ザ・2丁拳銃(at吉本ゴールデン劇場)
(出演:2丁拳銃/パタパタママ/串間あつじ/アベドゥ)

<オープニング>

ゴールデン劇場の客入れの音楽はスネオヘアー。
 その音量がだんだん上がっていき、場内も暗くなる。
 テンションも徐々に上がった途端、バンッ!と音楽が止まる。
 私は今回前から2列目だったので、暗転した中、幕が開く様子が見えた。
 こんな感じのオープニングだと、ブリッジが流れることが多いので、ちょっと期待したがそれは無し。
 再び音楽が流れると、舞台にスポットが点き、色がめまぐるしく変わる。
 そして明転すると…

2丁拳銃登場。
 お客さんのテンションは、何かほわ〜んとしていた。
 シ〜ン、では無い。けれど「キャァ〜ッ!!!」でも無い。
 (わぁ〜、ニチョケンやぁ〜)と、のほほんと2人を見ながら拍手を送ってた人が多かったよう。
 彼女のツレかもしれないけど、割と男性もちらほら見かけた。

修士さんは白に赤紫系の飛沫が散っているデザインのシャツにジーンズ。
 小堀さんは赤のポロシャツっぽいものを着ていた。インナーは白の襟があった。こちらもジーンズ。そして腕には「2丁拳銃リストバンド」。
 いつでもどこでも“2丁拳銃・小堀裕之”な人。

修士さんによると、自分達はゲストで、福岡の芸人に呼ばれて後から出て来るものだと思っていたそう。
 まさか最初から出てきてMCをやるとは思わず。
 「ちょっとした単独みたいな感じやなぁ」と小堀さん。
 
 「ザ ○○」シリーズも始まった当初はニチョケンが思ってるような形式だったんですけどね。
 気づけば「プチ・単独」みたいな形式に変わっていた。

福岡の芸人と絡むようなイベントは約3年ぶり。
 「オレ、覚えてるで。男前がどうのこうの、っていう奴やろ?」と小堀さん。
 「COOL IMPACTですね」と、イベント名ばっちりの修士さん。
 「当時はなぁ、オレも男前やったんやて、ってやかましいわ!」と小堀さん(笑)。
 
 (当時のつたないレポートはこちら
 確か当時の私は前の方でめっちゃ修士さんにはしゃいでいたような覚えが(^^;)

 もうすぐ「吉本の男前・ブサイクランキング」の発表の時期。
 8位あたりをウロウロ、なんて中途半端なことはせず、もっと上を目指せ!と小堀さんにハッパを掛ける修士さん。
 地味に小堀さんは毎年順位を上げてるんですよね(^^;。
 ほんこんさんは殿堂入りしたし、フットののんちゃんもこのまま行くと殿堂入りが目に見えてるので、次の椅子は小堀さんが奪え、と。
 素で嫌がってた小堀さんでした。

メンバーを呼び込むことに。
 「バッテキ!」関連で何名かは知ってる2丁拳銃。
 ちらりと毒を吐く小堀さんをたしなめる修士さん。
 まぁ、毒も吐きたくなるわなぁ、なんて(^^;。

<1・アベドゥ>
 ヤマドゥは「バッテキ!」で絡んだことがあるので知ってるけど、相方の阿部さんのことはあまり知らない2丁拳銃。
 阿部さんがタメと知り、ちょっと驚く。
 そして、ヤマドゥのスーツと全く同じものを小堀さんも持ってることが発覚。
 生地を選んで仕立ててもらうものらしい。
 そう言われたら、小堀さんがそんな感じのスーツを着てるのを見たことがある気もするが、体型が違うこともあり今まで気づかなかった。

<2・串間あつじ>
 こちらも「バッテキ!」で一緒に仕事した経験あり。
 初めて、あつじくんは裸足で舞台に立つ芸人だと知った2人。
 あつじくんはピン芸人だけどM-1の時期は他のピン芸人と組んで挑戦してたのでその話。
 3回戦で、あつじくん曰く「華々しく散りました」とのこと。
 前の相方(マントヒラリ)の近況を聞く2丁拳銃。
 ハリガネも聞いてたなぁ。

 NGKの準決勝か3回戦のビデオを見せてもらった小堀さん。
 プー&ムーのネタ「♪世界に1つだけの、ブロッコリー!!」の福岡の反応はどうなのかを聞く。
 東京でもウケてたやん、と修士さん。
 このネタを見て以来、小堀さんの頭の中は、SMAPの「世界に1つだけの花」のサビに差し掛かると、条件反射的に
 「世界に1つだけの、ブロッコリー!!」に変換されるらしい。

<3・パタパタママ>

 木下君とは「バッテキ!」で仕事経験あり。
 相方の下畑さんとは初絡みで、パタママと舞台での仕事はやったことが無いらしい。

開演する時、小堀さんが
 「みんなでな、声出そう!
 オレらがな、『ザ!』言うたら、お客さんが『2丁拳銃!』って言うねん」と提案。 
 「お客さんの方がいうことが多いね」と修士さん。

 ならば、ということで
 客が『ザ』→芸人が『2丁拳銃』→全員で『スタート!』はどうか、と提案。
 ただし、
 「『ザ』いうタイミングは各々に任せます」とのこと(^^;。
 誰の『ザ』に合わせるかも自由らしい。

結局、普通に芸人達で「ザ・2丁拳銃スタートです!」と叫んで開演。


<ネタ>

1・アベドゥ(漫才)
 
 ・建前と本音〜好みの条件
 ・デートの練習

 (デートネタで「ピクルス抜いてください!」をやったヤマドゥ。
 相方はめっちゃ慌てていた(笑)。
 フットの“ファンレターネタ”やチャイマの“手紙・辞書系”ネタみたいに、ピクルスネタ=2丁拳銃という図式が出来た、ということだなぁ、なんて思った)

2・串間あつじ(漫談)

 ・変なものにツッコミ〜野茂のある一瞬の顔、実家、宮崎県、バカップル

3・パタパタママ(コント)
 
 ・ジャンボ木下のラジオ番組

4・2丁拳銃(漫才)

 ・ご対面番組の司会
 ・ストーリーテラー・小堀〜恐い話編
 ・天使と悪魔

 (パタママのセット撤収からセンターマイク配置まで時間がかかり、「44口径」が下手すれば2番まで聞けそうだった(^^;。
 やっぱり、「〜2丁拳銃 駆け抜ける、ちゅるるる〜る」のとこで出て来て欲しいな。

 「ご対面番組の司会」で、修士さんが
 「オマエのその顔じゃ出来へんわ〜」と小堀さんを指差すと、小堀さんも
 「オマエこそでけへんわ〜」と差し返す。
 「いやいや、オマエや!(笑)」「オマエや!(笑)」と、じゃれ合うようにも見えた。

 ストーリーテラーのネタは、初めて見た。
 ネタ運びが手探りぽかったような。
 自分は恐い話の名手と主張する小堀さん。
 「恐い話の“こっほ〜ん”言われとった!」というセリフがあったが、これはアドリブだったそう(^^;。
 「無理にボケんでエエから!」と修士さんに言われていた。
 ありえそうなあだ名やけど、と2人。

 ルミネに比べると、いい感じで2人とも肩の力が抜けててリラックスしていた。
 そういえば最近見るライブは、割と枠組がきっちりしているのが多く、こんな風にのびのびしてる2人を見るのは久しぶりかも。

 ネタ中、小堀さんは
 「自分だけ?何かものすご楽しいんやけど」と連発していた。


<コーナーその1:芸人愚痴屋台>

「バッテキ!」でこういうコーナーがあるらしい。
 今回はその芸人版。
 屋台の主人に扮した2丁拳銃が客として訪れる芸人の愚痴を聞いてあげる。

 ちなみに、屋台で出される飲み物は本物。
 「全部発泡酒ですね」と小堀さん。
 4種類あったビール系はすべて発泡酒。
 修士さんはあまり発泡酒を知らないらしく、小堀さんの説明を素直に聞いていた。
 
 メモってないから詳しいことは忘れたけど、お酒を使った下ネタを小堀さんが発し、客が静かに引く一幕も(^^;。
 「オレだけ?めっちゃはしゃいでんの?」と小堀さん。

 小堀さん、水割用のペットボトルがずんぐりむっくりなのを見て
 「3Dやな!」と一言。
 「…何言うてんの?」と怪訝そうな修士さん。
 形がこうこうだから…という小堀さんの説明を聞き
 「2頭身ってことを言いたいんか?」と推理。
 「2頭身ってどんなん?」と素で訊ねる小堀さん。
 “頭身”の意味から説明する修士さん。
 どうやら小堀さんが言いたかったことは、「2頭身」であることが判明。
 「3Dってどっから出て来たんや!」と修士さんにつっこまれ、いささか恥ずかしそうな小堀さんだった。

1組目:アベドゥ来店。
 座る前、妙なミニコントをやっていた。

 アベドゥの注文は2人とも「焼酎」。
 焼酎を口に含み、それをコップに吐き出したものをヤマドゥに渡した小堀さん。
 物凄い抗議を浴びる(^^;。
 ちゃんと普通のものを作り直したが、「オレも飲んでいい?」と言いながら小堀さんも自分用に作る。
 小堀さん、いも焼酎が好きらしい。
 
 ヤマドゥは相方の阿部さん曰く「焼酎1升を空けるのは訳無い。ほっといたら朝まで飲む」ほどの酒豪。
 「オレは飲みながら喋ってるのに、オマエは飲むだけで全然喋らへんやんけ!」と小堀さんからつっこまれるほどの飲みっぷりを早速発揮していた。

 アベドゥのコンビ仲を聞く2丁拳銃。
 阿部さんが芸暦は1年ぐらい先輩なので最初は敬語を使っていたヤマドゥだけど、今ではタメ語を通り越し、主導権はヤマドゥ。
 打ち合わせの時間はヤマドゥが決め、その時間に阿部さんが行っても1時間半は待たされるのがザラとか。
 驚く2丁拳銃。
 打ち合わせは夜からだが、ヤマドゥは夜通し飲んでたり、夜から朝までバイトをしてるから中々無理らしい。
 そして、阿部さんは朝から夕方までバイトと聞き、「自分らいつ会えんねん!」と小堀さん。

 気を取り直し、アベドゥの悩みを聞く。
 彼らの悩みは

 「人気が無い」。

 「そうかぁ〜?結構自分ら男前やん。(阿部さんに)自分、ハリガネロックにいそうやで」と小堀さん。
 「間違いなく、それは大上さんやな」と修士さん。

 今日、アベドゥが目当てで来たお客さんは?と聞くと1名のみ。
 ほらぁ〜、とアベドゥ。
 ファンレターやプレゼントなど、たくさん貰ってる芸人を見ると、ちょっと羨ましくなるそう。

 焼酎を(色んな意味で)バカバカ飲みながら、アベドゥの悩みを聞いてた小堀さん。
 「1回しか聞かへんCDを100万人が買うよりなぁ、1人が100万回聞くCDの方が価値があるねん!」
 と名言を吐き、客席から「おぉ〜」という感嘆と拍手をもらう。
 それを肴に、ますます焼酎をかっ食らう小堀さん(^^;。
 
 プレゼントも別に良いものばかり貰うとは限らない。
 修士さんは嘗て、「カブト虫」を貰ったことがある。
 それも、カゴのままだったらまだしも包装されたカゴを渡されたので、傍目には普通のプレゼントの箱。
 だけど、「カサカサッ」と何かがうごめいてる音が確認されるので、結構恐いものがあったそう。
 そして、開けてみたら既に1匹は亡くなっていて、硬くなっていたらしい(^^;。

 ヤマドゥはファンが自分で作ったトレーナーを貰った。
 だけど、正面はヤマドゥの顔写真がでかでかとプリント。
 裏はヤマドゥのプロフィールが載っているので外にはとてもじゃないが着ていけない。
 (ヤ)「好きな食べ物:レバーとか書いてあるんです」
 (小)「自分、レバー好きそうな感じするわ」

1組目で結構時間を食いそうなので、「もうすぐ看板なんですわ〜」と最後は無理矢理追い出す2丁拳銃。
 お代は頂かないが、こころざし(?)を置いてもらうのがこの店のルール。 
 ヤマドゥは限度額いっぱい借りている某カードローン会社のカードを置いていった(苦笑)。

 次の客がやって来るのを待っていると
 「舞台やと酔うな」と小堀さん。
 (修)「違いますか?」
 (小)「あのね、照明。
   それとな、オマエしっかりしてるやん。いや、オレしっかりしてないやん(どっちも同じこと言ってると思うけど)。
   横にしっかりしてるのがいるとな、安心できんねん」みたいなことを言っていた(笑)。
 
 数々のびっくり酔っ払い伝説を持つ修士さんは、コンビが2人して酔っ払う訳にもいかないこともあり、一滴も飲まず。


2組目・串間あつじ

 「もう少し飲みたいなぁ。おっ、こんなとこに屋台がある!ちょっと入ろう」
 みたいな感じのセリフを言って入ってきたあつじくんに
 「2丁目の新人の時、そんなん言ってコントに入ってたわぁ。
 『髪伸びてきたなぁ。おっ、こんなとこに床屋出来てるわ。ちょっと入ろう!』
 みたいにな。めっちゃ恥ずかしいねんな」と小堀さん。

 実はあつじくんの家に行ったことがある小堀さん。
 あつじくんも東京の小堀さんの家に泊めてもらったことがあるらしいが、

 (あ)「どこも連れて行ってくれないんですよ!」
 (小)「アホかぁ、家の前の歩道橋に連れてったがな!」
 東京で連れて行ってくれたところは、家の前の歩道橋とルミネだけだったそう。
 客席で2丁拳銃のネタを見たあつじくん。

 あつじくんの注文は発泡酒。
 泡:ビール=9.5:0.5、という器用な比率にビールを注いで出した修士さん。

 あつじくんの悩みは
 「結婚したいが相手の親が許してくれない」

 付き合って1年ぐらいの相手がおり、あつじくんは結婚したいが相手の親が難色を示しているそう。
 相手の実家はお寺なので、あつじくんが寺を継ぐか芸人を続けるか、という問題もあるそう。
 あつじくんとしては、少しでも受け入れてもらいたいので坊主頭にしたが、却って逆効果。
 ふざけてる、と思われてしまったそう。

 あつじくんの定期的な収入は月3万ということで、これには2丁拳銃も客もびっくり。
 「ごめん!オレでも反対するわ。月3万のとこに娘はやれんわ」と修士さん。
 「彼女のお父さんに、オマエは情けかけられてる」とも。

 「でもな、結婚て書類1枚やん。やろう思ったら出来るもんやで。あぁ、でも反対されとるんかぁ」
 と焼酎を飲みながら経験者・小堀さんが入ってくる。
 酔っ払ってることもあり、ぶっちゃけトークを始める小堀さん。
 小堀夫妻のある事情に隠された理由は、(あぁなるほど)なんて思った。
 分かるような気はした。
 それにしても、小堀さんの結婚話はどうして最後は保健体育の授業になるんだろうか(^^;。

 面白かったら誰からも文句は言われへん、と2人。
 今は月3万しか稼いでないけど、3年後見といて下さい、バッチリ売れてますから、と相手の親に言って来い、とハッパを掛けるが、あつじくんはこの提案にびびっていた。
 もしくは、本当に修行をし、「故人は明るいことが好きだったので、賑やかに…」という葬式専門の坊主になることも提案。
 これにはちょっと前向きなあつじくん。

 こころざしの時、ポケットに入っていた小銭を渡そうとしたら怒った小堀さん。
 「後輩に出させる訳いくか〜っ!」と。
 「シャンプー歌劇団」を思い出す。
 結局、舞台に落ちていたペンライト(スタッフが暗転の時に使う)を渡していた。


3・パタパタママ

 木下君は酒が全く飲めない。
 ならば、と氷を手渡しする小堀さん(^^;。
 修士さんが「水飲むか?」と聞く。
 2頭身、もとい“3D”のペットボトルの出番がやっと来た。

 下畑さんの悩みは
 「家のドアの前におっさんが住み着き始めた」こと。

 ある寒い日、外出先から帰ってくると、ドアのところに何か物体が転がっているのが見えた。
 近づくとどうやら人間。
 かなり寒い日だったので、(これは死んでいる)と思い込んだ下畑さん。
 しかし、声を掛けると寝返りを打ったりするんで、生きていることは確認。
 だけど、名前など聞いても知らんぷりを決め込むおっさん。

 翌朝はいなかったのでホッとし、仕事に行った下畑さん。
 しかし、夜帰ってくるとあのおっさんがまたも玄関先に。
 しかも今度は寒さがこたえたからか、どこからか布団を調達している用意のよさ。

 このまま住み着かれたら本当にかなわないので、気合を入れて問い詰めた下畑さん。
 おっさんは自称「102号室に住むモチダ」で、「部屋の天井から有毒ガス(←曖昧)が降ってくるから部屋にいられない」らしい。
 モチダさんは全然下畑さんの家の玄関前から立ち退く気は無い。
 最近では下畑さんのドアのノブにハンガーで服を吊るしだすなどだんだんエスカレートしているらしい。

 大家に相談すれば?と木下さん。
 天井からはそういうのは降らないですと言われた、という下畑さんに一同
 「聞くところはそこやないやろ!」つっこむ。
 そして、モチダさんもそのアパートの住民なので、いくら下畑さんの家のドアの前にいても、不法侵入などの罪にならないらしい。

 小堀さんがホームレスにまつわる思い出話を始める。
 大阪にいた時のこと。
 ホームレスが多い地域があり、そこは家賃の相場も安いので若手芸人が結構住んでいる。
 ある時、テレビか何かの企画で「ボケーズ(コンビのボケ陣)」vs「ツッコマーズ(コンビのツッコミ陣)」の草野球の試合があった。
 試合終了後、企画で作ったユニフォームだからそう着ることも無いから、とそれをゴミに出した芸人。
 しばらくの間、その地域では「ボケーズ」のユニフォームを着たホームレスがあちこちで目撃されたそう(^^;。
 (小)「そら、“ボケーズ”や!人生賭けてボケてるわ」
 (修)「“ツッコマーズ”もいてるんやろなぁ(笑)」
 (小)「また、“ボケーズ”と“ツッコマーズ”が仲良いねん。一緒に歩いてんねん」

 まず、モチダさんと話し合ってみたらどうか、と2丁拳銃。
 モチダさんは風呂に入らないので汚い、という話を聞くと、風呂に連れて行って背中流しながら話したらどうや?と修士さん。
 小堀さんをモチダさんに見立てて、話し合いのシミュレーションまでやってみせる。
 モチダさんになりきる小堀さんだった(^^;。

 「早速、今日帰ったらモチダさんを風呂に誘います!背中流します!」と意気込む下畑さん。
 「オマエ、ちょっと仲良くなってきてんちゃうか!?」と小堀さん。

 下畑さんの悩み解決に時間を割いたので、オマエは手短にな、と言われる木下さん。
 ボクもいっぱい悩みがあるんですよ!と必死にアピールする。
 しかし、その悩みも聞いてみれば
 「せっかく家のトイレが今度から水洗トイレになるのに、和式のままなのが嫌だ」
 だったんで、
 「和式の上から載せる洋式の便座があるからそれ買えや」と修士さんから却下される。


<コーナーその2:『拳(コブシ)』と『ピストル』クイズバトル(?←メモ読み取れず...)

MC:あつじくん
 拳チーム→小堀(リーダー)、木下、ヤマドゥ/ピストルチーム→修士(リーダー)、下畑、阿部(敬称略)

 酔いが回り、ますます気持ちよくなってる小堀さんはハイテンション。
 明転後、前へ前へ出て来るなど珍しいことをやっていた。
 「2丁拳銃の“拳”と拳銃の“ピストル”やな」と誰もがピンと来ていることの説明を得意げに行ったり。
 さっきのコーナーの残りのビールにも手をつける始末。
 しかし
 「あんまりやりすぎると怒られるしギャラも貰われへんから」と自制する気はそこそこあるらしい。
 あまりに楽しそうにはしゃいでるんで、だんだん小堀さんが可愛らしく思えてくるから、まぁ不思議(^^;。

 この前のコーナーだったかどうかは忘れたけど、小堀さんは修士さんが手を動かすと、時々ビクッとしていた。
 (小)「叩かれるか思うた」
 (修)「(笑)ツッコミがやりにくくなるやんか」
 
 今からやるクイズに負けたチームのリーダーは、罰ゲームとして私物提供。
 「箱入り娘」や「拳(GU)」に比べるとなんて平和な罰ゲームだろう。

クイズその1:逆辞書クイズ
 →辞書の意味から、何のことを言ってるのか当てる。

 <1>(a)終わり(b)物ごとがだめになること(正解:おしまい)

 「よ〜し、当てたるぞ〜。オレはな、こういうのはボケへんのじゃ!」
 とぶっちゃける酔いどれコホリ(^^;。
 あつじくんからは
 「昔話の終わりによく言われるような言葉です」とヒントが出される。
 それを踏まえて…

 正解→小堀、木下、下畑
 不正解→修士(「そ〜な〜」)、ヤマドゥ(「めでたし、めでたし」)、阿部(「だめだこりゃ」)

 シュウちゃんとヤマドゥは言うまでも無く「昔話の終わりによく言われる〜」のヒントから導かれた回答(^^;。

 <2>(a)暴力主義の信奉者(b)暴力主義者(正解:テロリスト)

 ちなみに私は「コホリ、だんだんおかしくなる」とメモってるんで小堀さんのはしゃぎっぷりはますますエスカレートしたんでしょうな(^^;。
 いつ言ってたかは覚えてないけど、小堀さんの発言で何となく納得できるものがあった。
 曰く、今、自分の頭の中では凄く面白いことが起きている。
 だけどそれをみんなに伝えられない(分かってもらえない)。
 それなのに、何だか楽しくてしょうがない、と。
 「オレだけ?こんなはしゃいでるん?」とか「オレだけ?いま、めっちゃ楽しいんやけど」とかいう発言を何度も聞いた(笑)。

 この問題は全員不正解。回答は綺麗に2分された。
 「ヤクザ」→小堀、ヤマドゥ、下畑
 「サディスト」→修士、阿部、木下

クイズその2:客席心理クイズ
 →お客さんを1人選び、その人がお題に当てはまると思った芸人が誰かを当てる。
 お客さんを選ぶのは相手チーム。

 ちなみに、このクイズで勝っても負けてもどのみち自分の私物提供は確定した修士さん。
 やけっぱちと投げやりが共存する複雑な心境に。

 ピストルチーム(修士チーム)へのお題
 「一番裏表が無さそうな人は?」

 拳チームはアベドゥのファンだと言っていた女の子を連れてくる。
 何故か、小堀さんの前に来ると微妙に避けていた彼女(笑)。

 シンキングタイムの時
 「ボク、裏表ありますよ」とぶっちゃける修士さん。
 先輩とか後輩とか、やっぱり態度変わりますもん、なんて言ってたら

 「修士!オマエは真っ直ぐや!真っ直ぐな男前や!
 それに引き換え、オレはなぁ…」
 なんて、相方びいき発言を始めた小堀さん。
 久しぶりに聞いたなぁ。

 ピストルチームは下畑さんと予想したが、女の子の答えは阿部さんだったので、修士さんの私物提供は確定。
 「大体な、こういうのって負けてるほうが後にするもんやん。逆転のチャンスとかいうて。何でオレらが先やねん!
 (あつじくんに)オマエ、何でMCやってんねん!」と物言いをつける修士さん(確かに)。
 「オマエ(あつじくん)、アホやろ!」と相方びいきの小堀さんも入ってくる。
 次のクイズで拳チームが勝ったら、勝ち星をピストルチームに提供することで話が合意する。
 「拳(GU)」だったら間違いなくいチームメイトからどつかれてるだろうな。

 拳チーム(小堀チーム)へのお題
 「彼氏の対象外、見にくい、そして醜いと思う人は?」

 小堀さんが目に見えて沈んでいく(笑)。
 修士さんたちが、男の人を連れてきて、同性の目から見てこいつ嫌やなぁ、と思うのは誰、と聞くか?と相談してると
 「それにして!」と懇願する小堀さん。
 そういわれると
 「いやぁ〜、やっぱ女の人連れてこようか(笑)」とからかう修士さん。
 リアルでへこむので、女性は嫌だと主張する小堀さん。
 「笑ったらなぁ、ブッサイクになる気持ちが分かるかー!」と魂の叫びまで始める。 
 「口を閉じたらエエねん(といわれて、小堀さんが口を閉じると)、オッ、…気持ち悪いなぁ」と修士さん。

 修士チームが選んだ男の人、微妙にリーゼントなので「雨宿り」というあだ名が芸人からつけられる。
 「オレな、分かるねん。
 オレやねん。
 オレや無いけど、オレやねん。
 だってなぁ、雨宿り、ずーっとオレの方見よんねん!」
 と小堀さん。

 フリップに書かれた名前は…

 
 「小


 最初、(あーあー、素人がイキってからに)
 なんて思ったが、素でその方は「小」と書いたつもりだったらしい。
 小堀さんが
 「何で、オレ、ちょっと暇やねん!(小さな退屈→略して小屈)」
 とつっこむのを聞くと、もう笑いがこらえきれず。
 久しぶりに笑いすぎてお腹が痛くなった。
 修士さんも腹抱えて笑い転げた挙句、
 「オマエ、改名せい!小屈に改名せい!絶対そっちがエエわ!」と小堀さんに改名を勧める。


<エンディング〜感想>

エンディングで私物提供が行われることに。
 入場の際、客は数が書いてあるカードがランダムに配られた。
 2丁拳銃が箱から取り出した数字と同じカードの人がもらえる。

 修士さんの提供は、東京に出て来てずっと使っているキーホルダー。
 プラスドライバーとマイナスドライバーが付いている。
 ほしいなぁと思ったがクジ運無いのであっさり外れた(^^;。
 
 プラスドライバーにサインすると、小堀さんに
 「オマエもサインすれば?」と勧める。 
 エェの〜!?とちょっと浮かれる小堀さん。
 「オレはプラスドライバー。オマエはマイナスドライバーな」
 と、“プラス”と“マイナス”の違いを強調するシュウちゃん。
 そして、小堀さんのサインを見て
 「オマエ、下手やなぁ」と言ってたような。

 小堀君のも欲しい、いうお客さんがいてるんやないの?と修士さん。
 テンション高く、という訳じゃないけども、自然と拍手するお客さん。
 小堀さんが提供したのは私物、というより、公共物に近いかも。

 だって
 「FCの会報に載せる生原稿」
 だったから。

 あまりに字が汚くて自分でも読めないので(苦笑)、清書したものを送って欲しい、というのが条件。
 生原稿を覗き見した修士さん 
 「ホンマ、汚いな!何でオマエ年々字が下手になるねん。普通、こういうのって上手くなるもんやろ」
 と、素の感想を漏らす。
 「小堀、右手で書いてエエんやで(Jr)」「…ずっと右手です!」というやりとりを思い出した。

 “雨宿り(さん)”以外なら誰でもエエ、と小堀さん。
 女性が無事ゲット。

そして、エンディング。
 酔っ払っているが、“2丁拳銃の小堀裕之”である以上、「百式」の告知は忘れずばっちり(笑)。
 幕が閉まる時、何か企んでるけどもわざと澄ましてる、という小憎らしい顔つきだった小堀さんだった。


++++++++++++++++++++
<感想>
楽しかったです、とにかく。
 福岡芸人とどう絡むのか若干不安でしたが、全然違和感無く。
 わざわざ東京から“アホアホオッカケツアー”をやった甲斐がありました(^^;。

東京で私が2丁拳銃を主に見るのはルミネです。
 ネタ組だったり、「拳(GU)」だったり。
 見ているその時は凄く面白くて楽しめてるけど、「ザ・2丁拳銃」の楽しさはそれらとはちょっと違ってた。

 今日の彼らは凄くリラックスしてるなぁと思った。
 「手を抜いてる」んじゃなくて「力を抜いてる」。
 福岡のお客さんはFandango!に入ってないと、彼らの新ネタをなかなか見る機会が無いから、「天使と悪魔」など新ネタ系をやってくれたのは嬉しかった。
 「ご対面番組の司会」は以前からやってるネタだけど、あのパターンはごく最近やり出したものだし。
 そういう、さりげない心遣い(?)は地方の人間からしたら、とても嬉しい。
 
 だけど、ちょこちょこっとネタに遊びを取り入れたりする余裕もあって。
 そういうのを見れたのも、ちょっと嬉しかった。
 (2丁拳銃、楽しんでるなぁ〜)と思った。
 お客さんも、2人の楽しさから置いてけぼりにされることなく、一緒に楽しんでた。

 ライブの感想を一言で表すと“ほっこり”。
 一度もいらいらしたり苦笑したりすることなく、2丁拳銃を存分に楽しめたライブでした。
 ありがとうございました、あの日の皆様全て。
 素敵だわー、福岡。
 何で3月で無くなっちゃうのかしら…。

(04/2/2記)
 

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