)“ザ・ピン”山本吉貴 →さすがにここまで来ると(もりもっちゃん、無理しないで良いよ…)と言いたくなるほどの苦戦っぷり。 まぁ、もう1年やってるからなぁ、そら“ザ・ピン”やで、とヤマモ。 そんなヤマモの大ニュースは 「ピンも2年目やし去年は2回戦まで行ったから今年は準決勝ぐらいまでは行ったろうと思っていたR-1に1回戦で落ちたこと」 だそう…。 前田ししょうとやったM-1予選ですら3回戦まで行ったのに…とピン芸人としてはかなりショックな模様。 (6)“北海道から来た漫才師”タカアンドトシ →「朝青竜優勝ならず」(タカ)。 (7)“2丁拳銃”2丁拳銃 →そのまま!とびっくりな2丁拳銃。 オレらにも何か言うてよ、とねだるがテンパっている森本さんにそれを望むのは無理。 時間が押しているから、と“2丁拳銃の大事件”を聞く時間もすっ飛ばして、タイトルコールに臨む。 ところが。 いくら森本さんが威勢よく「森本モーのモー!(本人曰く、“井上マーのような感じで、“森本モー”らしい)」とコールし客もちゃんと「モー!」と声&腕を上げても、暗転にならない。 コールの口調やセリフを変えたり「暗転して下さ〜い」といくら懇願しても照明を落としてくれない意地悪照明さん(笑)。 そこに、つかつか〜と出て来た修士さん。 「2丁拳銃の〜」とコル。 すかさず客も「拳(GU)!」。 さっと暗転(^^ゞ。呆然とする森本さんをピンスポットが悲しく照らす。 |
<風船カーリングバトル> 小堀チーム(小堀/ハローバイバイ/トータルテンボス/山本)とタカアンドトシチーム(タカアンドトシ/ニブンノゴ!/パンクブーブー)に分かれて対決。 針がついているヘルメットを被って回転椅子に座り、壁に貼ってある風船を割れればクリアー。 一昨年の4月にやった「拳(GU)」の「椅子ころころ風船割りバトル」に似たようなもの…というか全く同じだったような…。 MCは修士さん。 1回戦:トシvs山本 →割りやすい大きさの風船だったのに、まさかのまさかで外したトシさんに一同唖然。 挑戦前、椅子に座ってたら背後に潜む金成さんから外されたりいきなり押されたりと翻弄されるヤマモだったが、無事クリアーし、10Ptゲット。 なお、万が一お客さんの方に挑戦者芸人の椅子が突っ込むことが無いように、関さんがガードを買って出る。 2006年の関さんは“いいひと”になるらしい。 2回戦:タカvs藤田 →挑戦前、トシさんにコツを尋ねるタカさんだったが「オレに聞かない方が良いよ」といささか拗ねていたトシさん。 相方のアドバイスも得られず、派手に壁に激突したにも関わらず風船も割れず…。 一方の藤田さん。 動き出した途端、身体が回転して方向も狂ったので(あぁこれはアカンかも)と思ってたら、全身を針にモデルチェンジしたのか身体のどこかにある針で風船を割るミラクルが。 30ptゲット。 最終戦:50ptを賭けて期待の星・大川さんを送り込んだタカトシチーム。 しかし、風船の位置を軽く通り過ぎてしまい、焦って咄嗟に手で割ろうとしたものの掴み損ね、シュウちゃんいわく「チカンや!」というに相応しい不自然な手の動きを見せたまま舞台袖にそのまま消えていったおーちゃんだった(笑)。 これで小堀チームの勝利確定。 時間も無いしこれ以上面白いもんが生まれそうにも無いのでここで終わって良い、という小堀さんの言葉でこのゲーム終了。 壁に激突する、というか激突するようにチームメイト全員から送り出されるコホリンを見れると思ったのに残念。 |
<賞金争奪伝言チャレンジ> MC:修士 参加者:小堀/タカ/大村/関/宮地/パンクブーブー ルール:賞金の金額ごとにお題の伝言方法が決められている。途中でお題が変化しても、最終的にトリの人が正しかったらOk。 ただし、賞金は個人ではなくチームに与えられる。そして「1割引かれます。僕らは吉本なんですから当たり前です(修士)」らしい(^^ゞ。 (1)口パク(賞金3000円) 大村→タカ→関→宮地→黒瀬→テツオ→小堀、の順で「ルミネtheよしもと5周年」が最終的に伝わればクリアー。 修士さんがお題を発表する間、挑戦者はアイマスク&イヤホン(大音量で音楽が鳴っている)を着用することになっていたが、何故か小堀さんに与えられたものは「ラジカセ(他の人はi Pod)」&「フルフェイスのマスク」。 1人だけ勝手が違ってオタオタしている小堀さん。 伝言開始。 初っ端から大村さんが「うみでさんごともにひっかかってしゅうでん(海で珊瑚と藻にひっかかって終電?)」と、完全に形を無くしてしまい、客席からはため息が。 タカさんも「ゆみでくまをしとめてくれ(弓で熊をしとめてくれ)」と、新宿で起こりそうにも無いシチュエーションに。 突然、何故か小堀さんが慌て出す。 「音鳴らなくなってん。あんな、カセットが止まんねん」と、オートリバースじゃない旧式も旧式のラジカセのせいで一時中断。 始まる前も小堀さんで手間取ったため、きっちり屋のシュウちゃんはイライラ。 「何やねん、オマエ!今度から終わりそうになったらチャッチャと変えろ!」と、当り散らす。 この時だったか忘れたが、どさくさにまぎれて「何やねん、オマエ!しねっ!しんだらエエねん!」とまで言っていたが、チハラトークでかなり聞き慣れているフレーズなだけに、(シュウちゃんの“しねっ!”は歯切れが良いなぁ)程度にしか思わず。 仕切りなおし。 何と関さん「るみねでくまをつかまえた(ルミネで熊をつかまえた)」と、最初のフレーズだけでも何とか戻すことに成功。 客席から歓声が上がる中、狐につままれたような2人(大村&タカ)。 しかし“熊”はよほど伝わりやすい言葉らしく、リーダーは「るみねでくま(読み取れず)いりした」と伝言。 (黒瀬)「つ(す?)みれねくまをたおした」→(テツオ)「ルミネでうわっとたおした」と、もはや日本語になってない文を伝えられた小堀さん。 困惑の後、「ルミネでいわおたおれた(ルミネで岩尾倒れた)」と、“ルミネ”しか伝わらず。 (2)クイズ(6000円) 宮地→小堀→タカ→大村→黒瀬→テツオ→関、の順に並び替え。 ラジカセから開放された小堀さん、「音エエわ〜」と喜んでいたので一同i Podに当たったのだろうと思っていたら大村さんか誰かが「小堀さんの、CDプレーヤーですよ」と暴露。 既に小堀さんはアイマスクもして音の中に埋もれていたので、敢えてこの事実には触れないようにする芸人達。 そして、リーダーは緊張感のカケラも無い「へぷしっ!」というコントチックなくしゃみをする始末。 修士さんがクイズを出すので、答え→その答えがでるような問題→答え…と繰り返し、最終的にトリの答えが修士さんが出した元のクイズの答えとあっていればOK。 問題:「信号の止まれは赤ですが進めは?」 大村さんから「青色」と伝えられた小堀さん。 遠目からも分かるぐらいにや〜っと嬉しそう。 嬉々としながらタカさんに 「2丁拳銃の名曲といえば?」 と、(そりゃそれしか無いわな)というクイズを出題。 「イケんちゃう?」と出題者本人はすっかりその気。 ところが、(1/2の確率で起こりそう)と思ったもう一つの方を答えてしまうタカさん。 「『逢いたくて』!」と、間違ってはいないけれどもこの場合はアウトの回答が。 あ〜ぁ…とがっかりするお客さん多数。 「タカ、嫌いや。もう嫌いや」と、子供のように拗ねる小堀さん。 曲名も歌手も間違えていないのに…と訳が分からないタカさん。 「逢いたくて」を踏まえた大村さんの出題は「エグザイルの新曲は?」。 黒瀬さんの答えは「逢いたくて(正確には『ただ…逢いたくて』だが)」。 しかし、これを聞いたテツオさんが関さんに「ニチョケンさんの曲で一番有名な曲は?」と、偶然とはいえ振り出しに戻してくれることに! 一同これには大喝采。 しかし、関さんは「えー、オレ2丁拳銃の曲知らないよー」「だって売れてないじゃん!」と、正しい事実を述べながら一同を不安に陥れる。 トリは答えをフリップに書くことになっていたが、挙句「漢字じゃなくても良いですか?」と、嫌な予感がする申し立てまで始める。 (これは、“逢いたくて”の方だなぁ)と諦めたが、人の裏をかくのが得意な関さん。 修士さんの出題に「あおいろ」と、ひらがなで書かれたフリップを堂々と披露。 一同褒め称える。 ちなみに何故「漢字じゃなきゃダメ…」と聞いたかといえば、「逢いたくて」と「青色」がごっちゃになってしまい、あり得ないフレーズがその時は浮かんでいたからだとか。 (3)クラブ(5000円) 舞台を“大音量がフロアに鳴り響いているクラブ”に見立て、お立ち台からフロアに待機している人に叫び掛ける。 並び順は先ほどと同じ。 お題は「朝までダンスしようぜ」。 小堀さんには正しく伝わったが以降は 「裸でダンスしようぜ」→「裸でキャンプしようぜ」→「裸でジャンプしようぜ」→「博多でライブしようぜ」→「明け方の談志師匠」と、なにやら重みがある答えにいつの間にか変化。 MVPは賞金ゲットに大きく貢献した関さん。 |
<嘘リアクション決定戦> 今思い返せばある意味凄い皮肉がこめられたコーナーだったようにも思う。 嘘の罰ゲームをやるが、本当に罰ゲームをやっているように見えるリアクションを取った人が優勝、…という個人的には(なんだかなぁ…)な空気が漂うコーナーだった。 “嘘”と分かっているので、しらけるというかなんというか。 “痛い痛い!”や“熱い熱い!”や“人間圧縮”系は嫌いとはいえ、どうせやるなら“悪運王決定戦”みたいにとことんまでやる方が良いような気もした。 1回戦 第一試合:森本vs山本(電池無しの低周波マッサージ)→勝者:山本 第二試合:トシvs藤田(青汁に見立てたおいしいオレンジジュース)→勝者:トシ 第三試合:小堀vs黒瀬(ワサビが入っていない美味しいお寿司)→勝者:小堀(MCのシュウちゃんが「あぁ〜、小堀ようこんなんやってるわ〜。こんなんするわ〜」と、実況とも妨害とも取れる解説を加えていたのが何となく可笑しかった) 第四試合:金成vs大川(毒蛇に見立てた蛇革ベルト使い)→勝者:金成 準決勝 第一試合:山本vsトシ(ゴムパッチンに見立てたビニール紐パッチン)→勝者:山本 第二試合:小堀vs金成(電気椅子に見立てた事務用椅子)→必死に修士さんに己の頑張りをアピールしてた小堀さんだったが、公平なMC・修士さんは迷った末に金成さんを勝者に認定。 決勝 トシv金成(熱湯風呂に見立てた空の金だらい)→トシ優勝。MVPも獲得 |
<お客様借り物バトル> 2006年もH・A・P・P・Yな空気を客席に撒き散らしながらMC・あべちゃんが登場。 小堀チーム:小堀/ニブンノゴ!/タカアンドトシ 修士チーム:修士/ハローバイバイ/トータルテンボス/パンクブーブー/山本 に分かれて対決する。 借り物が紙に書いてあるので、それをお客さんに貸してもらう。 全員借り切った方が勝ち。 舞台ー客席の連携も良く、大概のものがポンポーンとお客さんから気前良く提供される。 でもなぁ、「生理用品」ってのを借り物にするのはどうなんでしょ。 イベントのリズムを崩さないで提供するお客さんがいてくれたので良かったけど、事前にそういうものは外すデリカシーみたいなものはちょっとは欲しい。 「ニブンノゴ!大川の写真」や「芸人との2ショット写真」など、あるところにはあるのねぇ〜と感心しながら見ていたがそういう自分も懸賞で当てた修士さんのワンショット写真を“強運のお守り”として持ち歩いているので、他人のことはとやかく言えないとちょっと反省。 イベント中はすっかり忘れていたこととはいえ。 「2丁拳銃のCD」も持っていたお客さんがいたからすんなりと提供が行われ、2丁拳銃、どことなく2人とも嬉しそうだった。 目の前のお客さんから「無印良品の商品」や「薬」などが提供されるなど調達の苦労が殆ど無かった(あべちゃんから「ちょっとは動けよ!」と怒られるほど)小堀チームが勝利。 MVPは、ゲーム中、実はしれーっと参加していたのに全く違和感が無かった“モッコスファイヤー・オノヅカ”さんに決定。 総合MVPも授与されたので、後2回彼が頑張ればいつかは 「オノヅカのカー!」 も開催される…ということをいまいち分かっていないオノヅカさんだったが、最後は「オノヅカのカー!」を何の臆面も無くやり遂げ、 「森本モーのモー!」もとい 「2丁拳銃の『拳(GU)』!」もとい 「オノヅカのカー!」 終了(笑)。 |
<感想>
仕方が無いこととはいえ、抜群のチョケとボケを発揮していた次長課長がいないのは痛くて寂しい…(苦笑)。
次回はうめだからフットボールアワーを呼ぶので、今後うめだとの交流が活発になるのなら、シャンプーハット&野生爆弾、そして他事務所とはいえ超新塾の新宿イーグル(というか溝)とトーキョーハイライトの諸岡氏(諸っち)を呼んで、まさかの「シバキ]復活とかなれば良いのに…と思いつつもやっぱりそれはダメだよなぁ…と反省。
それにしても次課長がいないことをこんなに寂しく思うとは自分でも意外だった。
いた頃はあのチョケぶりに時々本気でうんざりしたこともあったのに…(06/1/31記)。