ハリガネロックのEVENT1(04/4/25)

出演:ハリガネロック/サブミッションズ・前田/バッドボーイズ

<開演前>

トークで使うお題を募集するため、ワッハの単独でも使われたメルアドが書かれた紙が配られた。
 フライヤーがあれば欲しかったが配られず。
 作らなかったのかな?


<コーナー1:ロック先生の回診>

<オオウエクニヒロの生態を探る>ということで、
 「大上はどんな小道具を使って一発ギャグをするか?」
 「辛子入りシュークリームを食べた後、口直しで飲まされた水が実は酒と分かった時の大上のリアクションは?」
 「武富士のCM曲で大上にオリジナルダンスを踊ってもらうが、最後はどうシメるか?」

 というお題がロック先生(松口さん)から出され、研修医(?)のバッド&前ちゃんが当てていく。
 ちなみに3人とも白衣を着ていた。
 バッドボーイズをこんな時間にこんなビッグイベント(?)で見れるとは思わなかったので、少々テンションが上がる。

 一発ギャグは、“これはしないだろう”と誰もが思っていたウ○チの模型を使い、そのものずばりを3度ほど連発。
 後輩芸人から「ウケないギャグを連呼する人なんですね」と呆れられる。
 それでも堂々とめげない大上さん。
 そういうところが好き。

 辛子シューを食べた後のリアクションは、
 「酢やん!これ酢やろ!?」
 と、誰もが予想しなかったコメントを発する。

 ダンスのシメは、TIMの「命」ポーズ(^^;。
 「今頃、命って何やねん!?」と相方は呆れ、「人のギャグパクってる!」と後輩も驚く。


<ブリッジ>

新宿周辺。
 2人別々で写ってたが、最後は合流してルミネに向かう、という感じだったような。
 松口さんはロック路線?大上さんはオオボケ路線。
 大上さんが新宿駅東口にあるベネトンのモデルに何かツッコミを入れていたのが個人的にツボだった。


<漫才>

松口さんは横山やっさんのようなハンチング帽とスーツで登場。
 
 ・ユウキロックの腹立ち〜「何でお笑いが競わされなアカンねん!」
 ・女心掴み勝負〜甘い言葉でとろかせよう

 (この漫才、ユウキロックの怒りぼやきやユニゾンツッコミ連発など、ハリガネロックの本領発揮!という感じでかなり面白かったです)


<トーク>

松口さんの体調不良の話。

 ・何も無いのに膝が腫れてる。
 知り合いの作家が患部を触ったら何故か腫れと痛みが引く。
 そのことを次に会った時に言い、またその人が触ったら再び腫れてきたので、また触ってもらいに行くそう。
 「板橋のサイババ」と松口さん命名。

 ・大上さんは一切病気の思い出無し。入院経験もなし。一度は検査に行ってみたいらしい。

 ・松口さんは、小さい頃から通院経験豊富。
 小さい頃は耳鼻科で鼻水を機械で吸い取られるのが嫌だったので、待合室で必死こいて鼻を噛んでいた。

 ・高校生の頃、膝の半月板を手術した松口さん。
 麻酔から醒めて朦朧としていたら、医者が「ハイ」と切った半月板を手渡し、すたすたと病室を出て行った。
 朦朧としながらも自分の半月板を持ったまま途方に暮れたとか。

 ・幼児の時、額や唇も怪我して縫ったことがある松口さん。
 唇を縫った時は、麻酔が効かないのでそのまま縫ったそう。
 色んなことの衝撃が強すぎて固まってたので、麻酔無しで縫われるという、聞いてるだけで激痛走るようなことをされても泣かなかったそう。
 お母さん(松口松子さん)は度々その時の思い出話をするみたいだった。

松口さんの新居の話

 1人暮らしで寂しがりなのに、突如として1Kから新築の3階建て一軒家に引っ越した松口さん。
 「誰もやらないおかしなことをしてみたかった」がその理由。
 確かに誰もやらないだろうなぁ、と思う。
 表札がいるなど、マンションとは違う生活を説明。
 お風呂がかなり大きくて広いと大上さんに自慢していた。


<IT Solution Talk(メールトーク)>

お客さんから寄せられた質問メールに答える。

「こいつ、シバキたい!と思ったことは?」

→大上さんは、いくらシバキたい!と思っても自分が負けることしか想像できないので、実際にシバくことは無いらしい。
 そんな弱者・大上さんに松口さんが護身術を伝授。
 大上さんが松口さんの腕を掴んでひねり上げようとしたら、その腕をすぱっと離したり、ちょっと手を動かしただけで大上さんを転ばせて、背中に激痛を走らせたり。
 松口さん、実は少林寺拳法の初段らしい。
 ワザの鮮やかさに、大上さんも私らもびっくり。

びっくりついでに、嘗て松口さんが駅でやったプチ・浪商の話。
 満員電車なのでどうしても身体がぶつかるのに、ぶつぶつオッサンが絡むので、ちょっと声を荒げたら、全く状況を分かってない他のオッサンが松口さんに「年上の人に何だ!最近の若いモンは!」と入ってきた。
 松口さんが降りてもそのオッサンが謝れだのなんだのと言ってきたので、くるっと向き直し
 「すいませんでした!」と言って頭を下げたが、顔を上げる勢いそのままオッサンの顎に頭突きをかましたそう.…。
 「浪商のヤマモトやん!そんなシーンあったで!」と騒ぐ大上さん。
 「まま、芸人になって1年ぐらいの頃やで」(松)
 「…20歳超えてるやん!」(大)

 今はそんなことはしてないそうです。
 してたら傷害罪で逮捕されます(^^;。
 キレキレモードは控えめに。

松口さんがシバキたい相手は、大上さん。
 松口さんが自分の給料明細を見る前に、今月分の額を大上さんに聞いたら「普通」といわれた。
 ところが、実際の額はいつもよりも多かった。
 自分達にとっては多い額を「普通」という相方の感性に腹立ったそう。

「めっちゃ恥ずかしいと思ったことは?」
 →しょっちゅうありすぎる大上さん。
 自動ドアだと思ったら普通のドアだったので、思い切りぶつかったことを、さもありふれたことのように話す。

「マジで!?と叫んだことは?」

 →大上さんは、「奥さんとアメ横に行った時に目撃したチョコレート売りの神業テク」。
 おっさんがチョコを袋に詰めていくらしいんですが、その詰め方が尋常ではなく、
 (もう終わりやろ〜)
 と思った途端、
 「まだまだ!」みたいな掛け声とともに、わさーっと凡人の予想を超える量のチョコレートをつめるらしい。
 この光景は松口さんも見かけたことがあるそうで、2人でその凄さに盛り上がる。

 松口さんは、「焼きたてのメロンパンの美味さ」。
 ずっと“半笑い”だったぐらい、美味しかったそう。


<コーナー2:正解できたらご褒美あげちゃうぞ>

松口さんがMC。
 バッドボーイズ&前ちゃん(サブミッションズ)&大上さんは回答者。

ホワイトボードに書かれている
 「三つ目」「アウト」「砂」「鬼」「おしゃべり」(?)「機内」
 の(?)に入る言葉が何かを当てる。
 (答えは→(右方向にドラッグしてください))
答えは「で」。サザンオールスターズの「TSUNAMI」の一節)。
 これは、客席も「おぉ〜っ」とどよめく。
 松口さん曰く、これを考え付いた作家さんが「いいとも」なんかをやっていて、しょっちゅうこういうことを考えているらしい。

 正解した先着3名は「銀座・千疋屋のフルーツゼリー」が食べられる。
 このゼリー、1個1500円!
 何故かゼリーは4個出てきたが、もちろん1つは松口さん用。
 プルプル感やフルーツの匂い自体がそんじょそこらのものとは違うらしく、見せ付けながら味見。

 佐田さんや大上さんはヒントを与えられると、何とか反応して、無事フルーツゼリーゲット。
 大上さんはすぐにピンと来なきゃいけない問題なんだけどな(^^;。
 一方、清人くん&前ちゃんはかなり煮つまり気味。

 清人くんは方向性は合ってるのにツメが甘いので、言いたいことは何となく分かる松口さんだが、敢えて正解にせず。
 一方、前ちゃんは方向性以前の問題だったことが後に判明。

 低レベルの争いながら、何とか清人くんが逃げ切り、罰ゲームは前ちゃんに決定。
 罰ゲームは、「フルーツゼリー4個分の代金を払う」。
 ところが、前ちゃんの今日の所持金は1250円、とゼリー1個分にも満たない。
 しょうがないので、大上さんが何故か立て替える羽目に。

<エンディング>

このままエンディング。
 バッドボーイズはこんな大きな舞台に立たせてもらえるなんて…と恐縮気味。
 ハリガネロックは福岡芸人からとにかく「バッドボーイズを頼みます」というメールを貰うらしい。
 東京で頑張る後輩を心配しながら見守っている福岡の芸人。
 頼みごとに応じてくれたハリガネロック。
 何だかいいなー、と思う。
 福岡にいた頃のバッドボーイズを知ってるので、ハリガネロックのルミネ単独イベント1発目に呼んで貰えるなんて随分と大きくなったなぁ、とほんわかした。

最後は客席も全員起立。
 ハリガネ単独は最後「1、2、3、ローック!」でシメることが多いが、今回のシメは

 「イベント、イベント!」(笑)。


 もうあんまり覚えてないけど、確か振りもダサかったような(^^;。
 それでもやっちゃう私。
 最後まで乗らなきゃ楽しみ損。
 
こうして、最初の「EVENT1」終了。
 次回は5月22日のルミネです。

  
<感想>

行った直後は(ん?)という感じがしなくもなかったんですが(苦笑)、約1ヶ月経った今、(これはこれで良いかぁ)なんて、エラソーなことを思うようになりました。
 
 漫才は凄くハマってました。
 ハリガネロックの持ち味と、私が好きなハリガネ漫才の魅力がカチッと合っていて、久しぶりに漫才を見終わった後にすっきりした気持ちになりました。
 
 他のコーナーも悪く無かったんですが、ただトークが長かったなぁ…と。
 ハリガネが自分達のことを喋る、というファンにとってはたまらない時間の筈なんですが、私はそこまではハマれず。
 嘗て聞いたことがある話だったから、というのもあるかもしれませんけどね。

 ルミネの中では超若手〜若手芸人のバッドボーイズと、そこそこキャリアも年齢もあるけど若手芸人であるサブミッションズの前田さんがゲストだった「EVENT1」。
 ハリガネと芸歴も環境もそこそこ似通っている芸人との絡みも見たいなぁ、と思いつつ次回の「EVENT2」を迎えようと思います。

(04/5/14 記)

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