ルミネtheよしもと学園『ハイテンション祭り』
04/10/29 PM23:00〜10/30 AM 5:15


<第1部:BAND LIVE>


◆Act1◆
SAUSAGE BUTTERFLY PASTA FESTA



・星
・手紙
(もちろん、and more...)

 (「ハイテンション祭り」1発目の登場はSAUSAGE BUTTERFLY PASTA FESTA (以下SBPF)。
  しかし、(えぇ〜っ)と思うほどにきゃぁ〜きゃぁ〜暴れ出したお客さんに私は若干引いてしまい、最初の方は座ったまま見てしまいました…。

 あまり飛んだり跳ねたりすると床が抜ける恐れがあるので(ならこの企画をするなよ、思う)、飛び跳ねないようにとの事前注意がなされていた。
 しかし、Vo.の大村さんが
 「(真下のフロアに入ってる)無印まで一緒に落ちようぜ!」
 みたいなことを煽ったりするんで、
 (えぇ〜い、やっぱりアホになろうっと!)
 と思い、ラスト1曲前から立って参加。

 前のほうのお客さんが立たないんで、ギターテクで煽るモミ兄だったが、結構頑固なお客さんだったんで、この勝負はモミ兄の負けでした(笑)。
 演者を目の前にしても立たないこの根性の据わり具合、私は別に嫌いじゃないんですけどね。

 あまり曲紹介をやらなかったことと、私がSBPFの曲に詳しくないため、情けないセットリストになったことをお詫びしますm(_ _)m)
+++


◆Act2◆
竹森巧(アップダウン)


確か、「ぬか漬けの歌」で登場。
 「曲者」では、ドラムの相方を筆頭としたバンド構成だったのに、今回は誰も都合がつかず(笑)一人での参加。
 しかも、ルミネに来る前にバイクで事故ったばかりということで踏んだりけったりの竹森さん。

・一歩ずつ
・ゲロゲロ
・it(イット)
・ぬか漬けの歌

(アコースティックなので、客席も座って鑑賞。
 落ち着けたのと、
 (次の組ではちょっと飛び跳ねたいなぁ)
 というほど良い動機付けにもなったんで、この出順は良いなと思いました。
 竹森さん、歌い方はミスチル系。
 「一歩ずつ」の時、応援で出ていたNSCの子が歌詞を手に書いていたのが丸分かりだったのが(あからさまに不自然な動きで手を目の前に持ってくるんで)、ちょっと面白かった)


+++
竹森さんの出番が終了し、舞台上でマイクチェンジなどの準備が進む中、聞き覚えがあるイントロとともに、
 「♪あなたと、あぁ〜ったその日から〜、恋の奴隷に、なりました〜」
 と、奥村チヨさんの「恋の奴隷」が流れてきた。
 思わずにやっとする(^^ゞ。
 ナオさんと
 「次ニチョケンですね」
 と喋る。

 「♪あなた好みの、あなた好みの、お〜んな〜に〜、なりた〜い」
 のとこでは、
 「コホリ、ファンにこれ言って欲しい、で、『おぅ、そうか』と言いながら出ていきたいとか昔言ってたんですよね〜。アホですよ」
 と、何となくおちょくる。
 …おちょくりながらも小声で口ずさんでしまったバカなオレ。
 しかし、若干設営に手間取っているのか、最後の「あなた好みの〜なりたい」でもニチョケンは出てこれる気配無し。
 次の曲が流れる。

ちょっとじらされたこともあり、劇場が暗転したと同時に流れ出した「44口径」のイントロで続々立ち上がる客達。
 それも手拍子つき。
 「♪夜が今、口を開けて〜、僕達を、のみ込んでゆく〜、二丁拳銃(原文ママ)、すべり込〜む、ちゅるるる〜る」
 と、ちょっとした合唱も自然に起きる。


 私はというと、
 (2丁拳銃、そりゃ好きだけど何もそこまで…)
 と、客席のあまりのハイテンションにいささか引く…


 なんてことはもちろんなく、率先してその動きに仲間入り((^^ゞ。
 ぴょんぴょんしながら、やっちゃいましたよ、エエ。

 あたりを見渡すと、先ほどモミ兄には勝てても「44口径」には負けたらしいお客さんも飛んでいた。
 前2組の演奏ではぴくりとも反応していなかったので
 (…この人はネタ組の人のファンなのかな)
 と思った私の横に座ってたお客さんは、ぐわーっと立ち上がるやいなや「44口径」に合わせて華麗なステップを踏んでいた。
 ニチョケンのファン以外の人はこの狂乱ぶりをどう思っただろうか…。


◆Act3◆
2丁拳銃


 二人が出てくると客席のテンションは最高潮。
 客席に漂う理性の香りはゼロに近く、このままライブが始まったら禁止されてる客席ダイブとかも起こりそうなほど。

 そんな風に揃いもそろってハイテンションな客を見た2丁拳銃、
 「元気やね〜」
 と、のほほんとした感想をもらす。

 そして、
 「こんばんは〜」
 とお辞儀して挨拶を始めたシュウちゃん。
 一瞬面食らいながらも、こちらも
 「…こんばんは〜」
 とお辞儀を返す。
 2丁拳銃は、改めて2人一緒にご挨拶。
 2人対約500人が、一斉にお辞儀。
 入社式じゃあるまいし、なんだ、この光景(笑)。
 「礼儀正しいね〜」とシュウちゃん。

 異常に高まっていた客席の興奮が、この一連の挨拶によって若干落ち着くことが出来た。
 偶然だったのか計算だったのかは分からないけど、
 (そりゃニチョケン、10年以上やってるんだもんなぁ)
 と思った。

 「ハイテンション祭り」にふさわしい盛り上がりを客席に促していた前2組。
 over30歳のニチョケンは2人とも、「好きなようにしましょう」と至ってマイペース。
 小堀さんに至っては
 「僕ねぇ、正直、今日ここにいる人の中で一番眠いです!」
 とぶっちゃける始末(^^ゞ。

1曲目は手抜きですがカラオケで行かせていただきます、と小堀さん。
 ごめんなさいね〜、SBPFも竹森も生でやってたけど、しゃぁないねん、と修士さん。
 すると、客の笑い声含みのブーイングに混じり、どこからか「え゛〜っ」と約1名の野太い声が。
 「今の、袖におるチャイマの山本君ですね」(修士)
 「珍しく袖ではしゃいでたから、何か嬉しかったわ」(小堀)


・蛍光灯の虫(Vo.小堀)


これ以降は2人も楽器を演奏。
 ギターを首から下げるため、バンドの長さを調整している修士さんの姿を横目で見ながら小堀さん、
 「ウチの相方、背中流してるみたい」
 と一言。
 「修士の(今調整している)ギターは僕のギターです。…そろそろ(自分のギターを)買って下さい」
 とも。
 やっと体勢が決まったのかと思いきやしっくりこなかったらしく、再び調整を始めた修士さんに
 「もぅ〜、背中流すの手伝おうか(笑)?」と小堀さん。
 そしてオカンのようにあれこれ世話を焼こうと近寄っていく。
 そんな小堀さんに
 「もう、オカン!エエからあっち行けや!」
 と返す修士さん。
 さすが“曲者”。
 音楽の間のミニコントも身体に習性としてしみついている。


・かあちゃん(Vo.小堀)
・青春デストロイ(小堀)
・ナンシー(Vo.修士)

・青色(Vo.修士)

 「青色」に行く時、小堀さんのハープホルダーが取れてしまうハプニング発生。
 いつもと違うのか、修士さんは歌い出しのタイミングが分からない。
 即座に
 「もう1回お願いします!」と止める修士さん。

 仕切りなおし。
 
 「ホルダー(?)外れるけど!」(小堀)
 「歌いだし分からんけど!」(修士)
 と、破れかぶれな語りで「青色」スタート。

 次が最後の曲です〜というと、客席から「えぇ〜」という声が。 
 「どっちの“えぇ〜”」なんやろ、と小堀さん。
 笑顔で“ブーイング”はなかなか難しいと思うけど。

・簡単な言葉(Vo.2丁拳銃)


 修士さんが歌えない時は小堀さんが拾って歌うなど、コンビっぽいとこも随所に見せながら2丁拳銃の出番は終了。

++++
2丁拳銃の出番が終わったので、そうなるとトリは必然的にあの人達。
 「何でやねーん」やりたいですね〜とナオさんと言ってたら望みは見事かなう。


◆Act4◆
GB/裏GB

「GB枠」は、“裏GB”の「OBAHAN RAP」からスタート。
 割烹着姿で大仏パーマの裏GBの面々が登場しただけで、もうこちらはにやにや。
 「オバハンへの道!」「なんでやねーん!」と気持ちよくはしゃがさせて頂きました(笑)。

GBのセットリストは以下。

GB

・道
・(曲名不明)
・黄色い花*新曲
・東京*新曲
・足跡
・大好きな人へ(?:曲名曖昧*新曲)
・手紙
・(曲名不明)
・負けるもんか

 「東京」の時、地方から東京にやって来て頑張ってる人について語っていたケンさん。
 詞に耳を澄ませた。
 新曲の3曲目はとてもきれいな曲だった。

 「負けるもんか」に行く前、座ってるお客さんに立ってくれないかと頼んだケンさん。
 芸人はネタをするのが当たり前かもしれませんが、今日出てる芸人は音楽も一生懸命やってますから、みたいなことを言っていた。
 
 それは間違っていないけれど、楽しまない人はほっといても良いのでは?みたいなことを思ったりもした。
 熱いケンさん。

GB枠は、まさかの「裏GB再登場」で幕を閉じる。

裏GB*運無戦隊ツイテナインジャー

 サビは「ツ、ツ、ツ、ツイ〜てな〜い」。
 フリまで覚えてしまった。


<第一部エンディング>

MCはアキさんと(多分)功刀さん。
 GBの「負けるもんか」でラストっぽかったんで、裏GBは出にくかったそう。
 「本当に“ツイてない”」と裏でぼやいていた人も数名。

1組ずつ、今日の出演者と絡んでいく。

・SBPF

 ドラムの宗田さんが誕生日とのこと(^^)。
 「25歳」という年齢に「若っ」と反応する自分がちょっと悲しい。
 25歳なんて、10代の頃はとてつもなく年上だったのになぁ。

 ケーキは無いが、みんなで「ハッピーバースデー」を歌ってお祝い。


・竹森巧

一人しっとりと歌うことになった竹森さん。
 樅野さんは
 「ハイテンション祭りですよ」
 と教えてあげようと耳打ちしに行こうかと思ったそうな。
 甘い歌やから良かったけど、とも。

 バイクで来る途中に事故ったことをここでも報告。
 するとアキさん
 「修士も前バイクで事故ってたなぁ。修士、修士!」
 と修士さんを呼ぶ。
 呼ばれて出てきた修士さん、最近は車でも事故ったと報告。
 それを聞いたアキさん
 「もう〜、ホンマやめて〜、そんなん。
 未来(将来だったかな)ある人やねんから〜」
 と、甲高い声でオカンのように心配する。

 気をつけてくれ、本当…。
 事故ったと聞いて何かを覚悟するのはJr.氏の一件でたくさんです。

・2丁拳銃

 「今日はハグキから血ぃ出ぇへんかった?」
 と小堀さんに聞くアキさん。
 アキさんにとって小堀さんは、
 “テンションが上がるとハグキから血を出す子”
 という印象が強いそう。
 「2丁目の時な、唇が血でだらだらなってんねん。それ見て前に座ってた子が悲鳴あげて」(ア)
 「僕、その悲鳴は人気があるからなんや、って思ってたんです」(小)
 「2丁目の時、そればっかり覚えてるわ〜」とアキさん

 なお、
 「テンションあがるとハグキが2フィンガーなるんです」
 という発言は、「恐いねん」と怒られてました。

 アキ×2丁拳銃の一連のやりとりは、まるで「Wa cha chaライブ」のエンディングのようだった。
 G☆MENSや美濃・長岡、誉、満、高僧・野々村などがいるような錯覚に。

GBは先ほども絡んだので特には無し。

怒涛の「BAND LIVE 3時間枠」は、無事終了。


<第2部:今宵だけのユニット漫才・コント>

MCはダイノジ。
 いつもと違う人と相方を組み、審査員の吉本興業社員の目に留まるネタをした人には賞金3万円が贈られる。

<1>「マー坊・ケン坊」(バッドボーイズ・佐田/ラフ・コントロール・重岡)

 →典型的なやくざスーツに身を包み、「鑑別所あるある」の漫才を披露。
 九州弁はポイント高いが、さすがに共感出来るネタは無し(^^ゞ。

<2>「パクシーン(?)&カンパニー」(パンクブーブー・テツオ/チャイルドマシーン・山本)

 →「AVあるある」を中心としたどピンク漫才を披露。
 …AM2時55分に私はいったい何を見てるんだろう。

<3>「前田大サーカス」(サブミッションズ・前田/ガリットチュウ/コンマニセンチ・竹永)

 →水難救助ネタで、ハイ!、ダン、ダン、ダン!てな感じです。
 ちなみにメモには私の筆跡で(本当、どうしてくれよう)という謎の殴り書きが。

<4>「チームひきこもり」( POISON GIRL BAND/ピース・又吉)

 →何の接点も無いのでしょうがなく、ぼそぼそ〜と「夕刊フジ」を惰性でみんなで読んでいく。
 (なんか、じわじわおもろい)とメモってるんで、面白かったみたい。

<5>「愛のために わがままに 僕は君だけを 傷つけない」(次長課長・河本/タカアンドトシ・トシ)

 →お揃いのピンクトレーナーにGパン、と衣装をそろえるほどの気合の入れよう。
 銀行強盗のレクチャー漫才をやる。

<6>「さっきんまっきんパンプキン」(佐久間一行/ニブンノゴ!大川)

 スパイダーマン(大川)と、何かよく分からない白塗りの妖怪のお面(さっくん)の姿で登場。
 ショートコントをやっていた。
 ちなみに時刻はAM3時半…。

<7>「2Bちゃん」(Bコース・羽生、渡辺)

 →なんともいえないターミネーターコントをやっていたような…。
 最後はタケトさんに謝っておりました。

<8>「ハゲ、ロン毛、マッチョ」(増谷キートン、くまだまさし、後2名)

 →マッチョを跳び箱の要領で飛び越していってたような。
 ちなみに時刻はAM3時50分。
 この時間にこのメンツは胃もたれ。

<9>「アベandタカ」(アップダウン・阿部/タカアンドトシ・タカ)

 →テツトモジャージで「なんでだべ」を披露。
 考えてみればこの2組は札幌吉本出身でしたね。
 東京で見ることに全然違和感無いんで忘れてた。
 考えてみれば凄いことだよなぁ。
 
 で、当たり前だけど北海道限定では無いもうひとつのことにしみじみ。
 私はこっちに出てきたから分かるようになったと思うけど。

<10>「さっくん よしくん じゅんちゃん けんちゃん」(COWCOW/佐久間一行/次長課長・河本)

 →準ちゃん&タダケンは伊勢丹柄の衣装。
 よしくんはさっくんスタイルの衣装。
 お客さんから寄せられた「病院」をテーマにミニコントをつくり、どちらが笑わせられるかを競う。


2本エントリーするなど、やる気もとる気も満々な準ちゃんと、3万円のためならタカトシの本ネタも提供したトシさんが組んだ「愛のために わがままに 僕は君だけを 傷つけない」が優勝。


<第3部・楽屋トーク>

MCははりけ〜んず。
 50人以上の話を聞くので、私は途中からメモを放棄。
 いろんなランキングのベスト3をこの回の参加メンバーで決めようということになる。
 「ケンカが強い」ランキングで、ラフコンの重岡さんがキャリアを生かし、ぶっちぎりの1位を獲得したことが印象に残ってます。



ライブレポート
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