プロレス劇場 (3/4 atゴールデン劇場)


 自由席だったので、いつものごとく整理券を貰いに並びに行きましたが、今回は一言で言うなれば、「大人」の集まりでしたな。並んでる間、大体の人が本を読んでるんだけど、「マンスリー〜」だけでなく、分厚い外国のミステリーの文庫本とか。私も、「岩波新書」なんかを見ながら、待ちましたよ。(お笑い見に来てる筈なんだけど…)なんて思いながら。
 今回の整理番号は13番で、出足鈍いなぁ〜なんて思いながら、新星堂に行って、デリコやヤイコを試聴しながら時間を潰した。

 時間になったんで行って見たら、嘘だろと思うような長蛇の列!ふと後ろの方の人の整理番号見たら110番とかだった。
 面白いなぁと思ったのが、お笑いを通じて知り合いになったのだろうと思われる二人組が

 「WEST SIDEとはやっぱり客層が違いますよね」
 「三沢効果でしょうか」
 と妙に丁寧語で会話をしていたとこ。

 大体年齢層は20代〜30代、40代といったかんじで、男の人が5割弱。初めてこんなに男の人がいる劇場を見た。

 そして、偶然ですけど、劇場に入るケンドーコバヤシさんも見ましたよ(^^)。
 「ごつい顔した人だぁ」って思ったらコバさんでした。

 16時開演。今回の私の位置は、前回のルートと同様、桟敷自由席の前から2列目、やや右よりです

 今回の発起人である大吉さんと、ハリガネロック・松口さんが登場。

 「どうも、司会を務めさせて頂く亀屋大吉です」
 「どうも、同じく司会のユウキロックです」
 とお二人自己紹介。
 (ユウキロックって自分で言ってる。ようこそ、ユウキロック)なんて思いながらまずは1枚。
 
 「プロレス見た事無い人はどれぐらいいますか?」
 と司会者が聞くと、4〜5人手を上げた。
 「あの〜、プロレスを知らないと何も分からないですよ」
 「今日のイベント、全然笑えないですよ」
 と2人。
 実は私もそれほど本腰入れて見た事は無いので不安が募る^^;。ボクシングは割に見るんですがね。

 まずはスペシャルゲスト。とは言っても、三沢さんはまだ後。本日のイベントは三沢さんがメインらしく、芸人さんも本日はおまけのようなものらしい。
 そう、今回のイベントは、プロレスについてのトークイベント、と言った方が正しい。プロレス好きの芸人さん達が集って、憧れの三沢さんとお話するのを私達が見る、みたいな感じ。

 さて、そのゲストはKBC九州朝日放送の高島宗一郎アナウンサー。プロレスの実況をやるのが夢でこの世界に入ったとかで、リングアナウンスや、グッズ販売の人の声なんかの真似をやり、大吉さんはもちろん、ユウキロックにも劇場のプロレスファンにも大ウケ。そのまま、本日出る芸人をプロレスの入場シーンのようにキャッチフレーズつきで呼ぶ。(メモしたけど、あまりの文字の乱雑さにバッファロー吾郎の2人以外は怪しい…)


(1)ドデカダンス・あつじ…「ミスターボーダー(ストライプだったかも)…」
(2)ジンギスマン…「飛ぶ鳥が落ちる勢い」
(3)ケンドーコバヤシ…「ブレーキが利かない○○」(←文字が判読出来ず。これ、いかにも“コバ〜”って感じだったのに…)
(4)バッファロー吾郎・竹若…「一つのメガネ」
(5)バッファロー吾郎・木村…「爆笑王」

 「えぇ〜、三沢さんはまだ後です!三沢さんを楽しみにして来た方もおられるでしょうけど、まずは、ネタを見てお楽しみ下さい!」
 「ほんまにすいませんね〜」
 と2人。
 ネタをやるバッファローの2人とコバさんも何か「テヘヘ…」みたいな感じでひとまずハケて行った。

★<ネタ>

バッファロー吾郎・漫才

 
 「すいませんね〜、もうぱっぱとやって終わりますから」
 と木村さん。本日のイベントにおける芸人はそういう存在なのか…。
 プロレスに疎い竹若さんに、木村さんが一生懸命説明するが中々理解してくれない。でも…って言う感じで、短かったけどすっきりしていた。
 「プロレスを知らんかったら笑いどころが分からないですよ」
 と司会者2人は危惧してて、私も実際危惧したけど、そんなの関係無かったです。
 プロレス選手の名前や技の名前を入れてたけど、知らないのに知ってるような気になっていました。

 舞台袖で、誰かが笑い転げてたのですが。あれは絶対ユウキロックだと思います。っていうか、ちょっと頭が見えてた

ケンドーコバヤシ・物真似漫談(?)

 バッファローもですけど、コバさんのネタを生で見るのは私は初めてです。めちゃ渋い良い声してはりますね、TV通りというか。
 「どうも。ケンドーコバヤシです。えぇ〜、私はいつもは1人でコントなんかをやってるんですが、今日はちょっと喋ってみようかと思います…」
 と言ったきり、沈黙に入ったコバ。客はそれだけで笑う。しかし、いつまで経っても喋り出さず目を閉じて立っているコバに、客が小声で
 「コバ!」
 「ユウキロックが実は出て来るんかなぁ?(この時もユウキロックは袖で覗いていた)」
 などと囁き、一方で何かすごいことをやるのではないか?などという期待を込めてコバを固唾を飲んで見ていたら(2〜3分は黙っていたコバ)、おもむろに喋り出した。その一言は

 「(ハッ!)すいません、動転した日を思い出していました。あれは10年前…」
 なんて言い出す。コバさんのこんな調子に三沢さん目当てで来てた人もかなり受けていた。

 「えぇ〜、私が喋ろうと思ってましたが、実は友人が1人いまして、そいつがどうしても喋らせて欲しいというので、そいつに喋ってもらおうと思います。ちょっと待って下さい」
 と言うと袖に引っ込んだコバさん。
 「えっ、ユウキかなぁ」とか言ってた人もいたが(実は私も少し期待した)、コバが連れて来た(?)人は
山本小鉄(禿げヅラを被っているコバ)。
 小鉄さんの口調で客席の女性を実況したり、AVの怪しいポーズの真似などをやってました。

★<ゲームコーナー>

 MC:大吉さん
ユウキロック&ケンコバ&ジンギスマンチームとバッファロー吾郎&あつじチームに分かれてます。ちなみに、この時、私はひたすら、「松口vs小林(まつこば)」ショットを狙って撮りました。だって2人並んで座ってるんだもん。

(1)プロレスジェスチャーゲーム

 お題に書かれたレスラーを連想させるジェスチャーをやる。固有名称以外は声を出してもOK。
 でも、プロレスをあまり知らない私は、本当にそれが似てるのかどうかは分かりませんでした…^^;。
 客席と芸人さんの様子から察すると、コバさんがやったテリー・ファンク(?)の「フォーエバー!」は、「何でもっと分かりやすいやつをやらんのや!」だそうで。
 結果は7vs4で、ユウキロックチームの勝ち・

(2)「お前××だろ!」ゲーム

 それぞれの芸人さんが頭にレスラーの名前が書いてあるお面を頭につけるので、相手チームは、芸人さんをそのレスラーと見立てて、色々普段思ってることを口にする。そしてそのレスラーが誰なのかを被ってる本人が当てたらOK。

ユウキロック…佐々木健介
ケンコバ…本田多聞
ジンギスマン…新崎人生

です。コバ(本田多聞)に寄せられたコメントが面白かった。佐々木選手は私も知ってるので、「息子の名前はどうなん?」にちょっと笑った。そのヒントに対して、ユウキロックは「えぇ〜、ダンカンさんぐらいしか思いつかへんわ〜」なんて言っていた(「確かに息子の名前は甲子園やけども、ダンカンさん、レスラーちゃうやろ」と木村さんらに突っ込まれていた)。

 結果、ユウキロックは見事正解。

 次は木村チーム。
 何が書かれてるか分からないようにアイマスクをつけるのだけど、バッファローの2人はアイマスクの上からメガネをつけるなんてボケをかましている。

(ユウキロック)「バッファローのやり方や」
(木村)「バッファローなら何やってもOKみたいなとこあるやろ。笑いが取れたらそれでええんや」

 木村…桜庭和志
 竹若…大谷晋二郎
 あつじ…田上明

 です。今回は大谷選手へのコメントが面白かった。
(コバ)「あのね、リポーターに聞きたいですか?とと言っておいて自分で言うのはどうかと。あと、自分のことを、フルネームで言い過ぎ」
 など。

 結構分かりやすいヒント(去年頑張ってた、笑顔が良いです等)が出てた木村さんが正解。

(3)「古今東西風船お灸」

 レスラーに関するキャッチフレーズ(燃える闘魂など)を、実在しなくてもありえそうなものを交えて言っていき、爆発させた人がいるチームが負け。とは言っても、予算の関係上、この風船はしょぼいです(苦笑)。しょぼいから余計にお灸が凄い勢いで燃えていくから芸人さんは恐そう。
 結果、あつじくんが割ってしまったのだけど、この割れた瞬間のユウキロックの顔は、はっきり言って怯えてました。ユウキロックも、あんな顔するのね…。もっとも恐がってばかりもいられず、芸人総出で燃えてるお灸の消火活動に当たってましたが、わざとコバは風船の破片を顔に乗せて

 「誰がこんな真似を〜!?」
 なんてことをやってました。芸人・コバ。そんなコバに対して

 「今がシャッターチャンスやで!」
 と言っていたバッファローやユウキロック達も芸人ですね^^;。

★三沢光晴選手登場!

 本日のメインゲスト・三沢光晴選手がいよいよご登場。仕切りは大吉さん。バッファロー吾郎の2人と、ユウキロック、ケンコバは記者という設定で三沢さんに色々質問していきます。ちなみに、とうとう私の目の前1m以内にまつこばが。でも、丁度ユウキロックの顔は前の人が邪魔であまり見えなかった…。

 三沢コールでお出迎え。フラッシュが凄かったです。

早速質問タイム。しかし、まずは“つかみ”ということで

(コバ)「三沢さんはスケベですか?」
 なんて質問をする。それに対し、三沢選手も

 「スケベじゃないですよ。Hなだけです」
 なんて言う。

 大吉さん、

 「3/4なんですから、聞きたいことがあるでしょう」
 と振ると、木村さん

 「ひなまつりには何を?」
 なんて聞き、大吉さんから

 「それどころじゃなかったでしょう」
 と突っ込まれてました。

 しかし、木村さん

 「すいません!ここまでが営業ですから」
 と言い、やっとユウキロックが

 「3/2の試合はどうでしたか?」
 とまともな質問を始める。

 挑発されたら、期待されてると言うことでつい、過剰にサービスをしてしまう、という三沢選手に、芸人と一緒ですねなんて言う竹若さん。

 殴ってやりたい人とか、うざいと思ってる人とか「どうなん?」と思ってる人のことを結構、実名で語ってたのでまずいことは載せませんけど、小橋選手の容態とか、将来が楽しみな選手の名前などを言ってました。
 掛けられたことが無い技を掛けられる時は恐いので、掛けてる選手に聞けるものなら「今から何やるんだよ〜」と聞きたいですよ、なんてことも言ってました。

 「好きなことをやってるので、あまり後悔は感じたことありません」
 と三沢さんが言ったら、コバは

 「僕は今、自分が女性やったら三沢さんに身体を預けたいですね」
 なんて言い、三沢さんから断られてました。

 何かまともなことを言ってそうで言ってないコバにユウキロックは

 「お前、さっきから何一つまともなこと言ってへんで」
 とつっこみ、コバは

 「緊張して何聞いて良いのか分からんのですよ」
 と言ってました。
 4人とも何か、ともすればマニアックなことを質問してました。本当プロレス好きなんでしょうね。

 しかし、ユウキロックは緊張してるからかどうかは分からないけど、2回ほど
 「NOAH」を「全日」と言い間違えるという行為をし、三沢さんから
 「喧嘩売ってます?」とにこやかに言われてました^^;。
 この日、ユウキロックは、長年の疑問だった三沢さんの汗の拭き方と、タイツの謎について聞いてました。

 大吉さんは、4/1にある試合で三沢さんが当たる予定の人が誰なのかを一生懸命探ってました。何か意味ありげに笑いかけてカマを掛けたりとか。ポスターでレスラーさんがちょうど時計の文字盤のような位置で写ってるので大阪勢は

 「時計でいうたら何時の人ですか?」
 と迫ってましたが、いずれの場合も三沢さんは笑って教えてくれず。

 あらかた質問も終わったところで、プレゼントコーナー。
 NOAHのグッズ(三沢さんのサインつき)。
 ジャンケンで勝った人が貰え、芸人も参加。いよいよもってまつこばが至近距離にいました。
 そんなにプロレスを知らない私が貰ってもダメだろう、と思ったのでそれほど熱を入れて参加しなかったらあっさり1回で負け。芸人さんもよくて2回までしか残れませんでした。

 この時、ケンコバが、

 「パー出した人は残って下さい」
 と芸人さんが言ったら

 「頭がパーな人はダメですよ」
 と言ったり

 「あいこの人はダメですよ」
 と言ったら

 「歌手のaikoでもダメですよ」
 などと一々ボケてました(笑)。

 バスタオルを貰った女性に、ユウキロックは

 「それで全身を拭くわけですね(笑)」
 とちょっとスケベっぽく聞き、竹若さんから

 「他に何の使い方があるねん」
 なんて言われてました。出演者はまじで欲しがってました。

★エンディング

 予定では50分間だったのですが、結構延長したみたいです。

 何か、テンションを使い果たした木村さんにユウキロック
 「31(歳)ってことがバレバレやで!」なんて言ってました。
 (木)「この後バッファローによるプロレス歌謡ショーするんやろ?」
 (ユ)」予定には無いですよ」
 (木)「ならもう、とっとと大阪に帰るわ!」

 最後は全員並んでご挨拶。
 大吉さんは三沢さんに
 「本当に来て頂けるとは思いませんでした」
 とお礼を言ってました。それだけプロレス好きな人にとって三沢選手は凄い人なんだなぁ…。プロレスに疎い私がこんな間近で三沢選手を見て良かったのかしら?何か悪いことしたなぁ…。これからNOAHを私は応援します。

 幕が閉じる時、ケンコバは1人幕の外にいたんで、
 (あら、最後に何かやってくれるん?)
 と思ってたら、素で位置を間違えていたようで、慌てて閉まりつつある幕内に入って行きました。最後まで目が離せなかったケンコバ^^;。

 ユウキロックは、お辞儀をお客さんにやった後、幕が完全に閉じるまで、笑顔で大きく両手をお客さんに振ってました。


<感想

 大上さんと一緒で無い松口さんを見るのは初めてだったけど、松口さんは大上さんと一緒にいるのが1番似合うなぁと思ったり。

 後、芸人さん達、わいわい騒いでるようで、誰一人お客さんにお尻を向けてなかったように思う。こういうとこは本当にプロの集団ですね



ライブレポート!
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