プロレス劇場 02/6/6 at吉本ゴールデン劇場

出演:亀屋大吉 バッファロー吾郎 ユウキロック ケンドーコバヤシ 木下貴信

アシスタント:松上男吾 山崎智

プチゲスト:高島宗一郎(KBC九州朝日放送)

リングアナウンサー:仲田龍

特別ゲスト:三沢光晴(プロレスリング・ノア)

<はじめに>

本当は「ハリガネったい!3」のみにおさえる予定でした。
 だけどバスセンターに行く度にユウキロックのみでなく「バッファロー吾郎」「ケンドーコバヤシ」の名前が私を誘う。
 こんなに気になるのならば行ってしまえ、とチケットを取ったのはイベント前日でした。
 整理番号は133番でした。

17:45ぐらいに劇場に行くと会社帰りと思われる背広姿のサラリーマンが当日券を買ってる姿を何度も目撃。
 こういうふうにふらりと立ち寄れるイベントって少なくなりましたね。
 良いよなぁ、と思いました。

なお、整列が始まった頃、劇場の隣にあるゲームセンター方向からやって来るケンドーコバヤシ氏に遭遇。
 去年と全く同じパターンの出くわし方(苦笑)。
 私を含めて皆さん至近距離に芸人がいるというのに至ってフツー(^^;。
 「あっ、コバやん」「もうすぐ始まるとに何しよーちゃろね」「だってコバやもん」そうやね」なる会話がチラホラ。
 「だってコバやもん」で済まされるケンコバの立場っていいよなぁ(^^;。
 コバも悠々と楽屋へ行かれました。

 あと、華丸さんも見かけました。


<オープニング>

今回は大吉さんがMC。
 前の方に座ってる客が軒並みプロレスに疎いと知るや
 「あのー、プロレス知らなかったら全然笑えませんよ。知りませんよ」と警告。

 プチゲストの高島アナが登場。
 前回もいらっしゃいましたが今回は自ら公演2日前に出させて欲しいとオファーの電話をしてきたそう。
 仲田アナの大ファンということで仲田アナの真似をするけど前のほうのお客さんはポカーン(^^;。
 「ねぇ、前の方のお客さんは本当帰った方がいいですよ。ぜんぜん笑えなくて過度の罰ゲームみたいになりますから」と大吉さん。

高島アナ、今日のイベント構成をプロレスのように対戦カード形式でコール。

(1)「ネタ漫才5分3本勝負 福岡吉本vsバッファロー吾郎vsケンドーコバヤシ」
(2)「コーナー15分1本勝負 ケンドーコバヤシvsユウキロックvsバッファロー吾郎」
(3)「チーム30分対決 ユウキロック&ケンドーコバヤシ&仲田龍vs三沢光晴&バッファロー吾郎」
(4)「トーク30分勝負」

同様に今日の出演者をレスラーっぽく紹介。

Mr.Safety 山崎智」(頭にハリガネ巻いてました(^^;)

鉄の深爪 木下貴信」(自作KINO Tシャツ着て登場)

飛ぶ鳥を逃す男 松上男吾

もち肌の奇術(技術?)師 ケンドーコバヤシ

貯金に狂った男 Mr.ケチンボ ユウキロック」(ハリガネロックの出囃子で登場)

爆笑革命戦士 木村明浩

メガネのカリスマ 竹若元博」(気合いを入れて散髪して来たら10年前のレスラーのような髪型になったと語ってました)

まずはネタから始まります。


<ネタ漫才5分3本勝負 福岡吉本vsバッファロー吾郎vsケンドーコバヤシ>

1.大吉&木下(漫才)

 華丸・大吉&パタパタママじゃない2人は新鮮です。

 ☆レスラーのキャッチフレーズ
 ☆レスラーの訃報
 ☆ノアで納得が行かないこと

 (前の方のお客さんがぽかーんしてることに自信をなくしがちな木下くん。すると
 「いいやねーか、ウケんでも!1人や2人ウケりゃエエんよ。そういうイベントなんよ」と大吉さん(^^;)

2.ケンドーコバヤシ(コント)

 「どうも、ケンドーコバヤシです。この間福岡に仕事で来た時ヘルス嬢(…だったかな)に
 『僕は大阪で新喜劇に出てる売れっ子コメディアンです』
 とウソをつきました。今、謝りたいです」
 と毎度お馴染みのツカミをいうケンコバ。

 ☆自伝の改善・馳浩バージョン〜馳浩が女子高の教師だったら

 (男性陣はもちろん女性も大爆笑。劇場の雰囲気とコバのネタがマッチングしてて気持ちいいです)

3.バッファロー吾郎(漫才)

 ☆竹若はプロレスに本当に疎いのか?

 (私の横に座ってた人は大阪から来てましたが「バッファローが漫才してるの初めて見ました!」とおっしゃってました。
 プロレスに疎い私でも笑えるから凄いです)


<コーナー15分1本勝負
 『第1回プロレス王決定戦 ケンドーコバヤシvsユウキロックvsバッファロー吾郎』
 レフェリー&MC亀屋大吉>


プロレスに関するお題を出し合うトーナメント方式。
 優勝者は今日の打ち上げのメニューが三沢社長と同じになります(^^;。

1回戦 ケンドーコバヤシvs竹若元博

 コ→竹「プロレスはリングの上で闘いますが、ロープは何本!?」(A.3本)
 竹→コ「藤波辰彌は名前ですが、彼のニックネームは?
 など、全然マニアックではない常識問題ばかり出題(^^;。
 なお、藤波選手のニックネームについて
 「ドライバーコンテスト…やなくて、ロボコン!…でもなくて、…ドラゴン!」などとボケてたコバです。
 なお、これ以降の出題は

 コ→竹「革命戦士・長州力の目の下がぼこっとなってるのは右?左?」
 竹→コ「大阪府立体育館ではプロレスの試合が行われますが、すぐ近くの居酒屋で私、竹若は田上選手を見かけました。
 さて、銭湯の横にあるこの居酒屋の名前は何!?」
 ちなみに答えは「たなちゃん」。リットン調査団の藤原さんも行き付けの居酒屋らしい(^^;。

 コ→竹「カクタス・ジャック選手リングパフォーマンスでつばを吐いて口の中に入れるのを見たケンコバ・祖母は何と言った?」
 (竹)「この鬼畜米英が!」
 (コ)「惜しい!正解は『この毛唐が!』でした」
 (木)「オマエのバーチャンが何言おうがどうでもエエわ!プロレスの話せい!」

 竹→コ「PS用ソフト『ボクサーズロード』を竹若がプレイした時、アントニオ猪木の生年月日を入力したらそれは何と裏技で、ある変化が起きました。
 それは何?」
 (コ)「う〜ん…。デパート前で外人に襲われた!もしくは…アゴににきびが出来た。あっ、足が長なった!」
 (木)「全部猪木さんのホンマのエピソードやけど」
 (竹 )「正解は…猪木そっくりになって、なんと年取らないんです!ずっと18のまんまなんです」

2−1で竹若さんが決勝にコマをすすめます。

1回戦 ユウキロックvs木村明浩

 さっきみたいな茶番はしません。ホンマにプロレス好きでも分からんようなマニアックな対決しますわ、と木村さん。
 ユウキロックも出題を紙に書いて来たと用意周到。
 出題は木村さんから。

 木→ユ「猪木さんはプロレス興行の後、1、2、3、○○!と叫びますが、それは何?」
 (ユ)「え〜っとですね。…ダーッ!?」
 (木)「…正解!え〜っ、分からん思ったのになぁ。ビデオ持ってたん?」
 ユ→木「猪木さんは試合終わった後コールをなさいますが、北朝鮮に行かれた時は北朝鮮バージョンで『ハラ、フル、セイ、○○ー!』と叫びました。
 さて、何といった!」
 (木)「え〜、え〜、何やったっけな?」
 (ユ)「バンザイ、いう意味です」
 (木)「ピョンヤン!」
 (ユ)「正解は“マンセー”です」
 (木)「あぁ、聞いたことはあったんやけどな。ゴメン、ホンマに分からんかってんや」

 
 木→ユ「誰のどういう時のモノマネか当てて下さい」、ということでやりだす。
 「おい、シロウ」というのがきめゼリフでこれでユウキロック「長州力!」と当てる。
 ユ→木「CSのファイティングTVノア’sサムライに出てるお笑い芸人は…あさりどですがあさりどの師匠に当たる人は…萩本欽一さんで、その萩本さんが昔組んでたコンビの相方は…坂上…○郎?」
 一同から「プロレスちゃうやん」とツッコミが。
 「数字が入ります」と超ヒントを出すユウキロック。もちろん当たる。

 
 木→ユ「誰のどう言う時のモノマネか当ててください」。
 これも「オイ、シロウ」というフレーズでユウキロック当てる。

 ユウキロック決勝進出。

決勝戦 竹若vsユウキロック

 竹→ユ「プロレスの正式名称は?」
 (ユ)「プロパン…ガス?やなくて…」
 「木)「レスはどこ行ってん?なぁ、決勝ぐらいマジメにやれや!」

 「基本問題から出します」とユウキロックがいうと「ユウキの簡単な問題は結構難しいからなぁ」、とバッファローの2人。
 “ユウキ”と呼ぶ人はたむけんと修さんぐらいしか私は知らないので新鮮。
 ユ→竹「新日・全日の正式名称は?」
 “にほん”か“にっぽん”なのかそれとも“ニチイ”なのか迷う竹若さん(^^;。

 竹→ユ「大阪府立体育館で(福岡で大阪府立体育館の問題ばかりいうのもなぁ、と木村さん)グレートムタvsサムライシロウの試合がありました。
 すると子供が野次りました。『赤勝てー、ムタは赤のメークやからな。で、○○勝てー』といいました。さて、何と言った?」
 正解は「しろ勝てー」。「シロウと赤白の白掛けてんねんで。ウマイわぁ〜」と竹若さん。

 ユ→竹「プロレスの試合が多く行われている日本武道館を主題にした歌は…『大きなたまねぎの下で』ですがそれを歌ってるのは…爆風スランプですが、そのVo.は…サンプラザ中野ですがさて、ドラマーは?」

 全然プロレスちゃうやん、もうこうなったらおもろいこと言ったれや、と芸人達。
 竹若さんの答えは「ウ○コシタオ〜!」(^^;。
 「ファンキー末吉と思わせて実はニューファンキー末吉なんですけど、まさか『ウ○コシタオ』が来るとは思いませんでしたわ」
 とユウキロック。

結果、ユウキロックが優勝。


<チーム30分対決 ユウキロック&ケンドーコバヤシ&仲田龍vs三沢光晴&バッファロー吾郎>

吉本新喜劇のテーマに乗って仲田アナ登場。
 そして三沢社長をリング上でやるようにアナウンス。
 お客さんからは自発的な「三沢コール」が鳴り響きました。

ゲームはレスラージェスチャー当てゲームと話題にされてるレスラーは誰かを当てるもの。
 詳しい内容は省略しますが誰が1番手で行くか決める時、社長が木村さんに
 「じゃぁ明浩から」といったら木村さん大喜び。
 「あの〜素でめっちゃ嬉しいんですけど。下の名前で呼んで頂けるなんて」、と。
 あと「ストーンコールド」の名前が出た時会場から「あぁ…」みたいなざわめきがちょっとありました。
 恐らくハリガネの出囃子を連想したんでしょう。
 ハリガネロックの出囃子は「ストーンコールドスティーブオースティンのテーマ」です。
 ザ・ロックのモノマネの時はただガン垂れるだけの三沢社長でした。


<トーク30分勝負>

三沢社長に聞きたかったことが聞ける至福の時間。
 木村さんとケンコバが軽く芸人ボケで場をほぐした後は質問タイム。
 ユウキロックは5/25の対蝶野戦に行ったということで闘いを終えた感想などを聞いてました。
 コバも三沢社長の今後の試合予定は誰かなど聞いたり。
 本当、プロレス好きなんだろうなぁ。恐らくこの時間はお客さんがあんまり見えてなかったはず(^^;。
 でもそれでもいいよなぁと思った。

最後はジャンケンで勝ったお客さんへ三沢社長のサイン入り著作本とサイン色紙(お姫様だっこ付き)プレゼント。
 前回もありましたねぇ。
 前回と同じく「頭がパーの人もダメですよ」「あいこは歌手のaikoでもだめですよ」というコバのボケを聞きました。
 なんと三沢社長、ジャンケンが強くて決勝には誰も残れなかったり。
 「どういうことなんですか。ジャンケンでも皆倒すって。ありえへんですよ」とコバ。
 なんとか3名がプレゼントをもらうことに。

<感想>

お客さんにあんまり媚びないこういうイベントもあって良いと思う。
 だけどそういうイベントは今は中々難しい。
 知ってるはどんどんついて来て、知らない人には説明する暇がないから置いて行きますよ、ということが出来るのは演者と客の間に無意識的な了解があるからだ。
 私は“知らない人”だったから無理に分かろうとせず、雰囲気を楽しんだ。
 それでも充分面白かった。

ハリガネロックライブレポート
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