ペナルティトークライブ 「VIKING」(04/4/11 at ルミネtheよしもと)


<オープニングコーナー〜ヒゲビアの泉>

ワッキーがヒゲを剃っている間に、人は何が出来るのかを検証する。
 メンバーが挑戦するテーマは次の通り。
 
 はいじまともたけ:「ねこふんじゃった」を30回弾く。
 まちゃまちゃ:美しくなる。
 ガリットチュウ・福島:「豚丼」を3杯食べる。
 ガリットチュウ・熊谷:渋谷まで走る。
 カリカ・林:室内着(ジャージ)→仕事着(スーツ)→外出着(革パン、革手袋、タンクトップ)に着替える。
 カリカ・家城:思い出(大好きなCD3枚。中身は槙原敬之、工藤静香、長渕剛)とお別れする。

結果

 はいじま→13回弾いた時点で時間切れ。
 まちゃ→見事に化粧や髪の毛のセットを終えることが出来、
クリアー
 福島→2杯と3/4程度食べた時点で時間切れ。
 熊谷→代々木まで走りつき、一応
クリアー
 林→
クリアー
 家城→色々思い出がこみ上げながらもマッキーを聞き終えるやいなや、パリーン!とCDを叩き割る。しかし、1枚で時間切れ。

ワッキー、毎日髭剃りに15分ほど掛かる。
 そこで、90歳まで生きるとして、自分が死ぬまでにヒゲを剃る時間を計算して割り出したところ、11ヶ月と6日だったそう。
 「毎日15分ずつ剃る生活」と
 「11ヶ月と6日まとめてヒゲを剃り、二度と剃らなくても良い生活」
 のどちらが良いかを神様に提示されたら真剣に悩むそう(^^ゞ。 


<ゲストトーク>

ゲストは2丁拳銃。
 ペナの同期らしい。
 修士さんを物凄く歓迎するペナの2人(笑)。
 客の歓声も似たようなもの(苦笑)。
 2丁拳銃への歓声を
 「修士のは“きゃあ〜”っていうきれいなやつだけど、小堀のは“ぎゃぁ〜”っていう悲鳴」
 と評するヒデさん。
 反応の違いにいじける、というか納得いかない小堀さん。
 
 2丁拳銃は2人並んでソファーに座り、トーク開始。

以前、「楽屋でヒデさんに怒られてるワッキーを見たらこっちが泣きたくなる」と言っていた小堀さん。
 「筋肉番付」にワッキーが出ていたので見ていたら、某芸能人がワッキーを妨害していたのでかなりお怒り。
 ワッキーからいろんなエピソードや裏話が聞けた。

小堀さんは「ニチョケンとペナは同期」という説に疑問を持っている。
 2丁拳銃の結成時期は1993年6月。
 NSCで組み始めた時期ではなく、プロとして舞台に立ち始めたのがこの時期。
 「雨降ってたなぁ」と話す小堀さんに対し
 「オマエの思い出は雨しか無いわ。いっつも雨降ってるやん」と修士さん。
 「妖怪アメフラシだ」とヒデさん(^^ゞ。

 妖怪、ということでキショがられる小堀さん。
 気づけば自分から遠ざかっている相方に
 「何でオマエまで遠いねん!ちょっと近づけ!」とソファの端にいた修士さんに近づくよう命令。
 律儀に従い、くっつくように座ってた修士さんがちょっと可愛らしかった。

 プロとして舞台に立ち始めたのがその時期だったら、ニチョケンは微妙にペナの先輩。
 俄かにぺこぺこするペナ。(笑)。

こう見えて小堀さんは結婚して子供もいる、ということで家族の話。
 央人(おと)くんの名前の由来(人の真ん中に立つ人になれるように)を話した後、最近の央人くんのこともちょっと話す小堀さん。
 
 央人くんも1歳4ヶ月。
 ちょっとずつ言葉をいうようになったが、初めて喋った言葉はなんと

 「パパ」。

 毎日央人クンの面倒を見てるのは自分なのに…と奥さんが
 「ママは?」と言うと、央人くんは奥さんをしっかり指差し 
 「ババ」と言ったそう(笑)。

 央人くんがもう1つ喋る言葉が「でんしゃ」。
 小田急線が行きかう様子を見せてやると、おんぶした背中から飽きもせずじーっと見ている央人くん。
 めっちゃ見ていて、電車が通り過ぎいなくなると「あーぁ」とため息つくそう。

相方の子供とはいえ、それなりに可愛いので、修士さんは修士さんで独自の「央人ルール」を作っている。
 「央人を見かけた時、ポケットに小銭が入っていたらそれを残らず央人にやる」
 というのがそのルール。
 
 先日も楽屋に央人くんがいた時、ポケットを探ったらちょうど500円玉があったので
 「央人、ハイ」
 と手渡した。
 喜んで受け取る央人くん。
 奥さんもお礼を言う。

 その時、マネージャーさんが何をしているのか聞いてきたので説明した修士さん。
 なら、オレもやるわとマネージャーさんが探ったところ1000円札が出てきたので同じように
 「央人、ハイ」と渡したマネージャーさん。

 修士さんから貰った500円玉をきれ〜いに放って、1000円札を受け取りに行った央人クンだったそう(^^;。

2丁拳銃は音楽をやっているから、「央人(おと)」と名づけたんじゃないのかと思っていたペナルティ。
 2丁拳銃の音楽の話になる。
 ヒデさんが(修士は良い声してるなぁ)と思いながら「LOVE ROCK」を聞いてたら「骨太ロック」になり、(何だ、この声!)なんて思った、とかいう話をしているのを素知らぬ顔で聞いてた小堀さん。

バイトの話。
 銀座7丁目劇場が閉館してルミネが出来る間、定期ライブは激減。
 お金に困ったワッキーは「ネクタイ売り」のバイトを始める。
 ショッピングセンターなんかでネクタイのタイムサービス開始の呼び込みをする仕事。
 実演の際のセリフを披露してくれたが、ぺらぺらと淀みなく進む売り口上は(プロやな〜)と思った。

 2丁拳銃はこの世界に入ってからはアルバイトの経験なし。
 小堀さんは昔、食べ物に困ったので当時の彼女とバイト先に侵入し、米を盗んだそう(苦笑)。
 「平成の米泥棒だ!」とペナルティ。

トークが弾んで時間が若干ずれこんだが、ここで対決ゲームをすることに。
 紐を引っ張ると、上からたらいが落ちて来るので、ぎりぎり頭に落ちない高さで紐を止めたらクリアー。
 より頭に近いところでとめることが出来たチームが勝ち。
 このコーナー、実は卓球をやっていたそうだけど、修士さんが元卓球部で強いのでこの企画に変更になったとか。

結果。
 修士→1m15cm
 ヒデ→0(ぎりぎりまで頑張ってたら、タライが落ちてきた)
 小堀→3m(敵・味方・自分自身、客、と色んな方向から呆れられる)
 ワッキー→(メモ読み取れず…)

 全員の記録が思わしくないのでもう一度挑戦することに。
 企画に乗ったのは小堀さんだったと思うけど、2丁拳銃代表で出されたのは何故か修士さん。
 やるからには、と意気揚々と取り組み始めたが、紐を止めようとした時、うっかりロープを離してしまい、慌てて探す間に見事、たらいが頭に落下。
 「オマエ、何でロープ見失うねん!」と小堀さんは注意しながらも大笑い。
 この前にも、ロープを足で踏んでいて引っ張れなかったり、と天然ぶりをいかんなく発揮していた。

勝負に関係なく、2丁拳銃からお客さんにプレゼント決定。
 今日誕生日という人が2名いたので、この人達にあげる。

 修士→FCの会報取材で行った目黒寄生虫博物館で買った寄生虫のポストカード
 小堀→千原Jr.などから「オカマだ」と言われた南京錠(百式)付き携帯ストラップチェーン

 どう考えても小堀さんの方がマシだと思うが、先に貰うことになった人は「寄生虫ポストカード」を希望。
 小堀さん、少々拗ねる。

 今後の予定や告知を聞かれた小堀さん。
 「頑張って生きてますんで」
 と飄々と答えていた。


<ペナルティコント『ムキゴロウ王国』>

北国に動物の世話を希望してやって来た青年(ヒデ)の前に現れたのは、やたら動きが鋭くて筋肉質の男・ムキゴロウ(ワッキー)で…

<熊谷作・演出コント『無情学園2004』>

転校生の熊谷は、ワキガが原因で同級生(林、まちゃ、はいじま)はおろか、担任(ヒデ)からも蔑ろにされる。
 そんな熊谷の秘策とは…?


<ユウキロッククイズ>

別名:ユウキロックどっきり。
 楽屋にいるユウキロックへ、Vikingメンバーが色々仕掛けるのでそれに対する反応を当てる。

 仕掛けは以下の通り。

 はいじま:名前を間違える(ユウザロックとか)
 まちゃ:誘惑する
 福島:サングラスを割る
 家城:熱湯と見せかけて水を掛ける
 熊谷:お金を借りる
 林:ロックを誘う
 ワッキー:女の子を紹介する

 結果。

 楽屋は隠しカメラが回ってるので、仕掛けられてる際のユウキロックの行動や言動が客席にも伝わる。

 “誰もいない楽屋で、背面に「今田耕司」と刺繍されているガウンを羽織るユウキロック”
 や

 “「ご飯食べに行きましょうよ」と、まちゃからケータイ番号が書かれたメモを渡されたので、なんとなく電話帳登録をするユウキロック”
 や

 “3万円の借金(理由は「夏に向けてスキューバを習いたい」)を申し出た熊谷に、「給料明細書」と「返済計画書」の提出を要求するユウキロック”
 や

 “福島からサングラスを割られ、「オマエ、これ2000円すんねんぞ!」と叫ぶユウキロック”
 や

 “ワッキーが紹介を申し出た女の子があまりに自分の好みどおりなので大喜びするユウキロック”

 など、かなりの“ユウキポップ”な姿が生中継された。

 そうとは知らないユウキロック。
 やっと呼ばれたので、いつもの“ユウキロックポーズ”で登場したが、客は何となくにやにやにやにや。
 後輩たちの怪しい様子には薄々気づいていたが、楽屋の様子が客席に中継されていたとは知らなかったので、事実が伝えられると苦笑いしながら崩れていた。
 そして、ほとんど喋ることが出来ないままライブが終わったので
 「これで終わり!?」とかなり虚しそうだった(笑)。

(感想)
ペナルティのファンは毎月嬉しくて楽しいだろうなぁ、と羨ましいぐらい豪華な舞台構成だった。
 “トーク”、“ゲーム”、“ネタ”と盛りだくさんで、そのどれもが飽きさせない。
 本格的な単独はどんなもんなんだろうと興味が湧いた。

 ゲストに惹かれて行ったが、ファン以外の人の反応は正直で新鮮だなぁと思った。
 ハグキのインパクトからか、客が小堀さんを何となく敬遠してたところは特に(苦笑)。
 (最近、小堀さんのハグキが出てようが、ヨダレ垂らそうが、鼻水が出てようが私は驚いてないなぁ。慣れたんだなぁ)
 という、あまり喜ばしくないことを再確認出来た。

 後、礼儀がなってない(わざとなんだけど)後輩を注意するユウキロックに、お客さんが本気で怖がっていたのも新鮮だった。
 “そういうことをしそう”と私は思ってたから、別にどきどきせずに笑いながら見ていられたけど。
 ファン以外からみたら、ユウキロックのキャラは案外“輩”なのかもしれない。
 「やっぱり、グラサンかけてるだけあるよね〜…」なんていうひそひそ話は笑った。


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