2丁拳銃の「拳(GU)」
(07/5/20)
[出演]
2丁拳銃/山本吉貴/ハローバイバイ/ニブンノゴ!/まちゃまちゃ/ミルククラウン/あべこうじ
(前説:若月)
<開場〜オープニング> 2年半掛けてミルククラウンが本編メンバーになったため、今回の前説は若月。 なるべく元気にやろうとしつつもどこか空回りな感じが何とも初々しい。 その様子を見ていたら、ミルククラウンの初期の頃の前説を思い出した。 (そういえば最初の頃は本当にたどたどしくて、ちょくちょく2人の世界に引きこもってたなぁ…、あまりに2人だけの世界に浸るから、“ただ出て来るだけで注意も何もしないなら他の人に代わってほしい”とかアンケートに書いたら次回かその次の回の前説がキャベツ確認中になって、何となく気まずかったなぁ) とか、色々思いを馳せたり。 若い芽を摘み取らせるようなことにならないで良かった。 気づいたらミルククラウンの前説もいつしか堂々としたものになっていて、お客さんがざわついてもちゃんと自分達の方に注意を上手いこと持って行けるようになったのを見た時は、ミルククラウンが芸人になったんだなぁということを実感したものだった。 ミルククラウンの成長を見届けるのも実は「拳(GU)」の楽しみの一つだったことに気づいた。 でも、ご新規さんの加入もこれはこれで新鮮味があって嬉しいもの。 2丁拳銃登場。 修士さんが普通の黒Tだったので、またメンバーに衣装取られたな、と思った。 頭の中には3人ほどいたずら候補者が浮かんだらビンゴだった。 今回のメンバー呼び込みは、「5月20日生まれの有名人にお祝いを言う」 1.ミルククラウン:王貞治 →ど緊張であることが丸分かりの二人。 ジェントルくんが長嶋の真似で行こうとしたが乗り切れず、竹内さんにバトンタッチ。 困惑する竹内さんも結局長嶋で無理矢理行く。 2.ニブンノゴ!:河村隆一 →大川さんが修士さんの衣装を堂々と着て登場。 体格は随分違うのによく入るなぁ…と思う。 そしてリーダーはギャグを3連発ぐらいしていたが、何かもうついていけなかったっす。 河村隆一へのお祝いメッセージはただのモノマネ披露で終わったが、ロクに河村隆一を知らないリーダーが一番モノマネが上手かったという皮肉な結果に。 3.ハローバイバイ:益子直美 →金成さんはスタッフTシャツで登場。 前回、衣装をメンバーに取られたためスタッフTシャツで修士さんは出たので、今回はスタッフTシャツも横取りした金成さん。 スタッフTシャツを着てる!と修士さんにツッコんで貰うつもりだったが、肝心の修士さんが全然気づいてくれないので結局自らカミングアウトする羽目に。 お祝いメッセージは、益子さんの職業にちなんだものに。 一番きれいだったかも。 4.山本吉貴:相田みつを →みつをチックなことを言っていた覚えが…(^^;。 そしてそれがステーン!と滑ったけれども金成さんからみつをチックな言葉で励まされていた。 5.まちゃまちゃ:ジョセフ・マーフィー →劇場の中に瞬時に“誰やねん?”的空気が広がる。 (マーフィーと言ったら、エディ・マーフィーか、マーフィーの法則しか知らんわぁ) と思ってたら後者はビンゴだった。 元神父ということで、それに絡めたまちゃまちゃ流お祝いの言葉を中指突き立てポーズと共に送っていた。 <#1 動体視力読み取りバトル> MC:修士 小堀チーム:小堀、ミルククラウン、ハローバイバイ 山本チーム:山本、ニブンノゴ!、まちゃまちゃ 【ルール】 相手チームは1人ずつ文字が書かれているハリセンを持っており、答える側のチームは1人ずつ順番に走ってしばかれに行く。 5つで一つの単語になるので、しばかれた後は各々スケッチブックに見えた文字を書く。 一斉に出して当てられた文字が多いほうが勝ち。 1回戦:ハリセン側・小堀チーム 回答側:・山本チーム→答えは「しんじゅく」。 走って行く順番は大川→森本→まちゃまちゃ→山本→リーダーの順。 ハリセンチームは、小堀→金成→竹内→ジェントル→関、…だったと思う。 パンパンハリセンが決まり、顔を抑えて床を転げまわる芸人達に客席からは「かわいそう〜」「いた〜い」なる悲鳴がちらほらと。 “痛い痛い!”系や“熱い熱い!”系は私も嫌いだが、それは、本来とは違う使い方を笑いの方に持ってこようとするからというのも理由にある。 熱湯メガネ然り、人間圧縮然り。 しかし、この場に出てくるバカデカイハリセンはお笑いのために使われる道具であるから、これに関しては不快感は覚えなかった。 偉大なり、チャンバラトリオ。 音が派手で当たる面積がでかいほど、理屈上では痛みはいくらかは軽減されるし(実際はそうではないにしても)。 結果:まちゃさんはハリセンにメークがくっきり移り、“まちゃ拓”が出来る珍事に。 よく見えなかった人もいたので2回やってみたが、「へんついん」と森本さんのみ。 当てられたのは森本さんのみだったので、「森本が1人で当てられたら勝利にして良い」という提案が小堀チームから出されてやってみることになるが、3文字目で逆ギレギブ。 「し・ん」までは見えた、と森本さんが言った途端、当てに行く!と目をきらきらさせて意気揚々と挙手した大川さんだが、「しんぶんし!」と森本さんの身体を張った回答は結局報われず。 2回戦:ハリセン側・山本チーム/回答側・小堀チーム→答えは「あべこうじ」 結果:攻守交代になって初めて先ほどの狼藉を後悔しだす小堀チーム。 あの大川さんですら目つきがぎらぎらしたものになる(^^;。 順番にしばかれていく小堀チームだが、リーダーの力いっぱいのハリセンを反射的にひょいっと除けてしまう関さん。 トムとジェリーのような不毛な追いかけっこがしばし繰り広げられる。 スケッチブックの回答を見てみるが、 小堀:「ま」、金成「ん」と来てしまい、このままでは放送に乗せられない言葉が出て来てしまう可能性が急浮上し、色めき立つ芸人&勘が働いた数割の客&その言葉の意味が分かっていない純情な残りの客。 今日の笑いの神様はシモがお嫌いのようで、最悪の事態は回避されたが、誰一人回答が合わず。 再チャレンジ。 関さんに頼まれ順番を替わってあげた金成さん。 関さんと同じくリーダーのハリセンを除けて舞台を逃げ回るが、森本さんが不意打ちのような感じで金成さんにハリセンをお見舞いしてみたら、これ以上は無いという形で顔面にスパーン!とハリセンが見事に決まり、逃げ回る勢いでそのまま舞台袖にフェードアウトする金成さん。 漫画のように綺麗に決まった自分の攻撃と、これまた漫画のように倒れていった金成さんのことが見事にツボにハマった森本さん。 しばし、舞台上で笑い転げる。 あまりのことについ、修士さんもハマってしまう。 しばらく経って「このままじゃオレ、ただの調子乗りじゃん、って言ってたら本当にただの調子乗りだった...」と、幾分沈みながら再登場した金成さん。 結局本来お見舞いされる筈のリーダーのハリセンではなく、森本さんのハリセンを食らったため、答えることは不可能(スケッチブックには、チカチカ光る星を書いていた)。 「あ」「べ」「こ」まで当てられたので、小堀チームの勝利に。 そして、MVPは何故かリーダーに。 <#2 悪口聞いて当てましょう> MC、チーム編成とも前コーナーと同じ。 【ルール】 1人、ヘルメットを被る人を選び、他のメンバーは貼ってある人の悪口を言う。ヘルメットを被っている人はそれが誰の悪口なのかを当てる。多く当てられた方が勝ち。 【結果】 7-9で小堀チーム勝利。 山本チームのお題が“おっぱい”だった時、「めっちゃ好きやったのに!」と山本さんが言うと、回答者だったリーダーは「樅野さん!?」なんて言い出し、歓声と苦笑いが起きる。 まだまだ忘れ去られていないモミノメン、もとい新チチモメン。 <#3 T-1グランプリ> 修士・山本vs金成・森本で、ガチの卓球勝負。 先に11Pt取った方が初代グランプリ。 普段わがままを言わない修士さんが珍しく我を通した企画とのこと。 ここからはあべちゃんもレフェリーとして登場。 中々白熱した試合が繰り広げられたが、修士さんは発案者らしく、試合が決まる度にガチで悔しがったり、ガチでへこんだり、相手の凡ミスに大喜びしたり。 いつもに比べると少ないもののそれでもちょいちょいコントを仕込みながらやっていた金成・森本ペアとは対照的。 普段からしっかり者とかちゃんとしている印象の修士さんだが、この時はいつもの倍以上に真面目で笑いがほぼゼロだったため、見ながら少々しんどくなる。 小堀さんとか大川さんとか、しっかりしているつもりなのにそう思ってもらえない人は大方の場合損をするけれど、こういう時は逆に得かもなぁ、とも思った。 普段の印象がふわ〜っとしているだけに、偶にしっかりしてたりちゃんとしたことを言ったりしていたら、それだけで物凄くしっかりしてるように思えるし。 <#4 小道具チョイス> MC:あべこうじ 小堀チーム:小堀、ニブンノゴ!、まちゃまちゃ 修士チーム:修士、山本、ハローバイバイ、ミルククラウン 【ルール】 2つ小道具が出され、どちらか一つを選ぶ。 選んだ後、その小道具を使った指令が示されるのでクリアー出来たチームが勝ち。 1回戦 低周波マッサージ(小堀、まちゃまちゃ)vsローラースケート(ミルククラウン)→指令:つなひき [結果]いわずもがな…。 2回戦 槍(リーダー)vsヌンチャク(関)→指令:もりそばを食べる [結果]箸に形状がまだ似ている分、関さんが勝利。 3回戦 楽器(小堀チーム全員)vsぬいぐるみ(修士チーム全員)→指令:紙風船バレー [結果]7Pt先取制。ネット間際では楽器とぬいぐるみのせめぎ合いが繰り広げられたが、僅かな隙間をすり抜けて現れる謎の手が修士チームから何度も出現。正体が判明し(関さん)、修士チーム反則負け。 それでも、MVPは関さんに決定する。 |