2丁拳銃の「拳(GU)」(07/07/21)
[出演]
2丁拳銃/山本吉貴/ニブンノゴ!/ハローバイバイ/ピース/ミルククラウン/あべこうじ
(前説:クレオパトラ)
<オープニング> 修士さんがオープニングで「拳(GU)ポロシャツ」を着ないで(というか着れないで)出て来ることは最早恒例になったが、今日は小堀さんも。 (MかKのどちらかだろうなぁ...)と想像(^^ゞ。 先日酒に酔い、滑り落ちた小堀さん。 骨折したと思い病院でレントゲンを撮ってもらったそうだが、写っていたのは自分でも惚れ惚れするほどに美しい肋骨。 しかし、この痛さで折れてない訳がなくて絶対骨折している筈だから優しく扱って欲しい、と修士さんにお願いするものの、説明があちこちに飛び過ぎて何を言っているのかがなかなか伝わりにくく、修士さんも客も困惑。 この後も伝わりにくい発言や行動が続き、その度にルミネに一足早い秋風が吹きぬける事態に。 今回の無茶振りは <なつやすみにちなみ、学校の先生が夏休みの注意で言いそうなことをいう>。 小堀さんの提案で“あいうえお作文”のルールでやる。 ミルククラウン...「“な”しを食べ過ぎるな!」とか色々注意を言うものの、な〜んか客に伝わらず(^^;。 竹内さんは涙目になりつつキレる。 ピース...「“つ”だぬま(津田沼)には行くな!」(by又吉)。 校区外だから?という小堀さんのフリをそのまま頂くピース。 このウケに便乗したジェントルくんが、「“な”ごやには行くな!」とやってみたが、挽回には至らず、小堀さんから「4回休みね」と宣告される。 ニブンノゴ!...(思い出せず....)。 今回も堂々と修士さんの青ポロを着用して登場するおーちゃん。 予備のTシャツが無かったので、「曲者Tシャツ」着てるんやで!と修士さんから抗議されても全く意に介さない ハローバイバイ!...「“ス”イッチオンマイマイ〜ン!」(by関。待ちの間にリーダーが連発していたギャグを借用)。 金成さんは小堀さんの赤ポロを着て登場。 こちらも小堀さんの抗議は端から無視し、おーちゃんとポーズを取る余裕ぶり。 もう仕事は終わった、と言わんばかりに違う世界に彷徨っているような相方を合間合間でこちらの世界に呼び戻したりと忙しい金成さん。 山本吉貴...「“み”やじの夏!」(こちらも待ちの間に聞こえてきたリーダーのギャグを借用) LIVE STAND'07シャツを着用して登場のヤマモ。 もう終わった!とあちこちからツッコまれるが、7万人(?)とここと一緒のようなもんや!と負けない。 みんなシャツ着らんようになって...と若干嘆く修士さん。 楽屋中継はあべちゃん。 神保町花月と掛け持ちとのことで、神保町でやったお芝居のメークを落とす間もなくバイクで駆けつけたそう。 <#1 ポーズで当てましょう> 回答者:小堀チーム(小堀、ミルククラウン、ハローバイバイ)/山本チーム(山本、ニブンノゴ!、ピース) ルール:各チーム1人を選び、選ばれた人間はお題にちなんだポーズを取る。当てられなかったら連帯責任で全員”夏に因んだ”罰ゲームを受ける。ポーズを取る人間は正解するまで1人ずつ増やしていく。 少ない人数で当てられたチームが勝ち。 先攻:山本チーム(結婚式) →綾部さんがまず挑戦。 「花嫁のベールを上げる新郎」のポーズを取るが、メンバーの答えは「AD」でアウト。 修士さんから“シャチのビニール人形”でしばかれるが、中には吹っ飛ばされる者も。 2番目にリーダーが参加。 お題を見せられてもたいしたリアクションを取る訳でないリーダーに綾部さん、修士さんがつっこむと、関係ない小堀チーム・金成さんからも 「オイ、リーダーは思ってるほど面白くないぞ!」とツッコミが飛び、この発言が私はツボにハマった。 リーダーは綾部さんのポーズに乗っかり、「花嫁」のポーズを取ったがこれも皆当てられず、再びメンバーはシャチの餌食に。 この時か最初の時か忘れたが、まったんはまだしばかれていないのにしばかれたフリをして倒れこむ、という姑息な芝居を試みたものの、あっさり見破られて結局しばかれていた。 3番目にまったんが参加。 「夫婦となった2人を見守る神父」のポーズを取り、やっと正解。 後攻:小堀チーム(遊園地) →関さんが一番手で挑戦。 客もそうだったが、関さんもお題を見て「あ〜っ」とため息。 「ジェットコースターの客」のポーズを取るが、メンバーの答えは「飛行機!」でアウト。 今回の罰ゲームの道具は“ビーチサンダル”。 頭かと思いきや顔をばしばししばいていく修士さん。小堀さんにはビンタのような形で決まり、竹内さんは目の辺りに入ったらしく、しばらく押さえていた。 二番手で小堀さん。 「これは(関さんに)乗っからん方がエエな」 と、客のリアクションを無視し、独自のポーズを取ったら、「えーっ!」と諦め交じりの悲鳴が客席から飛ぶ結果に。 諦めムードが漂ったものの、「遊園地!」と正解が! 小堀さんが取ったポーズは本人的には 「彼女と腕を組んで、待ちの間ソフトクリームを舐め合いっこしている」 だったが 「えっ、チケット買ってたんじゃないんですか?」 と、伝わっていなかったことが判明(私もチケットだと思った)。 おまけに 「別に小堀さんのポーズが決め手じゃなかったですよ」「飛行機じゃないならジェットコースターだな、って言ってってたんで」 と追い討ちが。 MVPは金成さん。 <#2 ミッションinラジオ体操> チーム編成は先ほどと同じ。 一人ひとり、ラジオ体操のパートが(手足の運動担当、身体を回す動き担当、など)振り分けられ、「りんごを食べる」とか「ゴミを拾って捨てる」など、与えられたお題を数多くこなせたチームが勝ち。 それぞれ首から自分が担当する動きのプレートをぶら下げるが、間違って次のチームの動きのプレートが渡されたため、仕切りなおし。 正しいプレートが出ていないことが分かった時の修士さんの口調について 「修士さんが欽ちゃんみたいな喋り方になっちゃったじゃないか」 と、裏方に注意する金成さん。 この発言もツボでした。 出来る者が引き受けていく形式なので、大活躍する人もいれば、なかなかお鉢が回ってこない人など様々。 日常の動きの殆どはラジオ体操しながら出来るもんなんだなぁ、と再確認したコーナーでもありました(^^ゞ。 動きで見せる笑いなので、詳細は省略。 山本チームは7Pt、小堀チームは5Ptで山本チームの勝利。 MVPは、「その場で飛ぶ」という地味な運動ながらもお題をクリアーしチームに貢献した又吉さん。 <#3 恐怖王決定戦> 回答者:小堀/山本/宮地/森本/大川/関/又吉/ジェントル トーナメント形式。 何の変哲も無いお題を修士さんが思わず「恐い!」と言ってしまうような話に仕上げたら1Pt。 なお、恐くない場合は「恐くない!」と律儀に返答するとのことで、小堀さんはそんな相方がツボ。 第1試合:森本vs山本 「Tシャツを恐くする」 →口調も恐い感じに変えながら本当に恐いことを言う森本さんと、淡々とした口調でよー考えたら地味に恐いことを言う山本さん、と対照的なスタイル。 ここでこの2人が当たるのは惜しいと思った。 1Pt差の接戦を森本さんが制す。 第2試合:宮地vs関 「めがねを恐くする」 →都市伝説で名を馳せている関さんだが、修士さんを恐がらせるポイントはリーダーの方が心得ていたようで、リーダー勝利。 第3試合:小堀vsジェントル 「ぎょうざを恐くする」 →ここまで先攻が逃げ切って勝利だったため、そのジンクスにあやかった小堀さんだったが、笑いの神と修士さんには通じず、ジェントルくん勝利。 第4試合:又吉vs大川 「アントニオ猪木を恐くする」 →ある意味正統派ストーリーテラーのまったんと、全てにおいて自由が許される男のおーちゃん。 そんなおーちゃんにペースを若干乱されるようなところもあったものの、まったんが貫禄の勝利。 準決勝:恐い写真 →色んな写真を見て、恐いエピソードを思いつくというもので、その写真込みの面白さだったので詳細は略。 第一試合:森本vs宮地→勝者:森本 第二試合:又吉vsジェントル→勝者:又吉 決勝:恐い常識クイズ →良く知られていることの裏に隠された恐いエピソードを発表していく。 <#4 どっちのチョイスバトル> 罰ゲームに関するキーワードが二択あり、自分が選んだものが少数派だった場合、それを使った罰ゲームを執行される。 罰ゲームの内容は少数派が確定するまで分からない。 最後まで多数派でいた人が勝利。 ルール説明を聞きながら軽く嫌な予感とある種の苦々しさや不快感を覚えたら案の定で...。 (1)わさびorからし(を使って歯磨き) →ミルククラウン、森本、金成、山本が少数派でドボン。 (2)股間or顔面(にゴムパッチン) →ピースがドボン。 (3)ザ・たっちorHG(のギャグを全力でやる) →関&大川が「ザ・たっち」派。 宮地&小堀が「HG」派。ドローでノーカンであるが、MC修士さんのドS独裁判断により、4人とも他人のギャグを全力でやる。 (4)お腹(を自転車で轢かれる)or背中(で自転車を止める) →客席からは悲鳴。 修士さんも自分なら二つともやりたくないとのコメント。 全員一致やドローなら罰ゲームなしにしてええで、と修士さんが提案すると、小堀さんはきっぱり数が別れて欲しいので、罰ゲームが終わった少数派から1人いれたいといいだすが、「やだよ」「何でやねん!」とあっさり断られる。 そして、「修士さんが入ったらいいんですよ」という提案が少数派勢から飛び、形勢逆転。 ヤマモは修士さんのMCマイクを奪って早速仕切り出し、あれよあれよという間に修士さんもメンバーになることに。 どちらを選んでも悲惨な結果からは免れないことを知っている修士さんは...。 ちなみに、この流れになった時、何となくだけど (あー、多分修士さんが一人負けして一番痛い罰ゲームを受ける流れに今日はなってるんだろうなぁ) と、ひねくれた考えが浮かんだ。 台本上はどうだったのかは分からないが、修士さんは少数派の「お腹」になり、一挙に修士さんに罰ゲームを受けさせる流れに。 本当はおーちゃんも少数派だったのだが、どさくさに紛れてあっさり多数派に転向。 直乗りは危険なので、ベニヤ板をジャンプ台のような形になるように乗せ、体重が軽い小堀さんが自転車担当に。 成功したといわれれば成功したものの、何ともいえない重苦しい空気も30秒ほど漂うことに。 <感想> “痛い痛い系”企画は、この企画で笑いが起きるという判断がなされるから行われるのだろうと思う。 好き好きもあるけれど、それならば、ちゃんと笑わせて欲しい。 こういう系統の企画は、どういう風に運べば面白いものになるのか教えて欲しい。 「拳(GU)」でこういう系統の企画が行われる時、大爆笑や大喝采で終わったことは殆どといっていい位に無い。 少なくとも、こういう企画を楽しんだり面白がる人が多い客層とはいえないのではないだろうか。 私が初回を除く全ての「拳(GU)」に足を運んでいるのは、“見てるだけなのに楽しいから”という理由が一番大きい。 「拳(GU)」に行くと、お調子者でノリがいい男子達がクラスのみんなを笑わせようと色々やるのを(また調子乗ってアホなことをやってる)と少々呆れながらも、いいなぁ、楽しそうだなあ、という羨ましさも覚えながら見ていた学生時代の自分を思い出す。 <面白いことをやってくれる筈><楽しませてくれる筈>という期待と信頼は揺るがないから、この2つ以外のことをあまり考えないで済むような「拳(GU)」を見たい。 (07/7/25 記) |