うめだスタンダード(2回目:PM17:00〜
ネタもん:Bコース/ティーアップ/なかやまきんに君/ビッキーズ/FUJIWARA/海原やすよともこ
芝居もん:ザ・プラン9&Mr.オクレ


<ネタもん>

1.Bコース(漫才)

 ・メンバーの夢
 ・小学校の思い出

 (“away感”をビシビシ感じた(^^;。
  あのツカミは好き嫌い分かれるもんなぁ…)

2.ティーアップ(漫才)

 今日の仕事はこの舞台(2回公演)しかないらしい。
 「実働20分、休憩2時間」「休憩するために来たようなもの」、とか言ってました(笑)。

 ・昔話(赤ずきん、鶴の恩返し)

3.なかやまきんに君(コント)

 ・マッスルRadio

 (ルミネで見た時よりもやぶれかぶれ感というか強気な姿勢を感じた。
 本音が詰まったアドリブなど(笑))

4.ビッキーズ(漫才)

 ・スッチーがいらないと思うもの

 (前日のハリガネ単独で見た舞台回しの絶妙さが忘れられず、今日も見る。
  やっぱ、うまいわー、ビッキーズ(今更)。
  安心して見ていられるというのは、大きな武器です)

5.FUJIWARA(コント)

 モニターに「FUJIWARA」と映った途端、客席から拍手が湧く。
 FUJIWARAは凄く愛されてるなぁ…と思った瞬間だった。

 ・大学受験

 時代時代で(ちょこちょこ内容を変えてるんだなぁ…と思った。
  原西さんはこれまでのこのコントの中では1番地味な頭だった)

6.海原やすよともこ(漫才)

 ・USJvsTDL
 ・関西の女の子と関東の女の子

 (女の子の本音を語らせたらやすともねーさんの右に出るものなし!という感じ(^^)。
  “ブサイクなカップルはお互いこれを逃したら後がない、と思うからめっちゃ必死にいちゃつくねん”
  という分析に大爆笑)


<芝居もん:「湯」>
(ザ・プラン9&Mr.オクレ)(*セリフはメモってないので、大まかなニュアンスです)

<あらすじ>
・脚本が久馬さんで、演出が鈴木さん。

・灘儀さんはゴエさんの会社の先輩。ゴエさんと一緒に銭湯に入りに来た。

・家庭も仕事も順調のように見えていた灘儀さん。しかし、今年の誕生日に灘儀さんが妻からもらったものは1枚の紙切れ。それは「離婚届」。娘が成人したのを契機に妻から離婚をつきつけられた。出世話も他の人間に取られ、人生に少し疲れを覚えている。知らなかったゴエさんは何もいえない。

・そんなところに、銭湯の経営者である久馬さんが掃除に入ってきた。実はこの銭湯は今日限りで閉店。しかし、前向きな久馬さん。次に開く銭湯のビジョンを灘儀さんに語る。小学生の娘が誕生日にくれた「かたたたきけん」を嬉しそうに灘儀さんに見せる。「家族がおるからねぇ〜、頑張れるんですよ」と語る久馬さんを複雑な心境で見つめる灘儀さん。

・そこへ2人組の強盗(鈴木さん&ギブソンくん)が入ってくる。拳銃を所持しており、人殺しも訳ない、とうそぶく。凶悪事件に巻き込まれた客達の運命は…。

<個人的みどころ>

・<Mr.オクレ>

 ゴエさんがサウナに入りすぎて水分がなくなると、体型がオクレさんに変化する(笑)。セリフの噛みが計算なのか本気なのか(^^;。笑いの神様がしょっちゅうオクレさんに降臨し、久馬さんが素で笑ってしまう一幕も。

・<ヤナギブソン>

 実は、ギブソンくんは不治の心臓病という設定。久馬さんがふざけた人質として、強盗に殺されそうになった時、身代わりを名乗り出た灘儀さんの理由が「自分は生きててもしょうがない」というのを知ると激怒する。
 
 離婚をつきつけられても出世を出しぬかれても生きていける、生きたくても生きられない人間がおるのに、ふざけるな!と。

 ちょうど、私自身が今原因不明の落ち込みモードだったので、このギブソンくんのセリフはグッ!と来た。
 仕事をこなせない自分が嫌だとか、弱い自分が嫌だとか、そんな弱い自分を受け容れることが出来ない自分が1番嫌いで悲しいとか。
 (死んでしまいたい)、とは思わないけれども、(なんで私、こんななん?)とよく思う。
 こんな落ち込むことばかり思ってても楽しくないのに、楽しくない方向に自分を追い詰めてしまって苦しい、とか。
 だけど、苦しかったり沈んだり泣いたりするのも、“生きてる”から出来ることなんやなぁ…と思った。
 そう思うと、ちょっと舞台見ながら泣けてきた。

 ちなみに、鈴木さんとギブソンくんは兄弟。あと1週間の命と宣告されたギブソンくんの存在をみんなに知ってもらうため、強盗を企てたと真相を告白する。

<灘儀さん>

 ギブソンくんに反論する。オレじゃないオマエに何が分かんねん!と。
 
 ギブソンくんと灘儀さんなら、深刻度はギブソンくんが上。
 しかし、灘儀さんが苦しいことも事実。
 他人には“甘えた”“贅沢な”悩みと思われても。
 私の力では表わせないけど、この時の灘儀さんのセリフの言い回しにすごく迫力があり、この時もグッと来た。

<結末>

 こうしてこうなってこう来たかぁ〜、と思った。
 何のこっちゃ、という感じですが(^^;。
 (あぁ、これで終わりかぁ)と思い、拍手をしたら実はまだ舞台は続いていた。
 気持ちがいい“どっきり”に参加した気分だった。


<感想>

“ザ・プラン9が最高!!”の一言に尽きました。
 あの5人の演技力や表現力には脱帽です。
 (本公演に行きたいわぁ〜)と思いました。
 “単独ライブを見たい”と思った人達を久しぶりに見つけました。(03/11/16 記)

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