KIJ
[出演]
板尾創路/木村祐一/千原ジュニア

KIJ(05/5/29)

・「K」「I」「J」と書かれた板の裏からそれぞれ登場。
 白のツナギで、胸に頭文字のアルファベット(赤色)。
 キャップも着けていた。

・時期柄、通常の7じ9じは修学旅行生が多く、やりにくい時もあるとキム兄。
 しかし、板尾さんはそんなにやりにくいと感じることは無いらしい。
 みんな、やりにくい言うてるけどなぁ、と板尾さんが言うと
 「板尾さんは別に客がいなくてもOKな雰囲気ありますよね」
 とキム兄。
 その場面を想像し、爆笑する客席。
 ジュニアはこの間、新喜劇でずっと黙っている演技をしていたら、客席の女子学生と目が合った。
 合った途端、彼女はいきなりスカートを自分でぺろ〜んとめくってジュニアに見せたそう。
 下はショートパンツを履いており、学校でそういうことが流行ってるんやろうなぁ、舐められとるなぁ、とジュニアとキム兄。

・今日の衣装は全てキム兄の発注。
 ツナギの糊がきいてパリッとしすぎていたので、一回洗ってわざと皺くちゃにしたなど、こだわりあり。
 なので、ジュニアがちょっと帽子の向きを変えただけで
 「何一人だけ変えてんねん」
 とすぐキム兄から指摘が入る。

・贈って貰った花の解説。
 3人をイメージして作ってもらったという触れ込み。
 ジュニアの花→(木)「これから(の人)やから蕾が多い」(板)「一番若いしな」
 板尾さんの花→これでもか、というぐらいに色んな花が咲き乱れている。
 キム兄の花→ひたすら赤と白ばかりなので、“プロポーズしてばっかり”ということに。

 もし花を持って帰らないのなら兄さん達の花を貰って良いかと頼むジュニア。
 花を家に飾ることは嫌いじゃないそう。
 男の一人暮らしの割には花瓶持ちだと自負するジュニア。
 板尾さんは地方でお花を貰ったら、ホテルの人に頼んで花瓶を貸してもらうそう。
 2丁目にまだ出ていた頃はそんなことはしていなかったが、長くこの仕事を続けていくうちに贈ってくれる人の気持ちを考えるようになったそう。
 切花を長持ちさせる方法を詳しく解説していた。
 お酒は飲めないので、お酒を貰ったらキム兄にあげるそう。
 飲める人に飲んでもらったほうが良いから、と。


・チャレンジその1〜きれいなゲッツーをやってみたい

 日頃やってみたいと思っていたことをやってみることがこのイベント。
 最初はキム兄がやってみたかった“きれいなゲッツー”をすることに。
 しかし、野球をあまりしたことが無いジュニアはどうにもアタフタ。
 キム兄のアドバイスに対する返事は良いものの、中々実行に移せない。
 とうとう個人指導に乗り出すキム兄。
 「いらいらしてません?」とジュニアが尋ねる一幕も。

 板尾さんはそんな2人の様子を飄々と観察。
 ボールをとった後バタバタするジュニアに
 「くるっと回ったら(一回転したら)?」
 と、独特のアドバイスを施したり。

 悪戦苦闘のジュニア。
 キム兄が見本としてやってみせた動きに「オォ〜」と素で唸っていたりしていた。
 その後、ジュニアが困ることを承知で妨害したり予想外の動きをしたりと翻弄するキム兄。
 その様子を見て
 「野球ってずるいスポーツやなぁ」
 と感想を述べる板尾さん。

・チャレンジその2〜家にある「どうしたらいいか分からんもん」を持ってこよう

 ジュニア…(1)ボクサーが“パンチ力を上げるためのトレーニングとして使っていた”というハンマー。
 タンスの中で眠っていたそう。
 「キャンプの時、テントの杭打つのにエエかもなぁ」「木の杭やなくて金属のやないとアカンなぁ」
 と、色々品評する先輩2人。
 キム兄はオブジェとして壁に飾りなさいとアドバイス。
 斜めにかけることがポイントとか。

 (2)引越しの時、手伝いに来ていた後輩が持ってきてしまった前の家のお風呂のフタ。
 (3)バイクのヘルメット。

 ヘルメットを見た途端、「例のアレかぁ…」となんともいえない顔になる一同。
 事故の時につけてた奴やないですよ、事故の時のはパカ〜ッて割れましたから、とジュニアが言うと
 「せやなぁ。これやったら怪我してないもんなぁ」
 と何やら納得する板尾さん。

 板尾さん…(1)鼻洗い機。
 以前、どうしても風邪を引いたらマズイという時に、島田紳助さんが絶賛していたことを思い出し買ってみたが、1回も使ったことが無いそう。
 試しにジュニアがやってみることに。
 「中に入れる水は塩水の方がエエんですかね」
 とキム兄が板尾さんに尋ねると
 「何でもエエんちゃう?」
 と恐ろしい回答が。
 効く思ったら、塩水にこだわらんでも、と。
 だからといってCCレモンとか入れたらまずいでしょうとキム兄。

 使用法の注意書きを殆ど見ないで試してしまったジュニア。
 洗浄用の水が鼻のとこまで近づいていることに気づかずにうがい用の声をずっと出していたため、鼻に水が物凄い勢いで入り、激痛に見舞われる。
 ジュニアの七転八倒振りを見た板尾さん、「こんなん、風呂でやってたら逆に風邪引くで」と結論。

 (2)ラクトフェリンのサプリメント
 →板尾さん曰く、
 「飲んだらどうなるのかさっぱり分からん!
 というもの。
 何でそれなら買うたんですか、とつっこむ2人。
 効能はもちろん、存在自体が謎の薬らしい。
 
 これまたジュニアが試してみる。
 1回につき6〜18錠が用量ということなので、18錠をいっぺんに飲み下す。

 (ジ)「味、何もしないですよ」
 (木)「飲んだからな」(素っ気無く)
 (ジ)(…)

 呆然とするジュニアを尻目に試食する2人。
 甘みはあまりない、粉ミルクみたいやなと品評。
 そんな2人を見ながら
 「…僕、もう18錠飲んでしもうたから味見出来ないんです」
 と寂しそうに呟くジュニアだった。

 キム兄…(1)ワラビー(?)がボクシングするおもちゃがついたボールペン。
 片一方の腕がバカになっていて動かない。

 (2)長野五輪記念でマクドが作ったジャンプスキーを模したホッチキス。
 綴じる力が圧倒的に弱く、1枚しか針が通らないという役立たず以外の何者でもない代物。
 「(デザインが)足閉じてジャンプしよるしな。札幌オリンピックの時代やで」
 と、一風違うところに着目する板尾さん。

・チャレンジその3〜自分のキャラを描いてみよう

 似顔絵ではなく、自分のキャラクター図案を考える。
 ジュニアは辰吉Jr.のような感じ、キム兄はミカンをデフォルメ、板尾さんは目を強調した図案を考案。

・チャレンジその4〜あの場面をやりなおしてみよう

 人生で、当時は出来なかったが本当はこう言いたかった、という場面を再現し、当時出来なかったことをやってみる。
 キム兄は、
 <中学生の頃、校門を出た時点で雪が降っていたにもかかわらず10分ほどチャリで走ったところで「雪や」と言い出した友達に、あの時は出来なかった「遅っ!」というツッコミを入れたい>、
 ジュニアは
 <子供の頃、おばあちゃんの家に行くといったら、「おばあちゃんの家に置いてきた“赤コン(赤のコンバース・靖史の造語)取ってきて”と頼んだ兄・靖史にあの時は出来なかった「赤コンなんて誰も言うてへんわ!」とツッコミを入れたい>
 という願望をやっと果たす。
 板尾さんは特にやり直したい場面は思いつかないとのこと。

・チャレンジその5〜出来るモノマネ全部やってみよう

 キム兄は料理家の土井マサハル先生や加茂周の真似。
 板尾さんは嘗てやったことがあるという、古畑任三郎に出てくる今泉慎太郎(「古畑さ〜ん」の一言)を披露し、ジュニアから「先輩に言うのもナンですがひどいです」と評される。
 当のジュニアは煮詰まってしまい、披露できない。
 無理してやるようなもんではない、却って色々お題言われてやってみるうちに意外と自分出来るやん、っていうものが見つかるもんかもしれんで、と温かいフォローをする先輩…に見えて、「原田芳雄」やら「織田裕二」やら無理難題を平気で振る先輩芸人・木村祐一。

イベントは90分で終了。
 毎月第一日曜を一応固定枠としているそう。
 板尾さんは勝手に年内で終わるイベントと仮定していたようなフシもあったが、安心して見れるし落ち着いて笑える好きなイベントだった。
 板尾さんからは特に今後も目が離せない。

(05/5/31 記)
 

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