学園祭レポート

02/11/1 福岡大学医学祭 (赤峯康一&串間あつじ/ルート33/ハリガネロック)
02/11/2 九州産業大学学園祭 (パタパタママ/ますだおかだ)



02/11/1 福岡大学医学祭 (赤峯康一&串間あつじ/ルート33/ハリガネロック)

医学祭なのだから医学部であっていると思ったら全くの閑古鳥。
 閑散としていて唖然。やがて会場は隣の校舎と判明。
 これだからマンモス私大は…と思う。
 関係ないことだが午後12:30ぐらいから私の携帯がネットにもメールにも接続出来ずやや不便。
 この時はドコモ全体がサーバーダウンしていると思ってたのに…。
 会場の広場前には14:00頃行ったけど場所取りはまばら。
 さすが平日・昼間だなぁと思う(これがとんでもない勘違いだった)。
 人見知りの私は物売りの学生に話しかけられないようにMDを聞いていた。
 音楽が人の交わりを避ける道具とは音楽好きが聞いたら悲しむだろうなあと思いつつ。

現役大学生の頃は自校の学祭がしょぼかったのと大型連休だったのでこの時期は学祭めぐりより友達と旅行をしていた。
 そっちの方がが楽しかったから。
 学祭巡りをするのは実は初めて。
 どんなもんかなあと思いつつ、ぼーっと待つ。

がっ( ̄□ ̄;)!! !

野外ステージから教室に会場変更とただ今整理券を配布中だとサンドイッチマンがやってきた。
 (整理券!?書いて無かったじゃん、そんなの。
 早よ言え、このボケ(言葉悪くてゴメンナサイ…)!
 変更なら変更と分かるところに訂正を貼っとけ!)
 と思いながらダッシュ。

 けど…。私、どうやら枯れたようです。
 (ハリガネは20回以上見てるもんなあ。
 中に入れれば良くて前で見たい訳でも無いし)
 と、あっさり諦めたらたら歩く。
 整理券配布の場所がまた分かりにくく若干どころじゃなく手間取りながら配布場所到着。
 整理券は貰えたがわりきれなさが何だか残る。
 お祭り広場に晴れたけど会場は雨天時に使用する教室ですの臨時看板作っといても良いんじゃ無いかな。
 看板は作ったし放送もした、と整理券を貰えなかった人に委員は説明していたらしいけど誰もが分かるところに置かないとあんまり意味は無いと思う。
 まあ、無料だからしゃあないか…。
 これを思うと劇場って本当しっかりしたシステムなんやなぁ、と今更ながら頼れる福岡吉本スタッフを頼もしく思う。

 文句ばかりぶー垂れたけど素晴らしかったところは勿論あった。
 それは整列と客の誘導。
 これは素晴らしかったです。
 混乱も騒動も起きずスムーズに。
 後から福吉の頼れるお姉さん(と私が勝手に呼んでいるスタッフさん)を見たのでこの方の指導かな。
 会場の教室は“キング・オブ・大学”と言っても良い典型的大講堂。
 懐かしいなあ。ここの卒業生じゃないけど。
 私が行ってる大学院は大教室で授業なんて行わないからこういう講堂にも2年近く入ってない。
 結局前から10列目ぐらいのやや真ん中のブロックの左端通路に座れた。
 待ちの間に注意事項。
 写真撮影禁止を告げられるとブーイングがちょっと起こった。
 「減るもんじゃないからいいやん」「商売とかせんのに」「思い出を邪魔しないでよ」とかなんとか。
 あー、うるさい、うるさい(苦笑)。
 整理券は800枚配ったけど全部無くなったそう。
 立ち見まで出ていた。
 そりゃキャパ111そこらのG劇場でのハリガネライブのチケットが開始早々売り切れるよな。
 納得行きました。
 野外ステージを止めた判断も正しいでしょう。
 ステージにはセンターマイクが2本。
 2本出て来た時点で「センターマイク」じゃないな。
 昔2丁拳銃がミュージシャンマイクで漫才したのを思い出した。

学祭委員らしい男女2人が出て来た。
 う〜ん…(^^;でしたね。
 全然楽しみにしてるとは思えないテンションでまったりと棒読みの会話をしていました。
 「TVでお馴染みのルート33さんとハリガネロックさんが…」
 って少々微妙だよなぁ…と思った。
 「ピンでずっと頑張ってらっしゃる…」とミネっち&あつじくんのことを言ってたけど元々はコンビだったし。
 ミネっちの元相方は現在ルミネに出ている「パンクブーブー」のテツオくんです、ちなみに。
 携帯電話のスイッチを切って欲しいと言われたので切ろうとしたら、あれ?
 切れない…。
 ボタン操作が全く出来ない。
 折り畳んだら時刻表示が消える。
 咄嗟に電池パックを付け直したら操作出来たが…。
 壊れかけかも。

 最初はミネッチ&あつじくんのトークでスタート。

●赤峯康一&串間あつじ

<トーク>
 ゚トイレであった律儀な学生(ノックしたら“今拭いてるところです”と実況中継された)
 ゚失礼な学祭実行委員(一般人と間違えた)
 ゚小柳(ルミ子と叫んだ人は30代以上。ゆきだったら若い。でもルミ子派が多かった(^^;。私も…)
 ゚優しいSP(誰も入り待ちをしてないのにガードしてくれた)
 ゚“ナカイ”違い(ファンの子にミネっちが“中居くんにに似てるといわれる”と言ったら“えー、中井貴一ですか!?”と言われた)
 ゚変な癖を持ってる人達
 ゚2人の知名度(反応があった。なお反応が0だった場合“グレチキ状態(オンバトでボール0という記録を打ち立てた)”というらしい(笑))

<漫才>
 ゚ドラえもんを変えよう

 (ミネっちってMCしてるとこしか見たこと無いんで(後は数年前の前の相方と出たオールザッツぐらい)、どんなネタをするのか知らなかった。
 けど結構この2人良いじゃん、なんて思った。

●ルート33

堂土さんはオーバーオールでわざとらしく揃ってる前髪(笑)。
 増田さんはミッキーマウスのTシャツを着ていた。
 1月に見た時もミッキーの服を着ていた覚えがあるなぁ。
 堂土さんのマイクが調子が悪くて声が時々飛ぶ。
 「マイクに嫌われてますね」
 と増田さんが言うとショックを受けた顔をして山口百恵さんの引退コンサートのようにマイクを置いて去ろうとする堂土さん。

 <漫才>
 ゚2人は違う(服装、学生時代など)
 ゚オカンはうっとおしい(弁当のメッセージ)
 ゚ヤンキーの抗争
 ゚恋愛
  ゜「えっ、なに〜!?」と…
  ゜「来ちゃった!」と…
  ゜「マスター!〜を***で…」
 ゜芸人に必要なこと
  ゜滑舌〜増田さんの早口言葉(これはいつ聞いても凄い!)
  ゜記憶力〜徳川15代将軍を全員述べよ
 ゜ドラえもん(前の人のネタを踏まえてするのは流石。ちゃんと福吉の芸人の名前も間違えないで言ってくれたルート)
  ゜好きなキャラと嫌いなキャラ

●ハリガネロック

出囃子がハリガネロックのものじゃなかったのがちょっと残念。
 しっかし、ハリガネって本当に福岡人に好かれてる。
 盛大な歓声の中登場。
 でも「目〜、離れてました〜」がちょっとタイミングずれちゃったような(^^;。
 大上さんはマイクの高さを調整。何せそのマイク使ってたのは増田さんだったんでかなり伸ばしていた。
 私のメモには「ハリガネ、やっぱでけぇ〜」とアホのようなカキコミが残ってました(苦笑)。

<漫才>
 最近どうやら推してるらしい「吉本のタッキー&翼なんて言われてまして…」というユウキロック。
 久しぶりに「どっちが男前か」をやりました。
 拍手で決める、というもの。
 どのライブでやったのか忘れてしまったけど結局はユウキロックの睨み勝ちになるのよね。

 ゜優しいユウキロック/優しくない大上
 ゜学校の先生(服装検査/ユウキロックが嫌いな先生のタイプ)
 ゜童謡はおかしい(犬のおまわりさん/森の熊さん)
 ゜(大上さんの衣装持ち。
  久しぶりです(^^)。
  大上さんに預けた後いつも時事ネタをやろうとしだすユウキロック。
  今回は“拉致問題もですね…”とやろうとしていた(^^;)
 ゜「大きなノッポの邦博くん」
 ゜大上オカマ疑惑(これはネタというよりもユウキロックが勝手に喋り出しただけのよう。
 途中で「何の話してたっけ?」と苦笑いしていた)
 ゜最近のミュージシャン事情(宇多田ヒカル結婚/モーニング娘。の脱退)

 どうしてか漫才特有のシメ「もうエエわ」「止めさせえてもらうわ」というシメじゃなかった。
 さっきのルートもだったので私はちょっとこれが不満だった。
 「あのそろそろ時間みたいなんで。これで終わります。ありがとうございます」
 と漫才の余韻ぶち壊しっぽい終わり方はハリガネには似合わない。
 時間を持ち出すなら「さしすせそ」ネタですっきり出来たのに。
 学祭はそういうものなのかな。

 ただ、思わずにやっとしたことが1つ。
 ハリガネロックは学園祭で福岡に来たのは実は今日が初めてだそう。
 「福岡にもあまりね、来てないのにこんなぎょうさん入って…」とおかしなことも言っていた(^^;。
 東京進出前はもちろん、進出後も結構来てくれてますやん、あなたたち。
 「あのね、最後は“福岡大学バンザイ”三唱して終わりましょう」と提案し出したユウキロック。
 みんな、ポカーンってしてるでと大上さん。
 「いやあ、福岡初めてやからね〜、学園祭で呼んで貰うの。
 これ(指で○を作る→お金)とかもね〜」と守銭奴の顔をする(^^;。
 つまり福大に良い顔をして来年はもっと良い待遇で呼んでもらうという魂胆。
 (私ら関係無いやん)と思いつつやっちまったこの私(^^;。
 結局いうことを聞いてしまう。

ハリガネがハケた後あの余韻ぶち壊しの棒読み学祭委員が登場(^^;。
 私はそこで退席。
 30分ぐらい予定時間が残ってたからもしかしたら何かやったのかもしれないけど。


02/11/2 九州産業大学学園祭(パタパタママ/ますだおかだ)

寒波襲来+天候不安定+岡田さんポリープ摘出手術後のため喋られない…。
 これ以上の波欄ってないよなぁ…。
 会場に13:00頃着いたら30人ぐらいの人が並んでいた。
 会場前には結構な数のパイプ椅子。
 まぁこの数なら座れるかなぁと思ってたらとうとう雨が降って来た。
 実行委員は椅子を拭いたり忙しい。
 「教室にした方が良いと思うけどなぁ。学生は判断が遅いなぁ」
 と近くで誰かが呟いていた。
 13:35頃、「ただ今から開場致しま〜す」とアナウンス。
 おぅ、そうかいと思ってると続けて

 「なお、くれぐれも前の人を押したり走らないで下さい
 大変危険です」
 と何だか嫌な予感がするアナウンスが。
 そして…。 

予感的中( ̄□ ̄;)!! !
 こんな大人数が集ってる無料イベントで一斉に開場って…。
 1時間ぐらい前から陣取ってた人はざらだったよ。
 そんな気合い入ってる人がいる無料イベントで「走るな」なんて注意事項は馬耳東風の人が多いよ。
 お笑い好きは暗くて活発じゃないとでも思ったんだろうか。
 私は危うく将棋倒しに巻き込まれそうになりながらも何とかセーフ。
 しかし約3名ほど後ろから押されて転び、約1名は靴が走ってる時に脱げてしまって取りに戻っていた。
 前の方で見たいと思ってなかったので適当なとこにちょこんと座ったけど、あっという間に立ち見が出来た。
 
13:45頃前説のパタパタママが出て来た。
 ますおかが出ると思ってた人が多いので拍手は殆ど聞こえず…。
 私は結構福岡ではパタママ面白いと思うんだけどなー。
 まだますおかは到着してないらしい。
 しかし色々注意事項を話してる時にますおかを乗せたタクシーが到着したのが客席から確認できた。
 注意事項そっちのけで盛り上がる
 「卒業式」のコントをやったパタパタママ。
 結構笑い取れてたんで嬉しい。
 しかし学祭委員の「そろそろ引っ込んでください」みたいなニュアンスで書かれたカンペにより退席。
 ネタと思いたい…、その内容。

 入れ替わりに出てきた1人の男性。
 「私、松竹芸能のナントカカントカ(←聞き取れなかった)と申します」と自己紹介。
 (松竹芸能のピン芸人さんかしら。前説2つって大物だなぁ、ますおか)なんて思ってたら
 「ますだおかだのマネージャーをやっております」とご挨拶。
 勘違いしてスイマセン…。
 岡田さんが喋れないのでいつもとちょっと違った趣向を凝らした漫才を考えてますと説明を受けた。
 今日って「ますだおかだ“トークライブ”」なんだよね、イベント名がよりによって。

そして、いよいよますだおかだ登場。
 プロレスの登場シーンみたいにスモーク焚いたとこから出て来ました。
 岡田さんはスケッチブック持参。
 「岡田くんがね〜、ポリープの手術受けまして。
 ホンマは今日から仕事復帰出来る予定やってんけどちょっとまだ無理でね。
 喋ったらアカンって言われてるんですよ」
 と増田さん。
 岡田さんは何か手を合わせて「ゴメンナサイ」みたいに横からジェスチャーをしておりました。
 しかし「別に普段と変わらんよな。7:3が8:2になったぐらいやで」と増田さん。

今日の寒波は岡田が来るから寒いんちゃう?と説明する増田さん。
 こらーっ!とジェスチャーの岡田さん。
 ちなみに岡田さん、「ツッコミ」用として「笛」&「こらーっ!」「何でやねん」などをスケッチブックに書いていました。
 でも増田さんのボケに対して適切なツッコミが書かれたページを探すのにてまどるのであまり意味は無し…(^^;。

 今日はJALでやってきたますだおかだ。
 岡田さんが鶴のマークのジェスチャーで「JAL」を表わしていた(^^;。
 飛行機は揺れて大変だったらしいけど仙台へオンバトの収録に行った時は飛行機に雷が落ちたらしい。
 ガクーンと飛行機が一瞬空で下がったそうな。
 びっくりしたなぁ〜と思いながら後ろに座ってたハリガネロックを見たらユウキロックは手すりをがっちり掴んで震えていたそうな。
 それからずっと着くまでますだおかだの間に後ろから顔を出して
 「大丈夫よな?もう大丈夫よな?」と一々確認してたらしい。
 「“ロック”いうてるけどあんな怖がりなロックはいてへんで」と増田さん。
 岡田さんのジェスチャー(増田さんの解釈)によればユウキロックは
 「ロックというより演歌(イツキヒロシ)」らしい。
 言い得て妙。
 尚、“ハリガネロックの松口…”という単語が出ただけでお客さんが盛り上がった。
 福岡人のハートを掴んでるユウキロック。

M-1の時のネタをやろうか、と増田さん。
 岡田さんがあまり喋らないで良いネタだから、ということで「岡田の葬式」ネタ。
 ご当地ネタを取り入れてくれた増田さん、凄い。
 でも音声のツッコミがないとやり難いのかあの増田さんがネタ飛びをした。
 初めて見た。

学祭っぽいものを、ということで「岡田さんの超能力」。
 お客さんが考えた数字を見ないで当てる、というもの。
 最初は全然分からなかったけど途中で気づいた。
 あぁ〜、でもあれは凄いよ。

時間が来たんですけどこんな調子だから普段はこんなんせんのやけど…写真撮ってエエですよ、と増田さん。
 もう〜、みんな悲鳴上げて我先にと言わんばかりにパシャパシャ〜。
 私はカメラ持って来てないのでみんなの必死ぶりを苦笑しながらステージを見た。
 2度ほど「いつもは大っ嫌いやねんけど…」と呟きながら色んなポーズをしていた増田さん。
 「もう〜、バリ増田さん良い人やない?」「ファンを大事にするよねー」「優しい〜。あぁ〜、ちょっと座れって、あの女!邪魔!」
 と色んな反応が私の周りの狭い世界の中であった。

 私は増田さんが「優しい」「良い人」だから写真撮影を許可したということじゃないと思う。
 それもあるだろうけどただ単にこれだけじゃない。
 増田さんも岡田さんもプロだから最高の舞台をいつもお客さんに見せたいだろうと思う。
 それが彼らの仕事だから。
 でもそれが諸事情により出来ないのであれば客に何らかの見返りをするべきだ、と考えての「写真撮影許可」じゃないだろうか。
 「いつもは大っ嫌いやねんけど…」という呟きは聞き漏らしちゃいけない。
 あと、人の頭を己の写メールの三脚に使うな(苦笑)。
 びっくりしたがな。

これで終わりです、とカンペが出たけど
 「すいません、読むの忘れてたのがあるんですよ。ちょっとだけエエですか?」と増田さん。
 学祭委員がダメ出ししたら会場の客全員で血祭りにしそうだったが許可が出た。 
 岡田さんの闘病日記ということで入院してから今日までの岡田さんの日常が綴られていた。
 その最後は…。
 多分土地土地で変えると思うけど、福岡人を喜ばせるフレーズありがとうございました、ますだおかださん。
 最後は岡田さんの新しく生まれ変わった声で少しご挨拶。
 岡田さん、声質が変化してた。
 あまり無理しないで下さいね。

ますだおかだを今度はじっくり見たいです。
 2年前みたいに漫才ツアーで来て欲しいなぁ。

ライブレポート
home