2丁拳銃の漫才しょか〜新ネタ漫才+一夜限りのシャッフル漫才〜
(06/6/11 atルミネtheよしもと)
[出演]
2丁拳銃/COWCOW/ダイノジ/アップダウン/トータルテンボス/イシバシハザマ/ピース/ハリセンボン
<オープニング> イベント説明を修士さんがしているのに私語をしているお客さんがいたらしく、修士さんが注意をする一幕が。 修士さんだから注意で終わってくれたけど、これがC原兄弟のSイジさんなら泣かすか追い出すかだろうなぁと、ちょっと楽しい空想をする。 “楽しむ過程で他の客に不快感を与えるのはNG(by 大槻ケンヂ)”です。 <新ネタ> 1.ハリセンボン ☆ 優柔不断? 2.ピース ☆ 親切シミュレーション 3.イシバシハザマ ☆ ショートコント・イシバシハザマのおかしな話 (イシバシハザマのネタを見たのは今日が初めて。 漫才イベントでショートコントをやるシュールなところは嫌いじゃなかった) 4.トータルテンボス ☆ トータルテンボス版“あるある”漫才 5.アップダウン ☆ 実況中継〜さほど親しくない同級生に久しぶりに会った時 6.ダイノジ ☆ 上京と父親 7.COWOCW ☆ ○○欲しくない? (前回、“漫才”の概念をぶち壊した「英会話教室」を披露したCOWCOW。 今回もそれをちょっと期待したが、今日はじゃれ合い漫才。COWCOWならでは、という感じだった) 8.2丁拳銃 ☆ 腹立つ女はどっち? (“付き合うならどっち?”の別バージョンのような感じ。 2丁拳銃がやる典型的な漫才。 ただ、小堀さんが時々ネタ飛び。 時期的なものもあるけれど、普段だったら微笑ましいと思うようなことも今日はさほどそうは思えず(苦笑)。 短時間で3度目のネタ飛びをした時は、ちょっと真顔でイラッとしてしまった...) <シャッフル漫才> 抽選の様子を映したVがスクリーンに。 結果は知ってる筈の芸人も上手・下手に分かれてわざわざ見るところが何か面白かった。 出演順は舞台で抽選。 引いた数でボケ合戦を始める芸人達。 真っ先に自分が引いた数字を言ってしまったためその流れに乗れないことを悔やむタダケン(笑)。 1.ベルボトムズ(COWCOW・多田&トータルテンボス・藤田) ☆多田の歌 2.修士とハザマ(2丁拳銃・修士&イシバシハザマ・間) ☆ツッコミテスト ☆ショートコント…のオチだけ8本 ☆1本だけフルショートコント (芸歴5年のハザマさんのツッコミを芸歴13年の修士さんが審査する、という形式で、修士さんがやたらと過去の栄光を自慢するところが何か可笑しかった。 自称“baseの王子様”発言には、同期でニチョより長くbaseにいたタダケンが首を捻ったり) 3.吉祥寺死神レコード(ピース・又吉&ハリセンボン・箕輪) ☆不本意な共通点 (前回の“カリカとはるか”と言い、ビジュアルは最高の組み合わせ。 箕輪さんはオノを担いで登場。 アングラ演劇系だった“カリカとはるか”に比べると漫才の色が濃かった。 なお、綾部さんによれば、このコンビが外でネタ合わせをしていたら異常にカラスが近寄って来ていたらしい) 4.マキシシングル(ダイノジ・大谷&イシバシハザマ・石橋) ☆リスペクトCOWCOW〜田中邦衛病 (COWCOWのモデルポーズやよしくんが使う田中邦衛衣装など、何故かCOWCOWをやたらとフィーチャリングしていたこのコンビ。 大谷さんが奥さんの実家に帰ったりとかであまりネタ合わせ出来ず、電話でネタ合わせをしたこともあったとか。 奥さんが実家に帰るのは分かるが、大谷さんまで奥さんの実家に行く必要はあるんだろうか?とあまりダイノジ事情に詳しくない私には分からないことばかり) 5.あしたたくみ・はるな(アップダウン・竹森&ハリセンボン・近藤) ☆はるな=エビちゃん? ☆たくみ=ブタ! (今回投票権を持っていたらこのコンビに入れていたと思う。 前回タカアンドトシのトシさんと組んだ「R&B」で見事優勝したはるなさんの力は今回も健在。 “浅草の寄席に出ているベテラン夫婦漫才”という設定を見事に演じ切り、竹森さんと息がぴったり合ったテンポが良い漫才を披露。 竹森さんも「白スーツ+赤のドデカイ蝶ネクタイ」という典型的な漫才師になり切っていた。 ネタ合わせはかなりやった、というのも納得の出来) 6.ホンキートンク(ダイノジ・おおち&トータルテンボス・大村) ☆エビちゃん ☆デートプラン (M-1の映画にはこのコンビの設定で出たらしい2人。 トータルやダイノジのファンとか、この映画を見た人なら嬉しい組み合わせだったんだろうなぁ。 衣装から私は往年のやすきよを連想したが、修士さんは「青空球児・好児か!」トツッコミ。 なるほど、そっちの方がよりピンと来る。 あしたたくみ・はるなと同じく、浅草の寄席を拠点に活動している芸人という設定にしていたピッタリだった) 7.レミエロメン(COWCOW・よし&ピース・綾部) ☆下ネタ自主規制 (私の中では裏期待度ダントツ1位だったコンビ(笑)。 前回のエロギュラー(よし&パンクブーブー・哲夫)では、前代未聞の「Fandango!丸々カット(存在が放送禁止)」というある意味大偉業を成し遂げたよしくん。 今回の相方がルミネのエロテロリスト・綾部なんて、ルミネにいる笑いの神様は相当シャレが分かると見た。 “エロ”と思われる言葉を吐く時は“エロ筒(ただの茶筒)”にその言葉を吐くようにしたが、後半は自主規制の嵐。 それにしても、気づけば“よし=エロ”という図式になったなぁ...(^^;) 8.アコースティックス(2丁拳銃・小堀&アップダウン・阿部) ☆弾き語り漫才〜長渕編、尾崎編 (袖なしシャツに赤のバンダナを首に巻いていた小堀さん。 右手はギプスも包帯もしていなかったが、傷があるのはすぐ分かる。 ネタの邪魔になるから包帯類は敢えて外したのかな?と思った。 そしてアコースティックスはベルボトムズと芸風・ネタとも被ってしまう不運に。 ついでにいえば衣装も若干被っていた。 ネタ終了後のインタビューはネタが終わった直前のコンビがやるルールで、1組目にはトリのコンビがやったが、インタビューしながらアコースティックスは(しもた〜!)という気持ち満載だったそう。 弾き語りに見せかけて小堀さんにツッコミを入れていく系統のネタで、私生活の行動面について直接は知らないとはいえ間接的に色々話が伝わってくるので、それを思うと苦笑&ため息&徐々に般若顔。 自分自身の言動や行動が原因で小堀さん一人分の評判が悪くなることがあっても、それは小堀さんの責任だが、結果的に2丁拳銃全体にまで及び兼ねないことはやっぱり控えて欲しい。 私生活をネタにすることはアリとは思うけれど、最近耳にするエピソードは正直な話、笑えるものではない。 笑い話として聞き流そうとしても、引っ掛かるところが多々ある。 笑いの形は色々あるけれど、これを笑いに繋げられたら何となく違和感がある。 2丁拳銃で笑いたいけれど、2丁拳銃に求めている笑いはそれじゃない。 他にもいっぱいあるでしょう、いっぱい持ってるでしょう、と思う) [結果発表] コンビごとに色が割り当てられている(芸人は自分達が何色かは知らされていない)。 審査員に選ばれた客は一番面白いと思ったコンビの色画用紙をあげる。 集計終了。 得票数とコンビ名(コンビ名はこの時点では伏せられている)が書かれたホワイトボードが運ばれる。 何と最下位コンビの得票数は「1」! あのエロギュラーでさえ1票以上獲得出来たのだから、芸人は騒然。 無難なところから、まずは6位にランクインした得票数8のコンビを見てみる。 紙を剥がしてみたら、何と“得票・1コンビ”の大本命だった「レミエロメン」! 自分達も予想外だった大健闘によしくんも綾部さんも大喜び。 本命の「レミエロメン」が消えたことで、不安が増すほかのコンビ達。 6位以上を続けて見ていくことに。 5位...「吉祥寺死神レコード」 9票 4位...「ベルボトムズ」 12票 3位...「修士とハザマ」48票 1位、2位、7位、8位を残すのみとなり、7位から見る。 7位...「アコースティックス」 11票 1、2位を見てからビリを見ようということになり、1,2位を一気に見てみる。 2位...「ホンキートンク」53票 1位...「あしたたくみ・はるな」60(?)票 で、浅草コンビがワン・ツー・フィニッシュを飾る劇的な展開に。 前回のR&Bに続く2連覇のはるなさんに小堀さんは「あげまんや!」と賛辞を送る。 優勝に盛り上がる中、やってしまった「マキシシングル」の大谷さんは、「紙剥がさないでください!」と懇願。 唯一票を入れてくれた人にはお中元をお送りしたいですとも。 カルピスを送るつもりらしい(笑)。 次回はまだ決まっていないが、秋頃になる予定。 「漫才あきた(秋た)」「漫才ざんしょ(残暑)」など、季節に引っ掛けたライブタイトル案が芸人達から多数出されていた。 「漫才ざんしょ」が個人的に好きです(笑)。 |
(06/6/14 記)