<漫才の王道W>レポ
もう一度書きます。「漫才の王道W」。素晴らしい…(拍手)。ハリガネロックのためにあるようなイベント名ではありませんか。意外にもハリガネはこの「漫才の王道シリーズ」は初参加。ルートや中川家は割に参加してるんですが。
今回、このチケットを獲ったキッカケはやはり、ハリガネですが、「若手最有望株」とあちこちで言われてるキングコングも気になったので獲りました。もちろん、地元のエース、華・大さんもだけど。
今回、私はちょっとのんびりして劇場に赴いたら、まぁ、長蛇の列!甘く見てました…。整理番号は58番と、今までで1番遅い番号。しかし、前の50何人は全て桟敷席狙いだったようで、私は当初から希望していた椅子席の一番前の右側に座れました。
15:05開演。
★オープニング
MCはハリガネロック!
のっけから、まさかハリガネが出て来るとは思わなかったので、私のボルテージは一挙に上がり、「わぁ〜、ハリガネだ〜!」なんて、「ちょっと」見境をなくした雄叫びを上げてしまいました…(^^ゞ。
勿論、2人共スーツ。しかし、松口さんは腰のとこに大きなチェーンをつけていて、スーツだけどロックでした。
(大上)「どうも〜!ハリガネロックです。今日は、我々はMCをやらせてもらう訳なんですけど」
(松口)「まぁ、MCなんてね、喋り自体が漫才みたいなもんですから、殊更“MC”って言うのはどうかと思うんですけど。いっそのこと、MCの部分はコントでやろうかと」
(大上)「何でやねん(笑)」
(ここで、松口さんがいかにもベタなコントのセリフを言ったが、メモっておらず、思い出せず…)
(大上)「そりゃ、ベタなコントではよう言うことやけども。ちゃんとMCをやろうや。さてね、『漫才の王道』言うだけあって、今日は漫才だけという素晴らしいイベントなんですが、漫才は好きですか?漫才好きな人は手を挙げて下さい」
勿論、全員すかさず挙手。
(松口)「まぁ〜、ここで『え〜、私コントの方が好きやのに」っていわれてもね」
(大上)「何しにそいつは来てんねん。『漫才の王道』って書いとるがな」
(松口)「いや、分からへんやんか。コントでもな、1人で機械相手にボケ・ツッコミとか」
(大上)「そんなん、陣内(智則)しかおれへんわ!陣内もやっと見つけたのに、そんなんやる奴が2人も3人もおってたまるかいな」
ここで、前半部の出演者紹介。紙に書いてある名前を読み上げて行く。
1:IMASOKARI(福岡吉本。確か2人共20歳か21歳)
2:ケン坊田中・松田キビキビ(福岡吉本。前見たときは私は「う〜む(ーー;)」やったんですが、今回は…?)
3:キングコング(ご存知キンコン。名前を言った途端に、拍手&「きゃぁ〜!!」の嵐。これを聞いた途端、松口さん顔を上げて、お客さんに「((他の芸人さんに)失礼やろ!やり直し!!」と言って、大上さんから「やり直しさせる方が失礼やで」と言われる。キンコンの人気は留まるところを知りません)。
芸人さんへの態度の反省を踏まえつつ、前半スタート。
★ネタ(前半)
1:IMASOKARI
「どうも〜、IMASOKARIです。時間差のある拍手ありがとうございます」と言
★夢
★交通事故を見掛けた時
(10月に比べたら、ネタをやる時間も増えて、喜ばしい限りだったけど、もう少しテンポが弾む方が良かったかも。オンバトでは初挑戦で300台のキロバトルを貰ったMASOKARI。期待しています)
2:ケン坊田中・松田キビキビ
★コンビ名
★地味
★売れたら…
(10月にはじめて見た時は、正直(ーー;)だったんですが、半年ぶりぐらいのケンキビの漫才は面白かったです。良かった(^^)。因みに何で前回は私は合わなかったのかといえば、下ネタが多かったからなんです。今回は全然無し。むしろ、下ネタが無い方が笑いを取れるのでは?)
3:キングコング
めちゃめちゃフラッシュ光ってました。まぁ、それは置いといて。
「ど〜も〜、キングコングです!イェイっ!」(2人)
「しゃかりき行きましょう!(梶原)」
★火事
★お葬式
(キングコング。前半の西野っちの間違い連発は「おや?」と思ったけど、そんなのは、最終的にどっかに行かせるぐらい、どんどん引き込ませますね。その辺は流石。あのテンポの良さはついて行くのが中々大変ですが、飽きさせないのは確か。キンコンのシメはご存知「おおきに!」ですが、私の近くに座ってた子は、感極まってか「こちらこそ!」なんて言ってました(^^)。確かにね)
★中休み(?)
MCハリガネ登場
(松口)「あの〜、もう終わりやないですからね。分かってるとは思うけど」
(大上)「まだ我々やってないしね」
(松口)「はい〜、前半終わった訳ですけど、(客は)見事にダレてますね」
(大上)「だら〜ってね」
(松口)「テンションを上げるにはね、ウェーブが1番なんですよ。ちょっとやってもらおうか!」
(大上)「あぁ〜。お客さんにね」
(松口)「いや、お前にや」
(大上)「俺にか!」
舞台でハリガネロックが2人ウェーブ(笑)。
(松口)「ね〜、大上君のウェーブでテンション上がりましたね〜(笑)。後は、大上君得意の手品でも」
(大上)「いきなり出来るか!何も持って来てへんがな!」
特技はいっぱいあるというハリガネロック。
例えば、松口さんは、この職に就く前は霊媒師だったそうで(本当の話なんですか、これ?客が誰一人笑わなかったんでマジ話な感じなんですが)、今でも誰か逢いたい人がいたら、霊を呼んで逢わせること出来ますよ、ということでお客さんにリクエスト(?)を募る。
そしたら、1人おじいちゃんに逢いたいと言う子が手を上げたので呼ぶことに。
憑依させるのは、大上さんの肉体。
何か、もやもや〜っと胡散臭げな呪文を唱え、大上さんがトロ〜ンと目を開けて何か言おうとしたら、気付けをして目を覚まさせる松口さん。
(大上)「(はっ)。えっ、何?何かあったん?」
(松口)「あ〜、これ以上呼んでたら危なかったわ。どうやった?おじいちゃんやった?(ハイ(^^ゞ)あぁ、そう〜…。まぁ、困った時の余興にはこんなことやってるんですけどね(笑)」
(大上)「こらー!」
困った時の余興シリーズということで、松口さんは手品を披露しました(勿論、ネタです)。
後半は、華丸・大吉、ハリガネロック、矢野兵動
★ネタ(後半)
4:華丸・大吉
福岡吉本が誇る博多弁を頑固に貫く漫才コンビ。オンバトでは負け知らずな華・大も春の改編でレギュラーに変更があり、「なして〜(なんで〜)」的トホホな仕事も始まるそう。頑張れ。
ネタは「高校時代」と「パソコン(メール)」
(初めて見たネタでした。面白かったけど、私は見ててちょっとダレました…)
5:ハリガネロック
袖を思わず見つめました。
ハリガネ登場。わぁ〜っと私は拍手、拍手。「ハリガネ〜!!」と雄叫び^^;。
(大上)「ど〜も、ハリガネロックです。まぁ、3回目となれば拍手薄いですね」
(松口)「あのね、今、劇場も物騒らしいですよ。盗難とか相次いでるらしいですからね」
(大上)「へぇ〜。そうなんや」
(松口)「1番危ないのが拍手してる時。『きゃぁ〜、なんとかさ〜ん』言うて拍手に夢中で、つい気持ちがそれたのを見計らって、盗っていくらしいですから。だからね、拍手の時、拍手してへん奴は怪しいですからね。それを踏まえてもう1回登場しますから」
と言って、再びハケるハリガネロック。乗せられました(^^)。
結果、凄い拍手。
(松口)「あぁ〜、犯罪者には思われたくなかったみたいですね」
★2人の特徴
★最近の歌
★張り紙に物申す
★メガネの値札
★365日のバースディテディベア
★オカン話
★裏口入学
★卒業アルバムと卒業式
★童話はオカシイ
(ハリガネの漫才は一つ一つが印象深い)
6:矢野・兵動
前のハリガネが学生時代のことを言ってたので、こちらも学生時代の話。
★学生時代
★洋服屋の店員
★牛丼屋で見た男
★トイレで見た切羽詰った男
(正統派、っていう感じでした)
★エンディング
base FUKUOKAみたいに、途中でゲームコーナーとか無いので、ポンポーンとエンディングまで来たなぁ、と思いました。
1組1組と改めて感想や告知などを聞くために呼ぶハリガネロック。
<IMASOKARI>
王道シリーズは全て出ているというIMASOKARI。自分達のイベントにはこんなにお客さんは入らないと言う。「拍手が時間差で、僕らが出て来てしばらく経って、パラパラ〜ってありました」と池内君が言うと、松口さん、お客さんを睨みながら「こらぁ」と言い、IMASOKARIに「ちゃんと言うたったから、これからは大丈夫やで」と言ってました。
<ケン坊田中・松田キビキビ>
「ハリガネったい!」を見に行った人ならば、分かるネタ。ケン坊さんに、松口さん
「ぷるんぷるん(福岡版ワンダフル)終わるんやってなぁ〜。1回、俺出たかったのに、何で呼んでくれへんかった〜ん?」(本当、何で松口さんは詳しいの^_^;?)
「何か、凄い“出たい、出たい”言ってくれてたそうですね(ケン坊さん)」
「えぇ、僕は見たこと無いんですけど、見たこと無い僕でも見たくなるぐらい、熱心に言ってましたよ(大上さん)」
「まぁ、ぷるんぷるんの枠は僕らがもらうことになると思いますが」(松口さん)
「えっ!?」(ケンキビ)
「冗談やん(笑)」(松口さん)
<キングコング(2人共私服に着替えてて、またもフラッシュの嵐)>
飛行機の中で、シートベルトが嫌なのでスチュワーデスにちょっと反抗してベルトを外してたら、すぐ注意されたと言う梶原君。
「俺もな、飛行機落ちそうになったら、シートベルトって絶対邪魔やと思うで。逃げられへんもん。だから、梶原が嫌や、言う気持ち分かるわ」(松口さん)
「そんなん、ちょっとした時間やんか。外すのぐらい」(大上さん)
「動転しとったら、簡単には外せへんわ!ほんまに…。うっさいわ」(松口さん)
「またそれかい!」(大上さん)
「何を考えとんねん」(松口さん)
「色々考えとるわ!」(大上さん)
「そういう意味で言うたんと違うけどな(笑)」(松口さん)
他は、西野っちによるロザン・宇治原くんの滑るカラオケ話と、オンバトの結果など。知りたい方は、メールを。
「まぁ、オンバトに関しては、3代目チャンピオンの我々が」(松口さん)
「違う!」(大上さん)
大上さんがちらっと、3代目チャンピオンは「○○」と言ってたのだけど、それは当たってるのかな…。
「チャンピオン大会のは、2週間後に流れるんですけど、言っときます。はっきり言ってボロボロです(笑)。4回間違えました」(松口さん)
「カットされ過ぎて、本番は、もの凄く短くされとるかもしれへんな」(大上さん)
「俺、着とったジャケットが次のカットにはいきなり無いかもしれへんよ」(松口さん)
<華丸・大吉>
華丸さんの新喜劇話など。
<矢野・兵動>
キングコングに寄せられるフラッシュの嵐を凄いわ〜と言いつつも、ぱったりと途絶えてしまうこともあるよ、という先輩らしいお話。
この時、何か言った大上さんに松口さん、今度は「このハゲ…」とか言ってました^^;。
矢野・兵動さんは、うめだ花月で行われる「同期」の告知。華・大も同期なので、いつか参加しに来て下さいと言ってました。
<ハリガネロック>
来月、「SUPER base FK1/2」「SUPER base FUKUOKA」で福岡に来るのでそのお知らせ。
「まぁ、泊まりということで、また六本松に遊びに行きますから(笑)」(松口さん)
★閉幕
幕が閉じるなか、ハリガネロックは、客席に向かって90度お辞儀。松口さんは、全然身体をフラフラさせず、ぴし〜っと90度。大上さんは、「まだ松口は顔上げへんなぁ」と言うように、ちらちら、松口さんを見つつの90度姿勢。
(あぁ〜、あと数10cmで完全に幕が閉じるなぁ」と思ってたら、
パッと顔を上げた松口さん。お客さんに満面の笑顔で手を振ってくれました(大上さんは幕に隠れてしまっていたが、多分、大上さんもやってたでしょう)
お客さんへの90度お辞儀と、終わり間際の松口さんの笑顔に、生まれて初めて私も叫びました。
「ハリガネロック最高!!」
存分に楽しませて貰いましたが、「ハリガネロックの魅力」を語れそうで語れない自分の表現力がもどかしい。しかし、言えることは、こんなに漫才をやってる姿が似合う2人は早々いないと思います。
「ハリガネ禁断症状」にならぬように、私は時間とお金が許す限り、ハリガネロックを毎月見に行くでしょうね。
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