ジャリズム☆ナイト
(04/10/31 at笹塚ファクトリー)
【出演】
ジャリズム
【ゲスト】
FUJIWARA
<トーク> 会場も時間も新しくなった「ジャリズム☆ナイト」。 ジャリズムの2人は格闘技の登場シーンのように、客席の間の通路から登場。 客は大歓声。 気づいてもらえたことにほっとする2人(笑)。 ・贅沢なことで悩むな!(山下) 舞台から客席を見てみた山下さん。 オールナイトライブ時代の輪に掛けて男性客が多いことに驚く。 そして、そのことにいささかご不満なよう(笑)。 渡辺さんから「アイドル漫才師になりたいの?」と尋ねられる。 大阪の若い子達は、お客さんがきゃーきゃー言うだけでちっとも漫才を聞いてくれへんって嘆いてたで、と渡辺さんが言うと 「何を贅沢なことで悩んでんねん!」 と、ヒートアップしだした山下さん。 「ちゃんと聞いて貰われへんねんで」(渡) 「エエやんか!オレなんて、ちゃんと聞いてもらってもウケへんねんで。 キャーキャーも言われて、贅沢やがな」(山) と、相変わらずな山下さん。 “ソウル(soul)芸人”の道をこれから歩んでいく予定らしいです(^^ゞ。 ・笹塚ファクトリーの謎 劇場のトイレを使うとなると、客席を通らないといけない造りになっているらしく、上のゲーセンのトイレで用を足そうと思った渡辺さん。 しかし、トイレに貼ってあった貼り紙を見ると 「トイレだけの利用は禁止です。もし見つけた場合は、罰金として1000円を頂きますのでご了承ください」 なる注意書きが。 “1000円”というリアルな金額に驚いた渡辺さんだが、入り口にどうやら見張り役の店員が配置されていることから、これは店側も真剣だということで、やる予定が無かったゲームで急遽遊ぶことに。 100円の投資で済むようなことなので、胸を張ってゲーセンを後にしてきたそう。 トイレをする時は気をつけてね、とのこと。 山下さんは楽屋にいたら電話が鳴ったので出てみたところ 「すいません。笹塚ファクトリーってどう行ったら良いんですか?」 と、客から問い合わせが。 (…オレの仕事やないんやけどな) と思いつつも出た手前、律儀に説明をしてあげた。 ところが、そのような内容の電話が後を絶たず。 どうやら楽屋の電話がそのまま代表電話のようになっているらしい。 事務員らしき人と1回も顔を合わせていないことに気づいたジャリズム。 いったいこの劇場の仕組みはどうなってるんだ?と2人で首をかしげる。 ・渡辺が久しぶりにキレた日(渡辺) 先週の土曜日、仕事場にバイクでむかっていたら車と接触事故を起こした渡辺さん。 車のほうからバイクに近寄ってきたので、渡辺さんがもう少しスピードを出していたり咄嗟にハンドルを切らなかったら、怪我をしていてもおかしくなかったそう。 後から渡辺さんも触れていたが、私はこの話を聞いた時、前回のジャリズム☆ナイトで披露されたあるエピソードを思い出し、いささかぞっとした。 相手と折衝開始。 しかし、相手の50代のハゲたおっさんは、渡辺さんいわく 「今まで何の苦労もせんとここまで生きてきた」 人らしく、謝り方に誠意が無くのらりくらり。 その態度に“ブチコーン!”キレた渡辺さん。 「ヨメがおるとかそんなん考えんかった」ぐらいに、怒涛のようにおっさんに詰め寄った。 しかし、何十年ぶりにキレたのでキレ方を忘れてしまい、後から思い出すとちょっと冴えなかった場面も。 ・預言者・オガサワラ 前回の「ジャリズム☆ナイト」のゲストに来たルミネ芸人・オガサワラくん。 彼は占い師の一面を持っており、その的中率は半端ではない。 そんな彼に前回占ってもらったジャリズム。 その際、オガサワラくんは渡辺さんに 「運は非常にいいですが、乗り物に気をつけてください」 と忠告していた。 それが頭にあったので、それ以来バイクを運転する時は慎重になっていた渡辺さん。 結果的に彼の予言は当たったが、彼の予言を聞いてなかったらもっとひどいことになってたのでは?と思ったそう。 現在、彼はアルタで警備員のバイトをしているため、作家として「いいとも」に関わっている渡辺さんは、アルタに着くと真っ先にオガサワラくんを探し、見つかるやいなや、何の状況説明もせずにお礼だけ一言言って立ち去ったとか。 わけが分からず、きょと〜んとした顔で見送っていたオガサワラくん。 面白いのでしばらく事情は黙っているつもりの渡辺さん。 ・原チャリと山下の因果な関係 何となく自分で運転するのが恐くなったので、タクシーで移動することも多くなった渡辺さん。 ある日、フト車窓から渋滞している車道を見ていたら、どこをどう見ても見覚えある原チャリを発見。 もちろん、その運転手は山下さん。 (こんな機会、めったに無いがな!写メール撮ったれ!) と、車内から山下さんを隠し撮りすることに。 うまいこと、山下さんの原チャリを渡辺さんが乗っているタクシーを追い越したので、山下さんを正面から写せる絶好のチャンスが到来。 ところが山下さんが教則本通りに二段階右折をやって道を曲がってしまい、結局見失ってしまう。 山下さん曰く、東京の白バイは細かいので、気を使わないといけないらしい。 現在、山下さんの免許点数は0点で後が無い。 その違反も「キープレフト違反」。 ちなみに渡辺さん、「0点」という言葉に反応し、山下さんに「0点芸人?」と問いかけたりも。 ・芸人?一般人? 交通違反の取締りの厳しさは地獄や、と嘆く山下さんに 「新喜劇ですべる方が地獄と思うけどな」 と渡辺さん。 ところが当事者の山下さんからは 「新喜劇ですべるのが辛いのはその場だけやがな。すぐ忘れるわ」 と、こちらがびっくりするような答えが返ってきた(^^ゞ。 ・しりとり王竜王戦の裏側 渡辺あつむ竜王が誕生した前回のしりとり王。 渡辺さんが楽屋で携帯の電源を入れると、山下さんから 「おめでとう!!(←“!”は絵文字)」 というお祝いメールが届いており、嬉しいというより気持ち悪かったそう(笑)。 そのメールは、みんなとワイワイ飲んでいる時に送られたのではなく、家で普通に一人で飲んでる時に送られたものであると知り、更にひく渡辺さん。 <山下からの宿題> 「モノマネ5個クリアー」が課題。 最初の「ブランキージェットシティー」はマトモだったのに、だんだん狂った方向に走り出すのはいつものこと。 ウケてたものの、よくよく考えたら 「肺活量を測定する乃木坂クリニックの女医」 って誰ですか(笑)。 「バイクを大事にする暴走族」のモノマネは、雨の日はバイクに乗らず口で「ブーブルンブルン」とエンジン音をフカシながら歩く暴走族だし。 しかし、結局課題はクリアー。 次回はギャグ5個。 <ゲストトーク> 深夜にやってた頃は先輩にゲストに来て欲しいと頼みにくかったそう。 19時スタートになってから1発目の「ジャリズム☆ナイト」のゲストはFUJIWARA。 ジャリズムの時と同じように客席の間の通路を通って登場。 ゲストが発表された瞬間から、お客さんほぼ全員で「熱烈歓迎FUJIWARA」をアピール。 微妙に古いので、一部の先輩からは“フルモン”なんて呼ばれているフジモン。 ところがここではそのフレーズがどっかんどっかん笑いを呼ぶので、普段といささか勝手が違い、やや戸惑うフジモン。 「次、バッファロー呼べ!この客層やったら大丈夫や!」 なんて推薦してました。 ・テーマその1:東京ってどう? 原西さんはまったく馴染む気配が無い。 家も他の芸人が大勢住むエリアから微妙に外れているらしい。 昭和56年に建った家に“普通の嫁(by原西)”と一緒に暮らしている。 耐震設計では無いので、震度4以上が来たら崩れるしかないらしい。 いっぽう、テーマパーク大好きなフジモンは「ディズニーランド」にしょっちゅう行けるので東京を満喫中。 130回行ったそう。 USJでのフジモンのはしゃぎっぷりの話しも出る。 テーマその2:てんそ FUJIWARA栄光の時でもあり、且つ冬の時代への入り口でもある「吉本印天然素材」。 誰が人気だったかとか、CM撮影をめぐる屈辱など。 テーマその3:大阪でリベンジ 鐘さん、「吉本超合金」のビデオをわざわざ送ってもらってまで見ていたらしい。 東京から戻ってきてしばらくは本当に仕事が無かったFUJIWARA。 かつては自分達に群がっていたファンは、今はほかの人に夢中で見向きもしない。 一時、フジモンは劇場の外にいる子が本気で恐かったそう。 それも (こいつら、オレの悪口言ってるんちゃうか。絶対そうや) と、今思えば全く根拠が無いことを思い込んでいたそう。 ところが、今現在、鐘さんもそういう風に思うそう。 「(この子ら、インパルスとかロバートとか待ってて、オレのこと絶対嫌いや)と思ってたら恐なってその子らの前を通れないんです」 と。 私から見たら、相当凄い位置にいる鐘さんなのにそういうことが恐い、ということが凄く驚きだった。 一方…。 「全っ然、そんなこと思ったこと無い!」(山下)。 いったいどこをどうしたらこんなに自信家になれるんですか、“ポジ下”さん。 テーマその4:学生時代 原西尚子さんの息子をしのぐ芸人っぷりの話など。 話は尽きないが、そろそろ時間。 この次のコーナーが山下さんのメインコーナーと聞くと、そんなの飛ばせと言い出すFUJIWARA。 暗幕を舞台の周りに敷き詰めているので、普通に袖からハケることは出来ないらしい。 来た時と同じく、客席の間の通路を通ってハケていくFUJIWARA。 名残惜しそうに見送るお客さん。 私の近くにいた人が 「ジャリとFUJIWARAと一緒の舞台にいるって…。なんか泣きそう」 と言っていたが、分かるなぁ...。 なお、フジモンは後ろの扉から舞台の続きを見ていました(^^)。 <渡辺からの宿題> 世の中につっこんで欲しい、というのが宿題。 山下さんが真っ先に行ったツッコミの相手は、弁当の販売数予測を誤った新幹線の車内販売や、飛行機のチェックイン。 しかし、渡辺さんと客への伝わり具合は贔屓目に見ても3割程度。 それでも真っ先に訴えたかったことはそれなので、それが言えるだけで山下さんは満足。 それ以外に見つけたツッコミどころをフリップにしてきたので、それをスタッフさんから持ってきてもらうことに。 フリップを運んできたのは、フジモン(笑)! お客さん再び歓声。 「すいか味のメロンパン」や、「STAR WARS ふりかけ(ヨーダはおかか味)」など、なかなか面白いものが見れました。 渡辺さんは、なぜこれらよりも新幹線や飛行機を山下さんが優先したのかいまいち理解できないご様子。 そして、「木村さんの写術みたい」と鋭く指摘。 山下さん、今日のフリップのいくつかを木村さんに提供することを考え出す。 某俳優の心のこもっていないHシーンの顔写真が文句なく面白かったので、初めての宿題はクリアー。 全員、相手の女優に同情する。 <エンディング> 山下さんが数日前に36歳の誕生日を迎えたので、イベントの客全員でどっきりを仕掛けることに。 舞台でも誕生日を迎えたことが紹介され、バースデーケーキが運ばれた。 そして、入り口で渡されたクラッカーを作家の遠藤さんの甲高い 「山下さん、誕生日おめでとー!」 の音頭で一斉に鳴らす。 150人ぐらいが一斉にクラッカーを鳴らすとかなりの壮観。 なのになのに...。 「...あぁ、ありがとう」 って山下さん、リアクション薄っ! 伝説の「雨ジャリチハラ」の企画で、 「ケーキのクリームに嫌われ、ケーキに顔をつっこんでもクリームがてんでつかなかった男」 なだけある。 FUJIWARA&渡辺さんからも 「何やそのリアクション!」とか「失礼なやつやな〜」と散々怒られる始末。 「いつからみんな仕込まれてたん?」と客に聞く山下さん。 「仕込みなんてない、偶然や。 偶然みんな今日はクラッカー持って来てて、偶然みんな一斉に鳴らしたんや」 と、ぬけぬけと答える原西さんに爆笑。 そして、意気盛んにローソクを吹き消したは良いが、1本だけ消えずに残る詰めの甘さがやっぱり山下さん。 |