ジャリズム☆ナイト
(04/11/21 at笹塚ファクトリー)
<オープニング〜漫才> 舞台袖からではなく、中央の入り口から登場の2人。 劇場の構造上の事情からですが、花道を通る格闘家のよう。 それでもって、 「ジャリズム(曖昧)が出・て・き・た・よ〜」 と、某12期コンビのツカミを口調から動きまでそっくりそのまま拝借する10期の山下さん。 真相を聞かされ 「それ使えるなぁ、思ったのに」 と渡辺さん。 ジャリズムが出て来る時、作家の遠藤さんが気を利かせたのかどうか知らないが、渡辺さんが大好きなBLANKEY JET CITY の曲が掛かっていた。 前回の「山下からの宿題」のお題は「モノマネ」。 その際披露したベンジーのモノマネは客に好評だったが、渡辺さん自身もお気に入りになったらしく、今回も披露した。 今自分の中で「推し」のネタらしい。 フト気づいたらセンターマイクが立っていた。 そして、ジャリズムの口調も気づけば漫才口調になっており…。 ・演歌歌手のショーのMCをしたい ・バラ売りのやり方〜ショートコント を披露。 しかし、「もうエエわ」を言っても袖に引っ込むことが出来ないので物凄く恥ずかしそうな2人だった。 ネタ中、渡辺さんが「鎖骨のくぼみにしょうゆをためる」という、意味がさっぱり分からないギャグをしたが、これはやってた本人も訳が分からなかったそうな。 渡辺さんは、「マイシティ6階の文房具店で売っている手帳」をネタ帳に使っているが、この「鎖骨〜」ネタは「番組で使う企画」の項目の一番最初に書いていたことが判明し、一同驚愕。 浮かんだ時は、(これ、イケる!)思ったんやなぁ、と2人。 <フリートーク> ・渡辺、またも山下に大激怒〜フリマ騒動の真相 「やりにげコージー」で、今田さんから貰った洋服をフリマで売って小銭を稼いでることが発覚した山下さん。 このことを遠藤さんから聞かされた渡辺さんは、びっくりすると同時に怒りがふつふつ。 どういうことなん?と山下さんに詰め寄る。 ところが山下さんは毎度のことながら反省する気ゼロ。 独自の“服が喜ぶ理論”を堂々と展開する。 曰く、 ・服の処分に困っている今田さん ・小銭が欲しい山下さん ・服を安価で欲しい人達 の三者の欲求が円満にまとまるには、 「今田さんから貰った服を山下がフリマで売る」 ことが一番円く収まる方法らしい(^^;。 「着て貰えて、服も喜ぶがな」と。 そんなバカな。 山下さんの清々しいまでの開き直りに渡辺さんも客席もポカーン。 渡辺さんがこの件に関して許せないことがもう一つあり、それは 「最初は後輩と一緒に参加したが、フリマの仕組みが分かったので、その次からは山下さんが一人で出店していること」。 「きっしょ!」と叫んでいた。 フリマでそない稼いでないという山下さん。 しかし、売り上げの5万円は、携帯を新機種に変更するため速攻使ったそう。 ・ジャリズム再結成と渡辺の損失の関係 嫌らしい話ですけど、作家のお仕事で稼いでますよ、と渡辺さん。 しかし、ジャリズムを再結成した後は作家の仕事をセーブしており、誘われたが断った仕事もあった。 もうすぐ再結成して1年経つので、フト、その断った分の仕事を引き受けていたらいくら稼げたのかを計算してみたら、なんと500万円! 思わず驚きの声とため息をもらした客が大多数(私も)。 「出世払いでな、オレに500万円返して欲しいねん」 と、山下さんに頼む渡辺さん。 「構成作家・渡辺」より「ジャリズム・渡辺」を優先したことで稼げなかったギャラを「ジャリズム」で取り戻したい、と。 そんな渡辺さんの思いと裏腹に 「もう、いっぱい稼いでるんやからエエやんか。自分、嫌らしいなぁ」 と、見事なまでに“我関せず”を決め込む山下さんだった(苦笑)。 ・大予測〜半年後は「東北弁漫才」で波に乗る 電車に乗っていた渡辺さん。 女子高生らしき2人が 「〜だっぺ」 と連発しているのが耳に入ってきた。 最初は東北地方の女子高生かと思ったが、そうでもなさそう。 そのうち、普通の会話は標準語を使っているが、ツッコミの時だけ「〜だっぺ!」と入れていることに気づく。 半年後、絶対に東北弁が流行る筈だ!と力説する渡辺さん。 これからは“東北弁ツッコミ”で漫才をやっていくことを山下さんに強要し、「東北弁ツッコ」の練習も行う。 しかし 「中居君(SMAP)も“だっぺ”って言ってはるで。神奈川の方でも言うんちゃう?」 と指摘する山下さん。 しばし考え 「…そういえばそんな感じやったなぁ(笑)」 と、渡辺さん。 ・誕生日? 前回のお客さんに不満がある、と山下さん。 前回は山下さんの誕生日の直後だったため、作家さんたちの発案で、エンディングの際、ジャリズムには内緒でお客さんが山下さんに「お誕生日おめでとう」のクラッカーを鳴らした。 ところが、楽屋に持ち込まれたプレゼント4個の内訳は 誕生日だった山下→1個 何の関係も無い渡辺→2個 芸人じゃない作家・遠藤→1個 というもの。 誕生日じゃない渡辺さんが誕生日だった自分より貰った数が多いのも納得がいかないし、元芸人とはいえ現在は作家である遠藤さんと現役芸人の自分が同数であるのはもっと納得がいかない。 クラッカーを鳴らした時の山下さんのリアクションのあまりの薄さに嫌気がさして、持ってきてたけど渡すの止めた人もおるんちゃう?と渡辺さん。 「今日持ってきてる人おる〜?」とかなり未練たらたらな山下さん。 「金をくれ!」ととうとう願望をぶっちゃける。 ・なんで人気無いねん? かつて、1000人が入る劇場で公演をしたのに出待ちは2人だった、という過去を持つジャリズム。 たむけんやサバンナの高橋さんと楽屋で「山下さんの出待ち対策」を入念に打ち合わせし、万全の体制で劇場の外に出たがいいが、肝心の出待ちが誰一人としておらず、この話は禁句になっているらしい。 ・披露宴プランナー・渡辺 この間合コンをしたところ、意外と山下さんがモテたというオチが無い話から、山下さんの将来の結婚が話題に。 ポンキッキーズのスタッフさんがこの間結婚した時のこと。 渡辺さんは仕事で披露宴に行けなかったのだが、なんと、披露宴にムック&ガチャピンがやって来たらしい。 この話を聞いた渡辺さん、山下さんが結婚したら、渡辺さんの力で披露宴にムック&ガチャピンを呼んでやることが出来るので、山下さんにこの企画を提案。 しかし 「オレ、どっちがガチャピンでどっちがムックかもよう知らへんから別にエエ」 と、相方の好意を一瞬で無にする山下さんだった <山下からの宿題> ギャグ5個が宿題。 「Is this “ドタバタ”? No! It's “アタフタ!”」など。 渡辺さん曰く、「ここで出来たギャグ、1個もテレビで使ってないなぁ」。 次回は、「オリジナルソング(歌もの)」。 <テーマトーク〜エンディング> ・「○○恐怖症」 山下さんは「ホラー映画の不意打ち脅し」。 どきどきが苦手なので、これをやられるとベタに椅子からずり落ちるほど恐れおののくそう。 素人時代にNGKに行った時も、西川のりおさんが何の前触れも無く大声(咳払い?)を出したのでびっくりし、椅子から落ちたそうな。 ここで、渡辺さんと「貞子」「呪怨」のどのシーンが怖かったかを言い合うことに。 「貞子」は、ベタにテレビから出てくるシーンを上げた山下さんと、そのシーンはベタ過ぎるので普通は外すだろうという渡辺さんだったので、一致せず。 「呪怨」は、子供が運転の邪魔をするところが怖い、ということで意見が一致していた。 渡辺さんが怖いものは「絶叫マシーン系」。 バンジージャンプのロケも、渡辺さんの怖がりが尋常じゃなかったので、通常は無理やりにでも飛ばすところが「…じゃぁいいよ」と免除されたほど。 ・「老いを感じた瞬間」 山下さんは「白髪を染めてもらったこと」。 鼻毛やひげも最近は白くなってきたそう。 渡辺さんは、ひげはまだ黒いが鼻毛が白くなってきたことに気づいて急に身体が不安になり、人間ドッグを受けたそう。 眉毛も長く伸びてきた山下さん。 「眉毛もバカになってきてんねん。 若い頃は眉毛も“自分の伸びて良い長さはここまで”、って分かんねんけど、年取ってきたらそれが分からんようになるんちゃう?」 とのこと。 山下さんが以前かかった奇病「鼻臭病(頭蓋骨のどこかに溜まった膿が鼻の方に降りてくるため、鼻の中にウ○コの臭いが充満する)」の話も出る。 膿を洗い流す際、口と鼻の穴から膿がどえらく噴き出すらしいので、いつか、その様を撮ったVTRの鑑賞会をこのライブでしようと提案する渡辺さん。 ・「思い出のテレビ番組」 渡辺さんは「スクールウォーズ」。 山下さんは、当時の高松はテレビ局が少なかった関係で、「妖怪人間ベム」などみんなが見ていたという番組をあまり知らない。 戦隊ものか特撮ものが好きだったといっていた。 ・「流行語大賞」 ノミネートされた流行語を当てていく。 その中の1つの“2ちゃんねる発信”の流行語は、2人とも思い当たらず首をひねる。 正解は「電車男」。 (ヒントを見た時、“2ちゃんねるのスレッドから発生したんだけどなぁ”と思った記憶があるが、元のヒント文がどんな内容だったか忘れたので、ここでは省略します)。 私は分かったが、フリップに書かれたヒントの段階で分かっていたのは約150人のお客さんの1割弱。 「全然流行ってへんやん!」と山下さん。 渡辺さんは 「聞いたことあんねん。アユが出てくるねん」 と、「Deep Love」と勘違いしていた。 このままじゃ絶対に分からないので、答えの部分に貼ってあるテープを頭文字1文字分だけ剥がすことに。 「電」 と、どう考えてもラブストーリーのタイトルには使われそうもない文字が出てきたので、混乱する渡辺さん。 どんどんめくってみて、とうとう「電車男」と答えが全部出てしまう。 この段階で分かった人(というか「電車男」を知ってる人の方が正しいかも)は9割ほど。 答えは出ているのに 「電車男…の?」「えー、何や?」 と全く気づいていない2人のやり取りに笑いをこらえる客。 客のくすくす笑いが耳に入ってきた渡辺さん。 「…みんな、バカにしてる!」 と叫んだ後にハタと気づき、フリップを持って山下さんには見えないようにテープをはがして答えを確認。 「やっぱり!オレ合うてたわ!」 と山下さんに主張したものの 「めくる前に言えや!」 と当然な注意を受ける。 全く知らなかった山下さん。 渡辺さんに促されてテープをはがす時も 「電車男子?」 と言い、答えが「電車男」とは最後まで気づかなかった。 どんな話なのか知らないので、知ってるお客さんに説明してもらうことに。 いちいちツッコミや感想を入れる山下さんに 「ちょっと待って!」 と説明しながら素で注意するお客さんに、一同大爆笑。 次回の「ジャリズム☆ナイト」は12/19開催予定。 しかし、担当マネージャーと何と連絡がつかないらしい。 連絡がつき次第&詳細が確定次第、発表するとのこと。 出て来たときと同じく、客席と客席の間の“俄か花道”を通り抜けて退場するジャリズムでした。 あー、やっぱりこのライブは面白くて楽しいです。 笹塚駅周辺はシアターD周辺と比べると治安も段違いに良いしお店も多いので、この会場でのライブが続いて欲しいと思っているところです。 (11/23 記) |