7/19 木 いよいよ東京へ旅立つ日&誕生日。
 お祝いメールが来るかとちょっと期待しつつケータイを枕下に置くも、まぁ、静か。ちょっと寂しくなりつつ布団に入る。
 0:20、一番目のメール到着。結局朝になって沢山受信する。
 0:40から、1年ぶりのF拳となる「吉本超合金F」を見る。メディアも私を祝っている。

13:50発の飛行機に乗るため、12時ほど出掛ける。
 ホント、テンションが上がってるので判断力まるで無し。
 この日だったら、誰かの保証人を頼まれても引き受けたかもしれない。
 チェックイン(というんかな?慣れてないので怪しいけど)も済まし、順調な滑り出しかと思いきや、荷物チェックで筆箱に入っていたちっこいカッターナイフが引っ掛かり、しゅんとなる。
 ジュニアのことを一瞬、思い出す。

 今回私が利用したのはJASの「バースデー割特」。
 誕生日から前後1週間は全国どこへでも一万円で行けるという素晴らしい制度。

飛行機が離陸。
 関西の上を通った時、聞いてたMDが「逢いたくて」のとこだったんで、心の中で「♪逢〜いた〜くて〜」と浮かれる。
 だけど「♪逢〜えな〜く〜て〜」にすぐ行き、しゅんとなる。
 壊れてるのぉ、我ながら。

羽田到着
 緊張しながら京急の券売機に行って品川行きの切符を買う。
 羽田空港〜新宿までは590円。
 丁度列車が着いてたんで乗る。
 隣のドアのとこに座ってた兄ちゃんが、私らには見えない異世界の人と喧嘩していて、それが怖かったのだが、周りの人は完全無視。
 その人よりもその人がいないかのようにごくごく普通に過ごしているその他の乗客の方が怖かった。

品川到着
 車掌さんの「次は品川ですっ」のアナウンスに、心の中で「品川ですっ」のポーズを取る。
 お笑い好きの人はやるまいと思いつつもつい反応してしまうらしい品川駅。
 山手線に乗り換え。
 新宿行きがこれまた程無く来たので乗る。
 渋谷やら代々木やら通ることすら知らなかったんで、車外の風景を楽しむ。

新宿到着
 (何じゃ!?)といいたくなるほどデカイ駅とビルと、階段に座ってる人の多さ。
 ホテルに行く前にルミネを覗こうかと思ったが、ルミネに行くとこの階段にやたら若者が座ってて怖かったんで、ホテルを探しに行く。
 最初、逆方向に行ってたんで、引き返す。
 ホテルは「サンルート東京」。
 写真に載ってたような外観とは違う感じ。チェックインを済まして部屋に入る。
 狭っ!クーラーの調節出来ないやん、部屋の室内灯暗っ!なんて心の中で言いつつ、明日着るワンピースを吊るそうと思い取り出す。
 すると上に羽織る白い上着が、荷物に入ってた赤い袋の塗料がどういう訳か溶け出していて赤ピンクに染まっているのを発見。
 泣きそうになる。何でまたよりによって白い上着に。
 意を決して、コンクリートジャングル・新宿に洋服を買いに出掛けることに。
 その前に時計を見て「誕生日おめでとう」と自分で言う。
 「お母さん、生んでくれてありがとう」とも。
 1978/7/19 PM17:10に私はこの世に生まれてきました。
 上着はクリーニングに出す。

さっき行こうとしていけなかったルミネに再チャレンジ。
 ルミネ2の7Fに行く。G劇場とは違う。「小屋」と「ホール」って感じ。
 明日の予定に「2丁拳銃単独ライヴ ピストルモンキーフィーバーマン」と書いてあるのを見て、心中、ガッツポーズ。
 翌日の品庄が出る7じ9じが前売り完売、というチラシは見なかったことにする(^^;。
 ぐるっと見て回り、ふと

 (ここが2丁拳銃の職場かぁ。ここで2丁拳銃は闘ってるんだなぁ)ということと、
 (まさか2丁拳銃のファンになって約1年で、東京まで単独ライブを見に行くぐらいファンになっちゃうなんてなぁ)と思う。

 やって来ました、ルミネtheよしもと。
 「ピストルモンキー最終章〜フィーバーマン」
 来ちゃったよ、ホントに。
 おまけに明日の私の席、めっちゃいいやん。
 何だ、こりゃ。

 ルミネの2Fか3Fで上着を買う(\3045)。
 その後タカシマヤタイムズスクエアのレストラン街で適当な店に入ってラザニアを食べ、地下で明日の朝食のパンを買う(2個で\105)。
 夜、信じられないぐらいメールを受信し、送信してたら、あっという間に充電が足りなくなったんで充電する。
 初日は、非常に空回りで終える。

 

 7/20 金
朝、何か揺れてるなぁと思ったら、地震であった。
 時間、実に午前6時2分。
 寝ぼけながら、
 「あぁ、修ちゃんは阪神大震災の時は実家のコタツで寝てて、それで助かったんだよなぁ。
 小堀くんがいたずらしてると勘違いして、止めろやー言ったら地震で、思わず”お兄ちゃん、助けて〜!”と叫んだって言ってたなぁ」
 と思いながら揺れが収まるのを待つ。
 後でようも、寝ぼけてるのにあんな長々と思い出せたものだと感心する。
 「めざましテレビ」ではモー娘。のPVが流れていた。

今日は、東京在住の院の同級生が恵比寿などを案内してくれることになっている。
 待ち合わせの時間まで、またルミネに行く。
 青山ブックセンターで、マンスリーのバックナンバーを買い(3冊で\360)、7Fへ。
 トイレに誰かが行った後、関西から来ているらしいお客さんがどよめいて電話している。
 小堀氏だったらしい。
 ※ちなみにこの後私は何度か違う場所で小堀さんと出くわすが大体トイレ周辺なので何だかなぁ…(^^;と思う。

待ち合わせ。
 予め、今日の私は上の空で、飲んでもないのに酔うてるところがあることを言っておく。
 恵比寿ガーデンプレイスなどに連れて行ってもらう。
 彼女はエレガンス。私はカジュアル。
 この人がいなかったら行かないだろうなというところばかりに行った。
 だけど本当に上の空。
 喋ったりご飯を食べたりしながらも気持ちは新宿に飛んでしまう(^^;。
 (今頃ルミネはどうなってるかなぁ。お客さん多いかなぁ)と色々思いは尽きない。
 恵比寿の三越かどこかの近くのオープンカフェで休憩。
 そこでどうしてそこまで2丁拳銃のファンになったのかを聞いて来た彼女。
 待ってましたとばかりに喋り倒す。
 元ビリジアンのさんちゃんのようにメガネがきら〜んと光っただろう(メガネは私はしてないけど)。
 少し、同意してくれた。
 結局、あまりに上の空なので、予定より早く別れることに。
 何と失礼なやつだろう、我ながら。
 謝りながらも山手線をふわふわにやけながら新宿へむかう。

ルミネ到着。
 バナナを買う。5本も買った挙句に(\1000?)全部外す(^^;。
 まぁそうだろうね…と思いながら写真を見る。
 まず出て来たのは「サードマン」で使ったと思われる小堀さんの上半身裸の写真。
 次は客席に座って舞台をチェックしている小堀さん。
 …だんだん(まさかこの5本全部コホリン?うそ〜ん。そうなったら面白いけどもさ)という心配が起こる(^^;。
 3枚目でカメラにむかっておどけた顔して写ってる修ちゃん登場。キャップをかぶっていた。
 次はパイプ椅子に座って何故かビニール傘を持ってる修ちゃん。この状況は何?
 最後はRRSで合わせようとしている2人。5月にあった音楽Verのやつっぽい。
 結果、修ちゃん2本、コホリン2本、ニチョケン1本。結構良いバランス。

開場。
 席に座ってるとネットを介して知りあった方がやってきた。
 メールやBBSでは何度もやり取りしていても初めてのご対面なのであらためてご挨拶。
 お互いビデオなどを交換する。
 この方と逢うことも今回のルミネの大きな目的の1つだった。
 逢えて満足。
 私は満足感とドキドキ感を楽しみながら今か今かと開演を待つ。
 ルミネは本当に広くて大きい。
 お客さんとして座ってるだけでも威圧感がちょっとある。
 そこを満杯にあの2人はした。
 ルミネが出来た時から携わって、ルミネで初めて単独ライブをやらせてもらった。
 東京、大阪以外からも「2丁拳銃の単独ライブを見たいから」という人に足を運ばせた。
 それだけで胸がぎゅ〜っとなる。私が知ってからはもちろんのこと知る前から2人は色んな人を虜にさせた。
 ここにいる人達は多少なりとも2丁拳銃が気になってる人達。
 そう思ってたら客電が落ちて真っ暗に…。
 声にならない歓声と、声になった歓声が飛び交う。

終演

放心状態でロビーに行き、アンケートを書く。
 バナナをまた買って良かったみたいだからフラフラと買う。
 今度は修ちゃん2枚。
 晩御飯を食べてないのにお腹が空いてない。
 マックに寄ってハンバーガーセットをお持ち帰りにする事に。
 時間が掛かったからナゲットを無料でつけてくれた。
 胸がいっぱいで入らないんだけどなぁ…と思いつつ貰ってホテルに。
 ポテトやハンバーガーを食べるけど中々入らない。
 余韻が次から次に湧き起こって止まらない。
 ため息が出る。
 単純に「あー、面白かった」で終われない舞台だった。
 時には本気で怖かったり時には切なかったり時にはもどかしかったり。
 こんなに人間の感情ってあるのか、というぐらい色んなことを感じた。
 私の感情がビリビリ動いている。
 久しぶりにこんなに動いてるのではというぐらいに。

 あんなに存在感があるなんて思わなかった。 
 あんなに底力があるなんて思ってなかった。
 あんなに凄い2人のファンなんて私、凄い。

 寝ようと思ったけど興奮して寝れない。
 メモを整理する。
 次から次にシーンが蘇る。
 あの舞台がもう終わってしまったことに切なさを覚える。
 (多分…いや絶対。私は2丁拳銃が単独ライブをまたやると聞いたら何が何でも行くな)と確信した。
 あんな凄い舞台は見逃してはいけない。
 そのうちだんだん落ち着いてきたのでコント1000本ノックまでしばらく仮眠。
 時間になったので起きる。
 ほんの数時間前に圧倒する舞台を見せてくれた2人がジャージ着てコントしてる。
 何だか正座して見てしまう私。
 ニチョケン、手ぬぐい獲得。獲得の瞬間は拍手。
 ますます惚れ直した。
 調子に乗って、「虎の門」まで見る。
 この時衝撃を覚えたのが「カリカ」の「怒りは海へ」。
 夜中というか早朝に2丁拳銃と違った衝撃を覚える。
 唖然というか呆然としながらつい見入ってしまった。
 AM4:00過ぎぐらいに再び寝る。


7/21 土 新宿から地下鉄に乗って神保町に行く。
 ニチョケンが載ってそうな雑誌や、「吉本超合金大百科」を探すため。
 「吉本超合金大百科」はやっぱり見つからず。う〜む。
 雑誌はあることはあったが、高過ぎ。
 昨日だったら買ったかもしれないが今はやや冷静。
 私の2丁拳銃への愛を考慮しても出せない。
 結局、手ごろな値段っぽいのをバカみたいに見つけて買う。
 前日、青山ブックセンターで「マンスリーよしもと」のバックナンバー3冊を買った。
 バッグがめちゃ重くなる。

 羽田空港、飛行機の中で、「フィーバーマン」のレポの下地をずっと書いていた。
 良いライブ&東京小旅行だった。

<01/7/19〜01/7/21の東京旅行日記は去年からアップしてました。
 けど当時は書きたいことが次から次に湧いて来て止まらず結局書けなかった、というものもいくつかありました。
 一年経ってもこの時を思い出すとテンションが上がるんですが当時よりは落ち着いたので補足してみました(02/7/6)>
 

つらつらきまま