いのもっちゃんと。
(06/4/14 at北沢タウンホール)
[出演]
井本貴史(ライセンス)
多田健二(COWCOW)/ケン(水玉れっぷう隊)/博多華丸(華丸・大吉)/川谷修士(2丁拳銃)
増谷キートン/アームストロング/ラフ・コントロール/ハイキングウォーキング/チャド(ジパング上陸作戦)
*特別ゲスト*
小沢一敬(スピードワゴン)
<前説〜オープニング> 雅楽が流れ、前説の竹内大納言ターボαが登場。 イベントの諸注意を平安朝言葉でごゆるりと説明。 次課長の井上さんがやたら推してたので何となくは知っていたが、こんなに喋ってるところを見たのは初めて。 元教師という自己紹介に、教師時代のことをちょっと想像すると何か切なくなったが、嫌いじゃなかった。 上手いこと時代が応援してくれれば良いけれど。 竹内大納言ターボαが退場するとすぐに暗転。 客席に開演の挨拶が流れるが、 「予算の都合上、オープニング映像が短くなりましたことをお詫びいたします」 といった内容のお詫びのアナウンスが流れる。 確かに流れた映像は「短かっ!」という言葉以外何者でも無かった(笑)。 井本さんが登場。 スーツ姿がハマっていて、本当に“シュッとしている”という形容詞が合うなぁと思う。 オープニング映像が流れた時間より竹内大納言ターボαの前説の方が長かった、とボヤく。 吉本からはルミネでやってみたらどうかと言われていたそうだが、井本さんの意向でキャパ200ほどの劇場でやってみることに。 チケットのハケ具合が緩やかだったので気を揉んだらしいが、結果的に客席はほぼ満員で何より。 <ネタ> 1:多田健二(COWCOW))と「漫才」 登場前、スクリーンに“全米を震撼させたギャグ〜”と、やたら“ギャグ”という文字が出て来たのである程度予感はしてたら案の定、タダケンだった。 “マンスリー吉本男前ランキング圏外”にはちょっと笑った。 明転後、2人登場。 タダケンはお馴染み“伊勢丹の包装紙”柄スーツ。 井本さんもお揃い!ただし、井本さんはスーツではなくベスト。 この柄のデザイン違いが売ってることに驚いた。 ネタは ・似ている芸能人 ・カッコイイ遊び〜“男前”○○ ・女性への優しいフォロー よしくんにしろタダケンにしろ、最近、見る度に芸風がシモというかエロに向かっていっている気が(^^;。 “男前”、“優しい”とは全く以って系統違いのフレーズが飛び交い、盛り下がるコンパに似た空気が漂う場面も。 2:松谷賢示(水玉れっぷう隊)と「コント:『コンパ』」 ツレに合コンをドタキャンされた井本。 同居している祖父・81歳(ケン)がめっちゃコンパに行きたがるので、渋々一緒に参加するが… (ハゲ面・オジイファッションであんなにササササーッと匍匐前進を出来る36歳は、日本広しといえどもケンさんしかいないわーと惚れ惚れ(笑)。 アカペラ・君が代や、DA PAMPの「ごきげんだぜっ!」をバックに素敵なダンスを披露するなど、エンターティナーぶりをいかんなく発揮) 3:博多華丸(華丸・大吉)と「漫才」 ・50音で児玉清 ・博多美人とデート etc (井本さんの実家が華丸さんが福岡時代に住んでいた家のすぐ近所だった、ということでその周辺の懐かしい地名や店の名前が飛び交い、私はにやり。 華丸=児玉清の人、という図式もすっかり浸透していて、嬉しい限り) 4:川谷修士(2丁拳銃)と「コント:『ハイジャック』」 コードネーム「コブラ(修士)」と「いのもっちゃん(井本)」。 乗客を傷つけずハイジャックをするという任務をボスから命じられた。 客に言うことを聞かせるため武器を使って脅そうとする二人だが、ボスから渡されたカバンに入っていたのは武器ではなく… (スクリーンに出て来た絵や文字のスタイルに見覚え。 多分、というか間違いなく修士さんが自分で書いたんだと思う。 「唇」→「ロック」→「唇」→「拳銃」→「唇」→「野々村」→「唇」→「相方ブサイク」と出た後、「川谷修士(2丁拳銃)」と名前が出た時、客席から「ワァ〜」という声も聞こえた気がする。 カバンに入っている小道具を使ってボケ合戦をするコント。 モノによっては「修士さん、無理です!」と井本さんが素に戻る時も。 先輩の威厳を使って井本さんに「レイザーラモンHG」をやらせた修士さんだが、井本さんに逆襲されて本人は「レイザーラモンRG」をやる羽目に。 いやや〜、いやや〜とゴネながらも潔くやってくれました。 「リアルゲイってホンマのゲイやんけ!リアルいらんやん!」とツッコミも忘れずに。 ボケとツッコミが交互に入れ替わる場面もあったが、4:6ぐらいの割合で修士さんがツッコんでいた。 ちなみに他の人達は10分前後でネタを終わらせたのにこのコントだけ25分もやってしまい、後々影響を呼ぶ) 5:小沢一敬(スピードワゴン)と「漫才」 ・吉本vsホリプロ ・“あま〜い”漫才 スペシャルゲストは小沢さん。 あまりまじまじと見たことが無かったので、(あぁ、これが“あま〜い”こと言う人かぁ)と新鮮だった。 元は名古屋吉本の小沢さん。NSCだと13期ということで、自分の先輩や後輩を上げていたが、12期芸人・2丁拳銃は当然「2丁拳銃さん」とさん付け。 縦社会なんだなぁ、としみじみ。 6:増谷キートン、アームストロング、ラフ・コントロール、ハイキングウォーキング、チャド(ジパング上陸作戦)達と「コント:ドタバタ進路相談!?」 タイトル通り、教師の井本さんがツッコミつつキレつつ呆れつつ、問題児揃いの教え子達と進路相談を行っていく。 キートン氏は95%全裸で、正視できず顔を手で覆うお客さんもいた。 堂々と見れる自分が若干悲しくなった。 <トーク〜エンディング> この時点で終了予定時刻の21時を回っていた。 時間が無いので急いでやりますよ、とMCの井本さん。 この時小沢さんが「修士さん達のが長引いちゃったから」と発言。 後日ひかり荘の配信で修士さんはこれについて 「井本は優しいな。小沢が修士さん達が長引いて〜って言ったら、『さっ、トーク始めますよ』って流してくれてん」 と言っていた。 井本さん、顔も男前だが性格も男前だ〜、とこれを聞いて思った。 時間が無いので一つに絞ったテーマは、「暴露」。 だが、結果的に小沢さんの恋愛暴露で終わってしまう。 他の人の暴露話もいろいろ掴んでたんですよ、という井本さんだが、唯一ケンさんだけ何も入ってこなかったそう。 「最近、ハゲ隠しで帽子被ってる、ぐらいしかありませんでしたわ」とのこと。 竹内大納言ターボαも再び登場し、エンディング。 ライセンスは今までネタもあまり見たこと無かったが、思ってたより落ち着いた客層だったし、何より井本さんが凄く器用な方なので、とても楽しめた。 次回違うメンバーになっても、また見てみたい。 (06/4/17記) |