大王達のクリスマス

<オープニング>

幕が開くと福岡の芸人さん(パタパタママ、どりあんず、プー&ムー、串間あつじ)が横一列にズラーと整列。
 スーツで決めてた人が多かったような。
 結構圧巻。
 山下達郎の「クリスマスイブ」が流れ出すとおもむろにリズムを取り出す(^^;。

「♪雨は夜更け過ぎに〜、雪へと変わるだろ〜」と唄いながら出て来たのはポンちゃん(土肥ポン太)。
 サンタの格好してました。
 お客さんも「わぁ〜」と歓声。
 せっかく湧いたこの歓声を
 「♪ウォ〜、さいでんな〜(silent night)、オ〜ォォ、そうでんな〜(holly night)」
 のフレーズで早くも消してしまったポンちゃん(^^;。
 先が思いやられる。

次に出て来たのは後藤秀樹さん。
 こちらもサンタの格好。
 さすが「base一のミスチル王」なだけあって歌上手かったぁ。

そしてそしてトリに控えているのはもちろん、この男(笑)。
 “ケンコバ大王”ことケンドーコバヤシ!
 出て来るなり最低でした(笑)。
 サンタの格好してこの人も出て来たんですが、帽子が前後ろ逆だったり終始股間掴んでたり(^^;。
 「サイテーだがうたはうまいコバ」なんてメモを私は取ってました。

歌も終わってあらためてご挨拶。
 コバは「土肥のダメ出し2時間するか」
 なんて早くもイベントの趣旨を変え出す。
 後藤さんが
 「でも土肥ウケてたやん」というと
 「いや、さいでんな〜で滑って、そうでんな〜でまた滑って。僕、言う度に滑るんです」とポンちゃん(^^;。

 今日出ている福岡芸人を紹介するbase勢。
 コバが意外に福岡芸人を知っていることに驚く後藤さん。
 「しんや君」にしょっちゅう呼ばれてたから、ということもあるけど他にコバの口から出た理由としては
 「僕、博多住んでましたからね。博多からbase通ってましたから」でもあるらしいです(^^;。
 コバのお母様が中州(大阪でいうと北新地)で働いてて実は某野球選手の女で…とコバワールド全開。

<ネタ:土肥ポン太/後藤秀樹/ケンドーコバヤシ>

1.土肥ポン太(ショートコント)

 実話ショートコント

 (ポンちゃんだからなぁ…という暗黙の了解めいたものが客席に漂っていたような…)

2.後藤秀樹

 狼少年

 (「神様」をやるのかなぁ、と何の根拠もない予想をしていた私。
 ネタの内容は(あぁ、そうだよなぁ)とにやっとすることが多かった
 最後、MDの不具合か何か生じたらしくて意味が繋がらなくなったのが残念だった。
 後藤さんも苦笑い)

3.ケンドーコバヤシ

 出て来るなり
 「私達はいつも誰かを傷つけながら生きています…」と語り出したコバ。
 その声の調子と話してる内容に何となく聞いてるこちらも神妙に。
 だけどこころのどこかでは誰もが
 (でも言ってるのがコバだからなぁ…)なんてことを思ってた筈。
 案の定
 「…ということを僕は風俗嬢を誘う時にいいます」なんてなことを言っていた(^^;。
 コバ…。
 ちょっとじんとしてしまった私の感動を返してくれ(^^;。

 来世女化計画

<ゲームコーナー>

1.王様の大王ゲーム(MC:後藤さん)

 ポン太チーム:土肥ポン太、プー&ムー
 大王チーム:ケンドーコバヤシ、どりあんず

 ルール:「王様ゲーム」のように負けたチームは勝ったチームの出す指令に何でも従わなければならない。

 (1)「クリスマス古今東西」(お題:クリスマス)

 コバは「クリスマスをしたことがないんですが」と後藤さんにいう。
 「うちねぇ、イスラム教徒なんですよ。クリスマスも、うちは“もみの木まつり”いうてたんです」なんていいだす。
 ポンちゃんはポンちゃんでまだ最後のコバに順番が回らぬ内からお手つきをして、全員からあきれられたり(^^;。
 この勝負はお題は「クリスマス」なのに、「ズダ袋(サンタがプレゼントをいれている袋のことらしい)」や「高野豆腐(小林家ではクリスマスは“食卓を白い物でまとめる”日らしい)」と、好き放題な回答をしたコバ率いる大王チームの負け。

 ポンちゃんからコバに出されたお題は「おタコ・プー体操をして下さい」。
 福岡には“おタコ・プー”さんという人間離れしたアクロバットな動きが得意な芸人さんがおりまして、その体操も福岡では割と有名。
 けど、この動きを画無しで紹介するのは非常に難しいです(^^;。ゴメンナサイ。
 ちなみにコバは、この体操の触りの部分だけで「筋肉痛になりそうですわ」と言ってました。

 (2)「クリスマスモード野郎を探せ」
 ゜ブランド品を身に付けている
 ゜着メロがクリスマスソング
 ゜所持金が3万円以上
 というお客さんを探し出して来る。

 コバは客席を見て「誰一人最後の条件にあてはまりそうなのはいてませんよ」なんて言ってました。
 早速芸人は客席に降りて物色開始。
 MCの後藤さんと…何故かコバは舞台上。
 コバは「行けっ!」なんて堂々と舞台から指令出して「オマエも行けや!」と後藤さんからつっこまれてました。
 客席に降りたコバ、空席に座ると「おもんないぞー。華丸・大吉とロザン出せー」なんて後藤さんに言ってました(^^;。
 ウケたので今度はポンちゃんが同じように空席に座り「おもんないぞー。武田鉄也出せー」と言ったら今度は客席はシーンッ!
 同じことを再びコバが言うと客席がウケるので後藤さんから「ネタ振りみたいになってるで」と言われるポンちゃん。

 コバチームが見つけた女の子の方がポンちゃんチームが連れてきた男性より該当項目が多かったのでコバチームの勝ち。
 指令は「ウケなかったので封印された幻の“おタコ・プー体操第2をやる」。
 なるほどなぁ…という体操でした。

 (3)「クリスマス大喜利」
 大喜利というよりコント。
 「クリスマスにナンパ」という設定のミニコントをうまくやれた方が勝利。
 笑ったのはコバチームだったんですけど、クリスマスに何も関係ないオチだったので、ポンちゃんチームの勝ち。

 指令は「おタコ体操第一」「〜第二」「北政所」というおタコさんのギャグをそれぞれ、どり・堤→どり・平井→コバという順でやって下さい、というもの。
 「北政所」は敢えて例えるとTIMの「命!」みたいな感じかなぁ。
 「北政所」をやったコバ、それを見ている私達&芸人さん、共々大爆笑でした。
 コバの恥ずかしそうな態度は初めてだったなぁ。
 後藤さん曰く、コバがこんなことをするのはbaseでは中々見られないとか。

2.「ニュークリスマスソング」を作ろう
 MC:ポンちゃん
 参加者:ケンドーコバヤシ 後藤秀樹 パタパタママ 串間あつじ

 これです
 凄く面白かったんですけど歌詞の内容が内容なだけにちょっと載せられません!
 クリスマスに関係ある言葉を歌詞に入れようと「トナカイ」「ソリ」「七面鳥」「ケーキ」「プレゼント」が挙げられたんですが…。
 「七面鳥」はとある女優が「絞め殺す(担当:後藤さん)」。
 「ソリ」はとあるミュージシャンが「材木盗んで作る(担当:木下君)」。
 「ケーキ」に至っては…。担当が“ケンドーコバヤシ”なのでどんな内容かは想像つくと思います(^^;。
 メールでしたらお教えしますんでこの放送コード引っ掛かりまくりな曲の歌詞が知りたい方はこちらまで。
 ちなみに(これぐらいなら大丈夫かなぁ)というのが
  
 「♪先着4名様にボブサップが当たる?みたいな状態、ってか」(担当:ポンちゃん)と
 「♪今夜だけはほ〜りうちたかお〜」(サビ:全員)ぐらいです。

 ちなみにこの曲のタイトル「ゴジラvsメカゴジラ」になりました(^^;。

3.クリスマスイエス・ノートーク
 MC:ケンドーコバヤシ
 参加者:全員

 あるお題について賛成派・反対派の二派に別れてトーク。
 MCのコバを納得させた方の勝利。

 1.「クリスマスは賛成?反対?」

 賛成…後藤さん、パタパタママ、平井くん
 反対…ポンちゃん、堤くん、プー&ムー

 1〜2名意見を聞くとおもむろに「4vs5で反対が多いんで反対派の勝ち〜」と勝負を決めるコバ(^^;。
 「こんなんねぇ、いくら話し合っても解決しないもんなんですよ。民主主義の論理。多数決で決めましょう。
 では以上『クリスマス イエス・ノートーク』でした〜」。

 …1問で本当に終わりました(^^;。
 「ケンドーコバヤシなら何をやっても許されるのか?」というあのフレーズが即座に浮かんだ私。
 (…許せる)と答えも即答。

<エンディング&感想>

さっき作った「ゴジラvsメカゴジラ(笑)」は即座に音源として録音し、出来が良かったら劇場で売り出そうという企画でした。
 それが早くもできたので聞いてみることに。
 なんと、コバの担当フレーズはキケンフレーズが全開だったので(ただでさえ危険だったのにその上をいくアドリブまでいれていた)、1人だけめちゃめちゃ声が遠く加工されてました(^^;。
 「オレ、めちゃ遠いやん!」というコバの叫びに私はすっかりツボ。
 身体折り曲げて笑い転げてしまいました(^^;。
 「こりゃ売れへんわ〜」と全員。

帰る時、始まる前に舞台で撮ったという写真がプレゼントされました。
 私が貰ったのは後藤さんとプー&ムーが一緒に写っている奴。
 後藤さん、めちゃめちゃ男前に写っていて嬉しかったです(^^)(アンケートも「後藤さんを見にきました」と書いたので)。
 他の組み合わせは「ケンドーコバヤシ×串間あつじ×パタパタママ」「土肥ポン太×どりあんず」だったようです。

+++感想+++

久しぶりに何も考えずに笑い転げたー、という感じです。
 私は見終わった後色々考えさせる舞台も大好きなんですがその反動といおうかものすごいゲスくてバカバカしい舞台というのもまた好きなんです(^^;。
 この面子を最初スケジュール表で見た時、(これは絶対行かねば!)と思ったんですけどその直感は当たってました。
 「キャーッ!」よりどちらかというと野太い「オォ〜」が多いこんな舞台も良いもんですよ〜。
 (あんまりイジられたくないなあ)と違う緊張を強いられますけどね(^^;。

(02/12/26 記)


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