黄金基地M10 03/2/22


<はじめに>

何故か「開演午後6時」を「開場午後6時」と勘違いしていた私。
 結構ギリギリに着いてしまって焦った。
 遅れて入場したら絶対
 「誰だ、オマエは!」
 と誰かに罵倒されてただろう(^^;。
 Kコバに罵倒されるのは一生に一度で充分です。

入り口で配られたのは
 「今日は陣内智則の誕生日なのでMCが合図をしたら“ハッピーバースデー”を唄ってください。
 なお、本人には内緒の企画です」
 とお願いが書かれた紙。
 人を喜ばせるドッキリに参加するのは大歓迎。
 初めてこういうものに参加するのでちょっとにこにことなる。
 
 そーかー、陣さんは今日が誕生日なんだ。
 …全然知らなかった。
 ごめんね、陣さん。
 そしておめでとう29歳(^^)。

フジのアナウンサーが破局したとはいえ相手と知り合ったのがお笑いライブで隣り合わせたのがキッカケだったらしいのでちょっと新たな出会いの可能性を期待して席に着いた私。
 現実は甘くない。
 四方八方全て女性に囲まれてロマンスなんざ起こり得る訳無かった(苦笑)。


<開演>

今日のMCはパタパタママ。
 今日のゲストを称して「2丁目軍団の方々」「千原軍団の方々」という嬉しい喩えが聞かれた(^^)。
 そして本日の出演者紹介が始まる。

1組目:ケンドーコバヤシ神田晋作

 神ちゃんに「誰だ、オマエは!」と怒鳴るケンコバ。
 芸人です、とMCから言われる。

 今日のケンコバは
 黒のツナギを着ていて常に股間を触っている(何でも、ツナギだと位置が定まらないらしい。そんなの知るか(^^;)
 といういつもと同じ(あるいはいつもよりひどい)サイテーっぷり

 でしたが(苦笑)、そんな彼に対して掛けられる
 「キャーッ!」「可愛い〜」「コバ〜、コバ〜!」
 という黄色い声の何と多いことよ。
 …ケンドーコバヤシですよ。

 彼に「キャーッ!」という声が送られる時って大抵
 (このワイセツ野郎!)
 というニュアンスか、
 (この暴力野郎!(美形の芸人をしばいたりした時))
 というニュアンスが多かったのに。
 コバをぬいぐるみと勘違いしてるんじゃないかと思えるほどで少しびっくりした。

2組目:サバンナどりあんず

 茂雄さんが中々の人気者でした。
 野爆と一緒にイベントで来た時、その2組をお店にどりあんずが連れていこうとしたら茂雄さんとくーちゃんでミニコントを道中やり出して中々先に進まなかったらしい。

3組目:陣内智則

 パタママの合図と共に全員で「ハッピーバースデー」を唄いました。
 ただ「〜ディア○○」の部分を何と言うか決めてなかったので
 「ハッピーバースデー、ディア…」の後一瞬全員黙り
 「…陣内さん」「…陣さん」「…陣くん」とバラバラに(^^;。
 それでも喜んでくれた陣さん。
 ケーキも運ばれたのでローソクを消すことに。
 ちなみにケーキを持ってきた福吉芸人の山崎くんは楽屋で茂雄さんが陣さんを呼んでたら「ハイ」と返事してたらしい。
 陣内さんちゃうやん、と一同から言われていた。

 ローソクも吹き消され陣内さんへの祝福ムードの中、一人最初からいっこも笑ってない人が(笑)。
 言わずと知れたケンドーコバヤシ。
 「誕生日なんやから良いやんか〜。祝ってぇな
 と陣内さんに言われると
 「オレ、7月にイベントで来たのにこんなんしてもらえへんかったで!
 と拗ねていた。
 プレゼントを持ってきた人を聞く陣さん。
 飼い猫のためにキャッとフードを3缶持って来てた人とかいたけど、コバがいくらかパクって食べてたなんていう陣さん。
 コバの機嫌が更に悪くなる(^^;。


<ネタ組・前半〜どりあんず〜神田晋作〜ケンドーコバヤシ>

1.どりあんず(漫才)

 ☆男前の条件

 (辛口なことを書きます。
  あのオチは無いだろう、というかあれはオチじゃない。
  ちっとも落とされた感じがしなかった。
  何であれがオチといえるのか分からなかった。
  どりあんずのキャリアを考えたら尚更。
  それに今まで見たことあるのはそこそこ納得いくオチの形式だったし)

2.神田晋作(コント)

 ☆早引けをしたがる学生の言い訳

 (途中でオチが読めた。
 それも(もしそういうオチだったらオイオイだぞ)と思う展開のオチだったのでアイタタ…だった)

3.ケンドーコバヤシ(ショートコント?)

 ☆女性にターゲットを絞った笑い
 ☆男性にターゲットを絞った笑い
 ☆男子中学生にターゲットを絞った笑い
 ☆女子中学生にターゲットを絞った笑い
 ☆身体が寂しい未亡人にターゲットを絞った笑い
 ☆血も涙も無い人にターゲットを絞った笑い
 ☆新日本プロレスファンにターゲットを絞った笑い
 ☆全日本プロレスファンにターゲットを絞った笑い
 ☆ヤングマガジン読者にターゲットを絞った笑い
 ☆ハウンドドッグファンにターゲットを絞った笑い
 ☆ジャイアンツファンにターゲットを絞った笑い
 ☆ガンダムファンにターゲットを絞った笑い
 ☆誰にもターゲットを絞らない、誰も笑わないであろう笑い

 (暗転が終わって照明が点いた舞台に彼が現れた時、その姿を見て私は
 「サイテー(笑)!でも良いぞ、コバ〜!」とエールを送っちゃいました(^^;。

 だって、顔はサングラス。
 上半身は素肌にジャケットとネクタイ。
 下半身は…ブリーフのみ!
 
 さっき彼に寄せられていた黄色い声援はきれいさっぱり消えました。
 どこに行っちゃったのやら。
 代わりに寄せられたのはそのような格好を受け入れることが出来て、笑える人達。
 「コバだよ、これこそコバだ(笑)」「最低さにも程があるよねぇ(笑)」なんていう声を聞きました。
 私の前にいた人は(今回私はE列でした )は手を叩いてツボに入ってました。

 ある意味不謹慎な格好で出て来たコバはあの重みのある渋い声で
 「私がこうして喋ってる間にも…私の従妹は私の芸風のせいでいじめにあっています。
  皆さん、イジメはいけません。イジメの元凶は断たなければいけません。
  …しかし、従妹の場合元凶は私なのでそうなると私は芸人を辞めなければなりません。
  …無理です!」
 なんてなことを言っておりました。
 そういえばラジオでケンコバファンの女子高生が学校で肩身の狭い思いをしているとかいう投書が来たとか言ってたな。

 「血も涙も無い〜」というのは折りしも元相方が泣ける映画として挙げていた作品をモチーフにしたものでした。
 方向性の違いが現れていて面白い。

 己の手で黄色い声援をぶっ潰したケンドーコバヤシ。
 彼にはずっと愛すべきヒールとして歩んで欲しい)


<コーナー:クイズ・あなたは誰だ?>

MC:パタパタママ・下畑 出演者:ケンドーコバヤシ/神田晋作/どりあんず/パタパタママ・木下

ルール
 出題者と回答者を決める。
 出題者はスケッチブックに書かれてるものや人になりきる。
 それが何か当てた人はポイントを貰える。当てられなかったら出題者がポイントをもらえる。

 1回戦は神田くんが出題者となり、お題の「鉄腕アトム」は誰も当てることが出来なかったのでポイントゲット。 
 2回戦は木下君が出題者。しかしお題の「まくら」はケンドーコバヤシ以外の回答者に見破られる。

 そして3回戦。出題者はケンドーコバヤシ。お題は「自分」。
 ヒントとして彼の口から出されたのは

 ゜年齢は16歳
 ゜人か物のどちらかと言われたら「物」
 ゜下ネタはやらない。「上ネタ」に分類される
 ゜値段だと29800円が相場

 と翻弄しまくりにも程があることばかり(^^;。
 唯一
 「1年前までよく福岡では金曜の深夜番組に出ていた」
 とマトモなヒントが最後に出された。

 堤くんの回答は某先輩。やけに辛口な意見言ってたなぁ(^^;。
 平井くんは(何故か)タモリ。
 木下君と神田君の回答はコバ。

 コバの口から正解が発表。
 「二谷英明です」
 と最後の最後まで翻弄する(^^;。


<ネタ組・後半〜パタパタママ〜サバンナ〜陣内智則>

パタママのネタが始まる前、スクリーンが登場。
 来月、バッファローさんがゲストで来る「超コント」というイベントの紹介V。
 バッファローさんのインタビューっぽいのが流れた途端
 「オォ〜ッ!」「ワァ〜ッ!」とどよめく場内。
 さすが“2丁目軍団”の客。私もときめいた。
 ちなみにパタパタママがそのイベントの芯取りっぽい。
 それを踏まえた上でこのネタになったのかな。

4.パタパタママ(コント)
 ☆ネタ合わせ

 (パタパタママは福岡の若手の中で一番コントが上手いと思います。
 今回のコントもところどころで“あっ、うまいなぁ”と思わせるところがありとても満足しました。
 ある男性がめちゃめちゃウケてて笑い声がよく聞こえた)

5.サバンナ(コント)
 ☆学生・茂雄の妄想(サッカー部に入ったら…とか。友達になろうと誘っている八木と対照的な人生を送っている妄想)

 (説明、抽象的ですね。
 舞台は新学期のあるクラスです。学生服着てた2人。
 茂雄さんの一人芝居っぽい形で一人何役もこなしてました。
 やっぱりサバンナはコントが私は好きだなぁ。
 茂雄さんのちょっと狂気が入ってそうな役とか特に)

6.陣内智則(コント)
 ☆卒業式

 (「♪ボビンケースにチャーコペン!」のコントです。
 オンバトでやったことがあるからか、笑いが起きないところもあった。
 恐らく初出しだったら凄かっただろうな)


<トークコーナー>

MC:陣内智則 参加者:サバンナ パタパタママ

せっかくのトークなのに「陣コバ」の絡みは無いのか…と思うとちょっと残念。
 まずとっかかりとしてパタママに何年目かを聞く陣さん。
 baseだとロザンやビッキーズと同期ということでサバンナより芸歴は上。
 陣さんは「オレは6年目やから」とすっとぼけたことをいう。
 ちなみに本当の芸歴6年目の頃の陣さんはでっかいメガネを掛けていたそう。
 初めてその格好でTVに出たらメガネがライトを反射して画面が物凄く眩しくなってしまい局に苦情が殺到したらしい(^^;。
 茂雄さん曰く
 「トランプしても陣内さんのメガネにカードが写ってるからみんなにバレバレやねん。
 絶対陣内さんが負けるねん」
 だったそう。

「テーマその1:感動したこと」

 ファンの子絡みで何か無い?とサバンナに聞く陣さん。
 茂雄さんはこの間男性のファンにいきなり腕を掴まれて
 「思った通りの細さやった!」
 と感動されたらしい(^^;
 
 真澄さんはタイタニックで感動して泣くらしい。
 そしてバレンタインにプロテインとAVをファンからもらったことにも感動。
 「僕が喜ぶのを分かってくれてる訳ですよ。
 プロテインで身体作ってその後AVで…」なんて言っていた(^^;。

 しかし八木さんは結構「ファン」と「アンチ」の差が激しい芸人。
 手紙を開けたら「198円」のレシートが入っていてそこに「八木の値段」と書いてあったりとか。
 陣内さんにもアンチからの手紙が来た時、散々悪口が書いてあった最後に「八木にも言っとけ!」と書いてあることも。
 イタ電とかイタメールが頻繁に届くのでキレた八木さん。
 オマエ、ええかげんにせぇよ!と怒鳴りつけた後に何故か
 「また掛けてな」
 と言って電話を切ったのでご要望に任せて…と言わんばかりにまたかかって来られて
 「違うねん、さっきのはな…」と説明してるのを相方が目撃していた(^^;。

 茂雄さんはあやや(松浦亜弥)のコンサートも結構感動したとか。
 ロッシーと一緒にミュージカルを見に行ったらしい。
 あややが出て来た途端客が騒いでエライことになるのでは?と予想してたそうだけど、
 「ミュージカルやから、騒いで邪魔したらアカン!みたいな感じで我慢してはんねん。
 お客さん、ものすご行儀いいねん。
 そのかわり2部がライブやねんけどその時はもう踊ったり叫んでたりしてたけどな」とのこと。
 ミュージカル中に騒いだ客には幕間の時間ロビーでファンが取り囲んで注意とかしてたらしい。
 すっかりあややの虜になった茂雄さんとロッシー。
 (ロ)「あやややややはエエですねぇ」
 (茂)「ロッシー、言えてへんやん。あやややで」
 (ロ)「あやややや…言えませんねぇ」
 なんてな会話を繰り返しながら後にしたとか。

「テーマ2:20代」は大抵が真っ盛りなのであまり盛り上がらず次のテーマ「自慢出来ること」に移った。

 ここで「自分の自慢は筋肉」と言い出した真澄さんに、きんに君が台頭してきた現在、本当に八木さんの身体は自慢できるものなのかということに。
 体力を証明しようということでケーキを運んできた山崎さんと腕相撲をすることに。
 ところが呆気なく負けてしまった八木さん。
 「見かけ倒しやん」「もう筋肉封止せぇや」「何やねん」と非難ごうごう。
 リベンジということで茂雄さんと指相撲対決。
 ところがこれもあっさり負けてしまった八木さん。
 「茂雄!しばらく修行の旅に出てエエか!」と切り出す八木さんに飄々と
 「えぇよ」と返した茂雄さん。


<エンディング&感想>

福岡勢がイベントの告知をして終了。

「陣コバ」の絡みが見たかった私はこの2組の絡みが無かったのがちょっと残念。
 だけどそれ以外は満足です。
 特に己の力で黄色い声援をぶっ潰したケンドーコバヤシにはMVPを贈りたいぐらい(^^;。



イベントレポート
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