2丁拳銃の「拳(GU)」

[出演]
2丁拳銃/ハローバイバイ/次長課長/山本吉貴/ニブンノゴ!/トータルテンボス/ラフ・コントロール
*
あべこうじ

<開場>

当日券は立見のみ。
 それでもいいというお客さんの数は相変わらず。
 前説のミルククラウンが出てくると、それまで2列になって座ってた立見のお客さん達が立って参加していたので、マナーを守る気持ち良いお客さん達だなぁと思った。

 (相方とお喋りするためだけに来ているようにしか見えないから他の人に前説を変えて欲しい)と思った頃があったのが嘘のように、ミルククラウンは自分達のことを喋りつつもお客さんの注意を自分達の方に向けさせる前説をするようになった。
 1回を除いてミルククラウンは「拳(GU)」の前説を一貫して担当しているので、何となくこちらも情が湧いてくる。

 竹内君が得意という修士さんのモノマネを披露することに。
 このモノマネは小堀さんも好きらしい。
 それは、“修士さんがヒゲを剃るところ”。
 修士さんがヒゲを剃ってるところに出くわしたことも見たこともないので、やられたところで分かるわけが無いけれども、
 <足を開いて踏ん張ってがしがしシェーバーを動かす>
 というのは、(シュウちゃんならやってそうやなぁ)という感じが出ていて、客席もウケていた。

 しかし、竹内君はこれ以外でもっとお気に入りのモノマネを最近習得したそう。
 それは<「蛍光灯の虫」でちょっと静かになってソロパートを歌う時の小堀さん>。
 「その〜、すこし〜うえ〜」のとこをヒロトばりにタメて唄うところを再現したが、竹内君がより小堀さんの唄い方に近づこうと“ハグキ”を前面に押し出すため、“うえ〜”の音程がちょっと変なことに(笑)。
 でも、お客さんの反応は
 (やる、やる!小堀さん、そんな唄い方確かにしてるわ〜)
 と、かなりウケていた。
 相方のジェントルくんもオオウケだったが、
 「小堀さん、今度からそこが気になって唄いにくくなるよ。
 そこ、静かになるとこなのにお客さんが笑い出したら困るよ」
 と、だんだん心配になり始める。
 竹内君も
 「ここはカッコイイとこだよ!オレの見方が変なんだ!忘れてくれ!」
 と言い出す。
 
 ちなみに、いつも幕の後ろや袖から見ているらしい小堀さん。
 今回のモノマネは当然お気に召さず、竹内君を幕の後ろから蹴っておりました。

<オープニング>

ブリッジが変わっていた。
 修士軍vs小堀軍の形式ではなく、拳(GU)林寺拳法の師範である2人(2丁拳銃)と、師範からワザを習得するために様々な修行に励む門下生、みたいな形式に。

 早い話が「ちょっとコンセプトが加わった箱入り娘」みたいなもの。
 メンバーが色々入り混じるので、ハマる時はハマったけど、ハマらなかった時は本当にハマらなかった形式のライブだったので
 (え〜、またあの形式に戻るのかぁ…)と、この時点ではちょっとがっかりだった。

 コンセプトや形式が変わっても、ブリッジの“きっちり修士”−“ぽかーん小堀”という図式はそうそう変わらず。

2丁拳銃登場。
 みんなボクをバカにしていると思う、と出て来たそばから案の定、拗ねている小堀さん。
 バカにしてるなぁ、と追い討ちをかける修士さん。
 今回からちょっとコンセプトが変わったが、それをあまり知らせてもらえてなかった、みたいなことを言っていた。

毎回遊びが入るメンバー紹介。
 今回は「面白告知をして下さい」というのが小堀さんからの指令。

1:ラフ・コントロール→「6月末か7月頭ぐらいに暴走族を結成しようと思うので誰か入って下さい」(by重岡・笑顔で)
 現在は2名しかいないらしい。
 内訳は、総長・重岡/電話番・森木とか。

2:トータルテンボス→まだ僕しか聞いてないんですが、と前フリをした上で、
 「来月からKAT-TUNのメンバーになります」(by大村)。
 これを聞いた藤田さん、「荷重くない!?半端ねぇ!」。
 それに対し、「大村はマネージャーから聞いた言うてるけど、オマエには来んかもしれんで」と何気にきついツッコミをいれる修士さん。

3:ニブンノゴ→トータルテンボスと同じマネージャーなので…と説明を入れ、
 「再来月からYa-Ya-yah のメンバーになります」(宮地)。
 森本さんは、現在ロンブーの淳さん達と組んでいるビジュアル系バンドのライブを普通に告知。
 担当はバイオリンだが、一切ライブ中は弾かずに弾いてるフリを延々としているだけそう。
 一緒に加入している金成さんも状況は似たようなもので、一応キーボード担当だが、電源は入っておらず、それなのにめちゃめちゃ弾いてるフリをしているそう。
 大川さんは「6月2日に富士山をたべます」。
 みんな、見に行ってくださいね〜、と棒読みの誘いをする小堀さん。

4:ハローバイバイ→「僕が所属しているバンドのMr.Childrenの新譜が6月に出ま〜す」(by金成)。
 ちなみに金成さんの担当は「ダンス」。
 そんなヤツ、ミスチルメンバーに見たことないけどなぁと修士さんからつっこまれると、「袖でやってるんです」とのこと。
 関さんは「2丁拳銃よりCOWCOWの方がおもしろ〜い!」と投げやりな告知というか心情暴露。
 そのCOWCOWメンバーである多田くんと同じ楽屋にいた修士さん。
 「バク天」が点いてたので何気なく見ていたら、後輩のインパルスとライセンスが画面に映ると、タダケンがハグキをむき出しにして嫉妬していたそう。
 確かにあれは面白い、と修士さん。
 金成さんも森本さんと2人朝まで語り明かしていると、最後は活躍している他の芸人をしみじみ羨みあっているそう。

5:山本吉貴→今回も物凄くテンション低く登場のヤマモ。そんな彼からの素敵告知は
 「毎週金曜日赤羽駅の北口でアコースティックライブをしてます」とか(笑)。 
 シューマッハとセッションしているそうな。
 
6:次長課長→「がんです」(河本)。シュウちゃんから「そんなん言うたらアカンやろ!」と真面目に怒られる。
 本物の告知は「タイガー&ドラゴンに出ます」。
 主要レギュラー陣と絡んでいるしセリフもあるそう。
 ただし、河本さんの役どころは“中国人”だとか(笑)。

 井上さんは、「今日一番遠いところから来ている人は誰ですか?」と客席に質問。
 最初に当たった人は「北海道」。その次の人は「名古屋」。
 すると、
 「北海道より遠いわけないじゃん!」
 と、ツッコミ出すメンバー。
 まぁまぁ、当てた順番が悪かったんや、となだめる修士さん。
 「じゃぁ、北海道から来た人は、帰る時スタッフの人に『私、北海道から来たんです』と言ってください。
 その人が『あ、そうですか』と言いますんで」
 と、井上さんらしいもの。

<第一修行>

小堀さんがお題を振るので、回答者はそのお題にボケたあと、キーボードの鍵盤を押す。
 押すと鍵盤ごとに予め録音していた小堀さんによるツッコミのセリフが流れる。
 そのツッコミがボケとかみ合って面白いものになっていたらポイント獲得。

 どういう流れだったか忘れたが、「倒置法」という言葉がでてきた。
 すると森木さんから「倒置法って何なんですか?」と質問。
 一瞬の沈黙の後、例を出して一生懸命説明した小堀さん。
 すると「分かりました!倒置法って勢いのことですね!」と、ちゅど〜んな答えが。
 …そうです、勢いです!ということで進めていく修士さん。

1:「ゴールデンウィークの予定は?」

 河本:「日帰りでスイスに行ってきます」
 ツッコミ:「山登ってこ〜い!」
 →奇跡が起こり1ptゲット。
 凄いわぁ、と盛り上がる中、一人ヤマモだけ
 「スイスって山あるの?」ときょとん。
 山ばっかりです、と修士さん。
 「アホばっかり…」と嘆く小堀さん。

 大村:「スナックの開店準備です」
 ツッコミ:「ヘラヘラしてんじゃな〜い!」
 →一同、きょとん。

 森本:「小堀さんを殴りに行きます」
 ツッコミ:「ハンパじゃね〜!」
 →当然、藤田さんからツッコまれる。
 
 重岡:「近所の小学校をシバキにいく(曖昧)」
 ツッコミ:「オカマか!」
 →小学校を襲いに行くところが小さい、いうことで合うとなり、1pt獲得。
 
 など。

2:「何で今日遅刻したん?」

 河本:「スイスから間に合わなかった」
 ツッコミ:「山登ってこーい」
 など。

3:設定なしで自由にボケてもらう。

 大川:「フリーダム!」
 ツッコミ:「カツゼツ悪いわ!」
 偶然の幸運で1ptゲット。

4:先にツッコミの言葉を出し、それに合うボケを考えてもらうことに。
 しかし、これは
 “小堀さんの頭の中では成立しているが小堀さん以外の人にはそのビジョンがさっぱり見えていない”
 といういつものパターン。
 さすがの修士さんも最初の頃はフォローできず。

 「サザエさんの中島やないねんから」
 →「オレの家族、テレビ出ないんだ」といった井上さんはウマイと思った。

 こういう時に活躍するのが森本さん&金成さん。
 2人でコンビを組み、ポーズだけでシチュエーションを合わせていき、次々ポイント獲得。
 殆ど喋らずに結局金成さんがポイント獲得1位となる。

 なお、最初にこの課題に挑戦した藤田さんは完璧に滑ってしまい、「事故だよ、事故!」と嘆いていた。


<第二修行>

指定された行や楽器でお題をいうので、当てることが出来た人から抜けていく。 
 参加者:小堀/山本/森木/藤田/宮地/金成

 (1)「アライグマ」をサ行
 (2)「フィリピン」を(?←メモ読めず…)行&笛
 (3)「カレーライス」を(?←メモ読めず…)行&笛&木琴
 (4)「レオナルド・ディカプリオ」をマ行&笛&木琴&オタマ・フライパン

 「カレーライス」の時、一番最初に分かったのは森木さん…の筈だった。
 ところが彼が自信満々に発表した答えは「ライスカレー!」。
 どこのおじいちゃんやねん!とみんなからつっこまれる。
 結局、最後まで残ったので「ダメ」烙印を押されることになったら、本気でへこんでしまい涙目に。


<第三修行>

「大喜利2丁拳銃ストーリー」
 2丁拳銃が〜逮捕されました。という文がホワイトボードに書いてあり、“〜”の部分は隠されている。
 その隠された部分はキーポイントとなるエピソードのフリが書いてあるので、そこに面白い答えをあてはめていき、完成させる。
 Aチーム→Bチーム→Aチーム…の順で答えていく。

 Aチーム:大村/井上/森本/関
 Bチーム:小堀/重岡/河本/大川

 (1)2丁拳銃が出したCDのタイトルは?
 
 大村:「グッバイ歯茎」
 関:「3年前に結婚してました」
 森本:「僕たちロンブーと同期です」
 井上:「ホームレスセックスレスおつかレッス」

 →破れかぶれとも思える感じで井上案を採用。

 (2)しかし、そのCDには今度から新しく放送禁止用語になった言葉が含まれており、問題に。その言葉は?
 
 お約束で、全員「ホームレス」と回答。
 仕切り直しをするが、
 「おーちゃんも“ホームレス”書いたんやね。おーちゃんなら“おつかレッス”の方やと思った」
 と修士さん、独り言。

 小堀:「WOW〜」(殆どの曲が問題になるわ!と修士さん)
 重岡:「北の者」→今でもちょっと問題→「コッチェビ」→もっとややこしくなった!とツッコまれる→「おしり」(笑顔で)
 河本:「小さん」
土へんじゃ!と目ざとくみつける小堀さん。福岡のライブで客から間違われて「小屈」と書かれたエピソードをここでも披露。
 あの時の小堀さん、焼酎を舞台でバカバカ飲んでべろべろだったのに、今でも覚えてるんだぁと思う。
 何かちょっと羨ましいぞ、あの日のお客さん。
 大川:確かシモだったので自主規制(笑)

 →重岡案を採用。

 (3)放送禁止用語が入っていたがCD特典のおかげで100万枚の大ヒットに。その特典は何?

 大村:「パジェロ」(それならオレも買う、と修士さん)
 井上:「新宿御苑にいる山内さん(61)がなんとなく」
 森本:「マイホーム」
 関:「小堀さんの子供」

 →井上案を採用

 (4)勢いに乗り紅白出場した2丁拳銃。修士がやったあるパフォーマンスは瞬間視聴率80%を記録。それは何?

 小堀:「“オマエたちの好きな色何色やー(客:青色ー!)!?”×3→“聞いて下さい、青色!”を紫色のTシャツでやる」(この回答と同じことをJr.さんが言っているのを小堀さんよりも前に聞いた覚えが)。
 重岡:「実家を爆破」(ちっちゃいおっさんとオレにそっくりのデブのお兄ちゃんしか住んでないんやから、そんなん止めて、と修士さん)
 河本:「山内さんを追い返す」
 大川:「手首をそぐ(そる、と言いたかったのでは?と思う)」

 →“手首をそぎ”、“実家を爆破”した後、“山内さんを追い返す”に決定。
 「オレだけ入ってへん」と拗ねる小堀さん。
 「もう実際にやったことやから」と取り成す修士さん。

 (5)とうとう、流行語を受賞。それは何?

 “流行語”やなくて“流行語大賞”ですよね、誰かのをぱくったみたいになってるやん、と修士さん。

 大村:「パカパ〜」(見た瞬間、小堀さん、にや〜と嬉しそう。よう、それ知ってたなという修士さんの言葉にはちょっとムッとしていたがあっけなく無視されていた)
 関:「ジェンキンスさんの娘に似てますねん」
 森本さんと井上さんのはメモ読み取れず…。森本案が採用だったが内容を覚えておらず。

 (6)天狗になった修士。人生の落とし穴となるある事件を起こし逮捕される。何をした?

 小堀:「奥さんをヨメちゃんと呼ぶ」(“ダンナ”と“ヨメ”やったらぎすぎすするから“ちゃん”つけてるだけやん、とどこがおかしいのか納得がいかない修士さん。川谷夫妻のこのエピソードは結構好き)
 重岡:「実家の辺りを爆破する」(それは確かに天狗やわ!と修士さん)
 河本:シモ回答を出した後、「小堀を殺す」
 大川:シモ回答につき自主規制(笑)

 →実家の辺りに小堀を呼び出し、「実家の辺りを爆破」して「小堀を殺す」に決定。

<第四修行〜エンディング>

「障害ジェスチャー(?)」。
 ジェスチャーゲームだが、障害が課される。
 多く答えたチームが勝ち。

 次長課長チーム:次長課長/トータルテンボス/ラフ・コントロール
 ハローバイバイチーム:ハローバイバイ/ニブンノゴ!/山本吉貴

 小堀さんもどちらかのチームに入らないといけないが、両チームも積極的に拒否の姿勢。
 「井上〜」とお願いしようとすると「おとといきやがれ〜」と酔っ払い江戸っ子口調のセリフが返って来たり。
 ハロバイやニブゴ!からは手を合わせてお引取りを願われたり。
 素で泣きそうになる小堀さん。 
 結局、ひねくれっ子の関さんが「いいよ、こっち来いよ!そのかわりずっとオレの隣にいろよ!」と誘い、ハロバイチームに加入決定。

 (1)壁
 →ジェスチャーをするが、回答者の間に壁があって見えない。見せるには壁よりも高いところでジェスチャーをしなければならない。
 
 次課長チーム:回答者・大村&井上
 ハロバイチーム:回答者・宮地&山本

 お題にも恵まれていた感じだが、ハロバイチームは勘が良いのか、次々分かりやすいジェスチャーを披露。
 6-10でハロバイチームポイント獲得

 (2)大縄跳び
 →大縄跳びをしながらジェスチャーをやる

 山本さんの時に「ラクダ」が出るというミラクルが!
 特別な努力をしなくても答えてもらえていた。
 準ちゃんは、「イヌ」だったので、イヌの格好のまま縄跳びに臨んだため、かなりしんどいことに。
 普通に縄に足を引っ掛けたり転んだりする人たちが続出。
 平均年齢は30歳ぐらいだもんなぁ…。

 先ほどのゲームのポイントも加算され、ハロバイチームが勝利。
 MVPは森本さん。

総合MVPの発表。
 修士さんが発表したのは森木さん、…だったがよくよく見ると薄い棒が1本あったので、MVPを2つ獲得した森本さんであることが判明。
 崩れる森木さん。
 サカイストの兄ちゃんといい、ラフ・イスト・ブーブー世代は侮れない人たちが多いわ。


最後の中継には今回もゲーム合間の楽屋中継をしてくれたあべちゃんと2丁拳銃とでトーク。
 最近忙しいあべちゃん。
 次回の「拳(GU)」は仕事が入っているそう。
 一度ぐらいはあべちゃんが本編で絡んでいるところを見たいなぁ。
 

(感想)
「箱入り娘」は正直はまらなかったイベントだったので、またこの形式かぁ…と最初はがっかりでした。
 しかし、今回のコーナーは“身体を使った痛い痛い!”系じゃなく“頭を使う”系ばかりだったので、引くことも殆ど無く楽しかったです。
 布団圧縮とかそういう系統のものが無いなら、身体を使う系のコーナーでも良いんですが、時々お遊びの度が過ぎて笑えなかったり嫌いになったりすることもあるので、これからどれぐらい続くか分かりませんが、なるべくそんなコーナーを目にすることが無かったら良いなぁ、と思っているところです。

(05/5/1 記)


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