アウタースペース〜3つの空間〜
[出演]
ザ・プラン9
[ゲスト]
大上邦博/ハリウッドザコシシショウ
●●● 鈴ゴエSPACE〜第24回岐阜羽島演芸コンクール |
タイトルコールの後、司会者の「大杉蓮(ゴエさん)」と「服部真湖(鈴木さん)」が登場(笑)。 いつも思うけど、鈴木さんって女装が美しい。 女の私が嫉妬してしまうほど(笑)。 タイトルからも分かるとおり、演芸コンクールの審査会場という設定。 私たちは観覧にやってきたということ。 なお、この「岐阜羽島演芸コンクール」。 歴代受賞者は、司会の服部さんによると 「君…と僕?(ヤナギブソンの昔のコンビ名)」、「シェイク…ダウン?」、「スミス夫人(きっぱり)」 だそう(笑)。 予選を勝ち抜いて今日の本選に臨む芸人は 「Dreams Come True」「ザ・素人ツッコマー」「宇野君と村井君」「ザ・プラン9」の4組。 なお、予選は5組が挑戦したとか。 唯一落ちた芸人は服部さん曰く、「ユウキロック」(笑)。 個人的にツボだった。 1:ドリカム→当たり前ながらトリオ漫才。 ニーヒャ(久馬さん)がすぐ脱退しようとするので困惑する美和さん(灘儀さん)と中村さん(ギブソンくん)。 そして、笑いが少なかったらすぐ「こ〜っちむ〜いてわら〜って〜(「Eyes to me」)」を連発。 2:ザ・素人ツッコマー→10年以上組んでいた前のコンビではボケだった久馬さんがツッコミに転向して組んだコンビという設定。 ゴエ×久馬という組み合わせでしたが、つっこんでてもボケてるようにしか見えない久馬さん(笑)。 3:宇野君と村井君→ショートコント。 村井君(灘儀さん)はネタをケンタッキーフライドチキンの裏に書いている。 ウケない度に、ネタ帳(=チキン)を確認する。 全体的にシュールさ最高潮。 次のノミネート芸人は「ザ・プラン9」。 この時、「超新塾」や「ネゴシックス」という言葉が出てきたけど、「超新塾」に対する反応がイマイチでちょっとがっくり。 4:ザ・プラン9→コント「人質」 立てこもり犯(鈴木)を説得しようとする刑事(ゴエ)。 犯人は人質を取ろうとするが、その人質は「客」。 誰を選ぼうか犯人が品定めしようとすると、自ら人質に志願したチャレンジャーな女性が現れる。 この方、多分3月に池袋であったインストアにもいらっしゃったと思う。 聞いたことある名前だったし。 犯人に対し、人質の家族が心配しているからそれに免じて開放してくれないだろうかと交渉する刑事。 家族という父(久馬)、兄(灘儀)、妹(ヤナギブソン)が連れてこられたが、人質の名前を間違えたり、特技を当てられなかったりと怪しさ全開。 お母さんだったら知ってるはずだ、と今度は客席からお母さんを探す刑事。 またも自ら名乗り出る母(友達というわけではなさそう)。 3分間だけ親子の語らいの時間をやろう、ということで舞台からハケる刑事&犯人。 素人さんだけどイタさを感じないボケ・ツッコミのやりとりを行うなど、かなり頑張った2人。 ノミネート組のネタ披露は全て終わったので、これから審査タイム。 ちなみに審査員はマナカナのカナちゃんやキダ・タローなど(^^ゞ。 審査結果が発表されるまで 「前年度審査員特別賞受賞者の大上邦博さんのネタをご覧下さい」 と服部さん。 全くもって予想してなかったんでこのミラクルにはかなりびっくり。 野球のユニフォームを着て意気揚々と大上さんが現れると、客は割れんばかりの大歓声と拍手で歓迎(私も)。 大上さん、「まいどー」とご挨拶。 ストリークやん(^^;。 「ベースボール漫談でお馴染みの〜」なんていう。 さて、このベースボール漫談。 (何でよりによってそこを狙うかね?)と思ってしまうほどのチョイスの狭さに、だんだん苦笑と失笑が漂い始める。 引くに引けなくなり、持ち時間の2分を大幅に消費して姿を消す(笑)。 司会者の2人は 「審査員特別賞って、最優秀賞じゃないですからね」「あのレベル(でも何かしら受賞できるコンクール)やのに、ユウキロックさんは予選落ちですからね」などと言い合う。 結果発表。 「第42回岐阜羽島演芸コンクール最優秀賞受賞者」 は 「ザ・プラン9のネタのときに協力してくれた人質の女性」に決定。 賞品として「ザ・プラン9のサイン」か「宇野君と村井君のサイン」のどちらかを選んでもらう。 「プランのサインはまたどこかで貰える機会はある。だけど宇野君と村井君のサインは多分もう2度と貰えないですよ」 なんて司会者が煽ると、「宇野君と村井君のサイン」を選んだ人質さん(笑)。 プランのほうは母親役を名乗り出た女性に進呈する。 |
●●● ナダギブソンSPACE〜ナダギブソンショー |
白衣で登場した灘儀さんとギブソンくん。 最近自由に喋るライブがほとんど無いので、ナダギブソンSPACEは、2人が興味あることや面白いと思うことをひたすらトークすると説明。 気楽に見てくれ、とのこと。 ヤナギブソンくんは、「ギネスブック」。 ギネスに載っていた凄いんだけどどうにもしょーもなさが漂う世界記録を紹介。 灘儀さんは、「似たものがお」と「トンデモ洋楽カバーレコード」の紹介。 「似たもの顔」は、料理人の神田川さんとパンチョや、森末慎二と諸星裕など、2人の写真を横に並べていく。 ところが、「岡田真澄とスターリンが似ている」とフリップを並べると、 (すたーりんって誰なん?)みたいな空気がじわじわと漂い、 「何でスターリン知らんの!?」と驚く灘儀さん。 「トンデモ洋楽カバーレコード」は、原曲は名曲なのになんで日本人が日本語でカバーしたらこうもB級に成り下がってしまうのかを検証。 ボロ雑巾のように働かせられる悲哀がテーマになってしまった涼風真世版「A Hard Days Night」や、勝手に歌詞をつけてカバーした子門真人版「STAR WARS」のテーマや、羽賀研二番「never ending story」など。 子門真人の方はどういうわけかウン百万円のプレミアがついているとか。 個人的に秀逸だったのは、五木ひろしがカバーした「Yesterday Once More」。 コブシが効いているのも笑った理由だが、なにより肝心の「yesterday onde more....」の部分を勝手に「ありがとう」と改ざんした堂々っぷりに完敗。 |
●●● おーい!覚王山SPACE〜「14」 |
・「14分」 舞台はテレビ局。 ニュースのスタンバイを始めているスタジオに2人組の強盗(鈴木&灘儀)が乱入する。 彼らの要求は 「今度選挙に立候補するので、ニュースの時間を使って公約を流させてもらう」 というもの。 スタジオに居合わせたニュースキャスターの福田(ゴエ)、責任者の斉藤(ヤナギブソン)、作家の覚王寺(久馬)は、仕方なく条件を飲む。 ところが、犯人は 「エエ公約をお前らに放送までに作ってもらうからな」 と言い出す。 O.Aまで残された時間は14分。 果たして間に合うのか.… 深夜にルミネカメラを覗いてたら「14:00:00」という電光掲示板があったんで、何に使うんだろうと思ってたらこれだった。 選挙公約のほうは、 「教育・勤労・納税の次に出来た新しい国民の義務は?」などを大喜利形式で出題(笑)。 久馬さん&ヤナギブソンくんは割とすらすらと発表していたが、ゴエさんは苦戦。 なお、考え中の間は鈴木さんの生ギターがBGM。 「巡恋歌」とかやっていたが、今からサビ!というところで誰かが回答するので、鈴木さんはチトご不満。 なんとか放送開始に間に合い、いつものようにニュースを読み上げようとして、強盗が用意した声明文を読み始める福田。 その中身は… ・「14階」 テレビ局のエレベーターに、キャスターの福田を合わせ5人が乗っていた。 仲間(ギブソン)と最近の少年犯罪の低年齢化など話していた福田が、他の人間の様子がおかしいことに気づく。 宅配便業者と思っていた男(久馬)は、実は爆弾魔。 福田達はもちろん、自殺願望があるエレベーターガール(灘儀)や、福田の女性関係を疑い、変装してエレベーターに乗り込んだ福田の妻(鈴木)はパニックに。 数字の1〜14を言わなければ爆発はしないという男。 しかし、もう既に1〜13を気づかないうちに言っていた。 後が無い4人。 巧妙(?)に仕掛ける男の罠とは…。 そして“爆弾”の中身とは?(→東京では、ハリウッドザコシシショウでした) <エンディング> 8月の本公演の告知が行われる。 ゲストもあらためて登場。 ウケるまで頑張ろうとし、持ち時間を大幅にオーバーした大上さん。 ザコシは持ち時間を守らないとコントが成り立たないので、律儀に時間を守ろうとした結果、フリも何もかもすっ飛ばしていきなりオチに行くので、客はもちろん、同じ舞台に立っていた芸人も困惑だったとか。 ++++ <感想> プランならではの騙しや遊び心が満載でとても素敵なイベントでした。 東京の本公演がの日程が合わないので大阪まで足を伸ばしますが、決めてとなったのはこのイベントでした。 |