星田vs宮川 Vol.2

【出演】
ほっしゃん。/宮川大輔
(05/5/23 at新宿シアターモリエール)


<オープニング>

・2人が出てきたら、何となくにやにやするお客さん。
 というのも、今日の2人の衣装は
 
 ほっしゃん。→白地に黒の細いストライプ
 大輔さん→黒地に白の細いストライプ

 と、何気に似通っていたので
 「コンビでペアルック」と大輔さん。

・ほっしゃん。は休みに後輩と外房の温泉に行ったそう。
 温泉で寛いでいたら、千葉テレビのロケとやらで何の前触れも無く「なすび」がレポーターとしてやってきたそう(ほっしゃん。曰く“春ナスビ”)。
 ヤバ!と慌てて温泉から出たほっしゃん。だが、どうも軽く見切れて映っているらしい。

 温泉とかのロケは特にいきなりやったらアカンやろ、とほっしゃん。。
 大輔さんは20歳ぐらいの頃、ヘ○スで順番を待っていたら何の断りも無く番組のロケが始まり、レポーターのティーアップさんに見つかってしまったことがあるとか。
 「大輔…!」とあちらさんもリアクションに困った様子だったよう。

・最近はプライベートでも油断ならないというほっしゃん。。
 トイレは盗撮カメラが仕掛けられていると思ってよいものらしい。
 大輔さんは盗撮カメラが仕掛けられていることを想定し、ポーズをつけて用を足すとか。
 ちなみにほっしゃん。、自分はやらないけれども他人がやっている盗撮には非常にそそられるらしく、携帯でひたすら盗撮サイトを覗いた結果、先月の携帯代は6万だったそう。
 「見たこと無い桁数のパケットやった」と。

・大輔さんはどうにも切羽詰った時は女子トイレに行くそう。
 ほっしゃん。もそのことについて別に不思議に思っていない感じだったが、会場の女性客からは「えぇ〜」と驚きの声が上がる。
 お腹痛い時はしかたないねん、とあまり意に介さない大輔さん。
 それでも、自分が用を足していざ出ようとした時に誰かが入ってきたら、どのタイミングで自分は出ようかと悶々とするそう。
 
 この後、女性は何故勢いよく小を足すのかや、朝昼夜でオナラの勢いが違っていたという大輔さんのお婆様の話で盛り上がる。

・最近、ジムに通い始めたという大輔さん。
 「腕、美しいやろ。見てみ〜」と早速ポーズを取る。
 ほっしゃん。によれば楽屋でもほっしゃん。にそういって自慢していたそうだが、ジムに行く前の大輔さんがどういう腕をしていたのかなんて見ていなかったので比較しようがないと困惑の模様。

 子供とかお父さんの身体が締まっていて筋肉があったら嬉しいやろうなぁと2人。
 ほっしゃん。は6歳頃から、お父さんに勝てると思ったそう。
 大輔さんは中1の頃、お父さんに生意気な口を利き、怒ったお父さんから投げ飛ばされそうになったが、柔道を全くしたことが無いお父さんにそれは無理な話。
 体力で大輔さんに勝てなくなったお父さんは、大輔さんのお姉ちゃんのピアノの椅子をおもむろに庭に投げ飛ばし、それで憂さを晴らしたが、今度はお姉ちゃんから「私のピアノの椅子、何してんの!」と怒られたそう。

・名古屋吉本には、ちゃらんぽらん・大西さんが寄贈した絵が飾ってあるそう。
 もちろん大西さんが描いた絵。
 樹木が描かれてあるそうだが、ほっしゃん。情報によると、地面は「稽古」、幹には「漫才」という文字が隠されてあるそう。
 ここまでは良いが、葉の部分には「余興」。実には「ロケ」と書いてあり、
 「そこまでやって結んだ実が“ロケ”って絶対嫌や!」とほっしゃん。。

・まだまだ自分達は若い方に入るで、と大輔さん。
 半信半疑のほっしゃん。だが、同級生とかひどいやんか、という大輔さんの指摘には納得。
 同窓会に行くとそれを如実に実感するそう。
 「いまだに、『ジミーちゃんってあんななん?』って聞いてきよんねん。話題も古いねん」とほっしゃん。。
 同級生とか平気で子供5人ぐらい生みよるよなぁ、と大輔さんに話すが、これは大輔さんの同意を得られず。

・結婚はしないの?とほっしゃん。に聞く大輔さん。
 R-1で賞金を貰ったらすると決めていたが、相手の親が許してくれないのだという。
 露骨に無視したりするという。
 「そういう時は大声出したらエエねん。『お父さん!』って大声で話しかけや」とアドバイスする大輔さん。
 あまりそれには乗っかかりたくなさそうなほっしゃん。。
 親と自分の橋渡し的役割を彼女に求めているのに、あまり働いてくれないことを不満に思うほっしゃん。がそのことをちょっときつめに彼女に言うと、最近は
 「白目剥くようになってきてんねん!『あぁっ、ごめんなぁ』って謝らなアカン気にこっちがなるから」とのこと。

 最近、彼女が亀の水槽をベランダで掃除していたが、目を離した隙に亀(チビちゃん)がベランダから階下に転落死してしまった。
 責任を感じた彼女。
 出先から家に帰ったほっしゃん。の目に入ったのは、階下の地面を這いつくばって何かを探している彼女。
 チビちゃんの欠けた甲羅を探してんねん、というのでとりあえず家に連れて帰る。
 その後、何か強い調子で言うとすぐ白目を剥くのでとりあえず腫れ物に触るように彼女と接しているほっしゃん。。
 チビちゃんは外じゃなくて植木鉢に埋めて家の中で供養する、と彼女が主張するのでそうしているが、何せこの時期なので家の中は毎日どんどん悪臭がたちこめているとか。

 この話を聞いた大輔さん。
 「結婚止めとき!」
 と大声で忠告。

・生き物が亡くなった時の扱い方の話。
 大輔さんは、魚やトカゲぐらいなら死体を上から更に踏み潰せるそう。
 すずめはちょっと迷うとのこと。

 動物は死ぬ姿を人に見せたくないものらしい。
 猫とか死ぬ間際になったら遠く行くやん、と大輔さんがいうと、ほっしゃん。が反論。
 昔、猫エイズにかかった飼い猫が姿を見せなくなったので、死に場所を見つけたんやなぁと家族でしみじみしていたが、そのうちだんだん家中に異臭が漂い始めた。
 死に場所を見つけに遠い旅に出たはずの猫が自宅のコタツの中で変わり果てた姿になっていたそう。

・富士山登山をしようとVol.0で言っていたが、大輔さんはその気がだんだん失せてきたそう。
 かわりに自転車で旅行しよう!とほっしゃん。を誘うが、ほっしゃん。はまさかママチャリで行こうとしているのではないのか、と不安げ。
 テントとか担いでいこう!で、途中でパンクすんねん!とハプニングが起こること前提で計画を嬉々として話す大輔さん。
 ハプニング担当はぜひともほっしゃん。らしい。
 自転車旅行をするかどうかはおいといても、2人でどこか行こうなぁと楽しげなほっしゃん。だった。
  



<コーナー〜懐かしの歌謡曲80年代TOP10>

1980〜1989年の年間トップ10の曲名が書かれたフリップがホワイトボードに貼ってある。
 イントロが流れるので、その曲にまつわる面白い話をしていく。

 歌はあまり知らんなぁ、とほっしゃん。。
 大輔さん曰く、ほっしゃん。は歌を知らなすぎるので一緒にカラオケに行っても楽しく無いそう。
 クィーンの「We Will Rock You」を最近聞き、本気で「どえらい新人現れたなぁ」と唸ったそう。

 80年代前半は大輔さんは結核で入院していたので、その思い出しか無いそう。
 世代的に光GENJIは2人とも大好きだったそう。

・「ルビーの指輪」

 流れたそうそう、「この歌大っ嫌い!」と叫ぶ大輔さん。
 原因はお父さん。
 お父さんがこの曲を好きでしょっちゅう唄っていたが、間奏の「ドゥ、ドゥルルル〜ン」のところで必ず大輔さんに抱きつき嫌がる大輔さんをくすぐり続けたので若干トラウマになっているそう。
 何の前フリも無くオトンのくすぐり地獄をほっしゃん。に再現する大輔さん。
 びびり、舞台を端から端まで逃げ回ったほっしゃん。。
 (ほ)「ドゥルルン地獄や!」(大)「ホンマそうやで」。

・「悲しくてジェラシー」

 この曲の替え歌が中2の頃の学級歌だったほっしゃん。。
 「オ〜レ達のクラス〜」と再現してみせる。
 女子の発案だったとか。

・「さよなら」

 何の思い出もない!とあっさり切り捨てる大輔さん。

・「異邦人」

 この歌も大っ嫌い!と大輔さん。 
 結核で入院していた時、この歌が朝の始まりの歌で、院内放送でこれが流れ出すと一斉に起床し、フルコーラス終わるまでに歯磨きまで済ませないといけなかったことを思い出すから。

・「ハイスクールララバイ」

 あの頃イモ欽トリオの振り付け真似してたよなぁ、と盛り上がる2人。
 そのフリを再現しようとするが、当時はなんともなかった筈なのに今はドラムの真似がどうしても恥ずかしくて出来ない。
 ドラムの真似してたヨシオはエライなぁ、と2人。
 「“時間外ドラム手当て”つくで、絶対」とほっしゃん。。
 思わぬところで恥をかかされた、ということで「イモ欽、○ね!」と大輔さん。

・「冬のリヴィエラ」

 イントロの段階では「熱き心に」と間違えていた大輔さん。
 この歌も大っ嫌いな大輔さん。
 原因はやっぱりお父さん。
 家族で旅行した時、嫌がる大輔さんを無理矢理お父さんが素人参加のど自慢大会に出場させてしまい、そのときの課題曲がこれだったから。
 舞台で泣き出した大輔さん。
 お母さんが舞台に連れ戻しに来てくれて、それからずっとお母さんの膝で大泣きしたそう。

 人前で歌唄うのは恥ずかしい、ようやらんわ〜と二人。 
 若い芸人で最近バンド組んでる子多いけどなぁ、とほっしゃん。。
 もしかしたら…と思っていたら案の定、Jリーグの語り草となっている3月の曲者で修士さんがやった「聞いてください、青色!」エピソードが出された。
 場内、大失笑。
 なんとなく私は赤面と苦笑。
 (あそこでは「好きな色何色やーっ!」聞かれて「青色〜!」以外の答えは無いんやもん。
 やってしまうもんなんやもん、あの場におったら)
 などと自分に言い聞かせていたら
 「恥ずかしくてやれんわ〜、って思うことを恥ずかしがらんと出来るから、修士はエライで」と大輔さん。
 いい兄さんやなぁ…と思った。
 ありがとう、大輔さん。

・イントロを聞いた二人。
 (大)「『つぐない』や」(ほ)「エエ歌やなぁ」とトークが進む。
 最初、私も「つぐない」と思ったが、その割にイントロが長い。

 やがて流れた声は…男性!
 フリオ・イグレシアスの歌だった。
 この時まで、「つぐない」と信じて疑わなかった二人は唖然。
 客席は大爆笑。
 「(全然違う歌なのに))『エエ歌やなぁ』言うてた」とぼやくほっしゃん。。

 この歌はおばあちゃんが好きやった、と大輔さん。
 聞くと30秒で眠りについていたそう。
 後年、認知症になり色んなことを忘れていったそうだが、これを流したら20秒ぐらいで寝ていたので、忘れへんこともあるんやなぁと思ったらしい。

・「ヒゲダンスのテーマ」

 この歌があってあのフリが生まれたのか、あのフリに合わせてこの歌が生まれたのだろうか、など議論。
 フリは二つしかないのにここまで引っ張れるのは凄い、とも。

・「PRIDE」

 大輔さんのお姉さんが結婚前、家族でカラオケに行った時に結婚宣言した後これを唄い、宮川家一同大号泣したそう。

・「じゃあね」

 おニャン子くらぶ最後の曲。
 実は2人ともファンクラブに入っていたほど大ファン。
 ほっしゃん。は渡辺満理奈の大ファンで、初めて彼女を見た時は全身に電流が走る衝撃を感じたそう。
 大輔さんは最初、富川春美から入り、結構色んなメンバーのファンになったが、最終的に富川春美に戻り、解散を迎えたそう。

 おニャン子くらぶにエネルギーを注いでいた頃の気持ちを取り戻したほっしゃん。。
 当時コンサートに行くと必ずやっていたアピールのフリを曲に合わせて堂々披露。
 「♪な〜ぎさ〜のか〜ぎかっこ〜」「かぎカッコ!」とアピール絶叫も。
 途中からぎこちないながらも大輔さんも参加。
 ただ、ベタに足がもつれてコケたり息が上がってなかなかゼーゼーから回復出来ないなど、あの頃から確実に時が流れたことを実感させた。
 大輔さん、「あー、おもろ」と心底楽しそう。

Vol.2も大盛況で幕。
 シアターサンモールで平日開催、は確定したようです。
 Vol.3は6/27開催。


(05/5/26 記)


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