チハラトーク(05年上半期)


チハラトーク(05/6/21 atヤクルトホール)

<トーク>

・靖史、絶不調の元凶は…

 出てくるなり、芸人になってから初めてと言ってもいいぐらいに絶不調だとぼやく靖史さん。
 その元凶は「レジくん」「息子」「機関車トーマス」の三つ巴。

 6/18に無事2歳になった靖史さんの愛息・夕くん。
 靖史さんの友達・レジくんはレジ打ちの仕事を頑張り、夕くんに「機関車トーマス」の巨大プラレールセットを奮発してプレゼントしたそう。
 もちろん夕君は大喜びで、文字通り“朝から晩まで”それで遊んでいる。
 そうなると当たり前ながらすぐ電池が無くなるので、靖史さんの調子や機嫌などお構い無しに“どうにかしろ”と訴えてくる。
 息子一人だけでも大変なのに、このトーマスは“喋る”のだそう。
 そんなのがよりにもよって3台も入っているものをレジくんがプレゼントしてくれたため、さながらトーマスが会話しながら部屋の中を走っている感じになっているそう。
 そんなトーマスに魅せられた息子は朝5時からごそごそ起きてトーマスに「おはよう」と挨拶するやいなや早速車庫から取り出して走らせるわ、トーマスは「何か疲れたね〜」と言いながら走るわ、靖史さんはそんなことが誕生日以来毎日続いているので寝れないわで、もう何をどうすれば良いのかさっぱり分からなくなっているとか。

・怒るに怒れない時

 ジュニアが家に帰って寝ていた時のこと。
 3時間ほどしたら、裏の家が民族楽器の太鼓をどんどこどんどこ叩き出した。
 それですっかり目が冴えてしまい寝れなくなったジュニア。
 安眠妨害だと隣家に訴えに行きたいが、その時刻が夜中3時ならまだしもお昼の12時なので、言うにいえないそう。
 「昼の12時から太鼓叩きたいと思うかね」(byジュニア)。

・逆に絶好調な人

 軽やかな腕裁きと腰フリで交通整理を行っていたオッサン(ジュニア・目撃談)

・絶好調に見えて不調な人

 下北で車を運転するジュニアに気づき、振り向こうとしてコルセットで固定している首をうっかり動かしてしまい「アッ!イタッ!」と思わず口にした若い子連れの主婦(ジュニア・目撃談)

・息子よどこへ行く

 ジュニアが仕事でフランスに行くと聞き、弟は仕事とはいえ海外にいるのに自分が都内で悶々としていられるか!と、家族を連れて宮古島へ行っていた靖史さん。
 愛息・夕くんの行く末を悲観する出来事ばかりだったそう。

 まだ生まれて2年の夕君。
 目にするものの殆どが初めて見るもので珍しい。
 京都で映画を撮っていた時、ついでに福知山に行こうと家族を乗せて向かっていたところ、夜の有料道路で電灯も民家も無い“真っ暗”という事態に初めて遭遇した夕君。
 窓ガラスをバシバシ叩いて「まっくらー!!」とハイテンションになったそう。
 都内では滅多にお目にかかれないトンネルを通った時も、「とんねるーっ!!!!」親が唖然とするほどのはしゃぎぶりを披露。

 そんな夕君なので、観測史上初めてと言っていいほどの大豪雨に見舞われた宮古島の風景に興奮しない訳がない。
 靖史さんが言うところの“親指の先ぐらい”の雨粒がどんどん降り仕切る中をびっちょびっちょになりに出て行くわ、“怖い”という感覚が発達していないし知識もそんなにまだ無いので、雷鳴を聞くとテンションが上がり、「ゴロゴロドーン!」「うぉ〜っっ!!!」と、“雷と雄叫び競争”を勝手に仕掛けるわと、次から次に予想外のことばかり繰り広げていたそう。

・ハイテンションフランス紀行〜序章

 仕事で行くとはいえ、フランスへの旅にすっかりテンションが上がっている千原兄弟新マネージャー。
 「ジュニアさん、後4日ですね!」と会う度に指折り数えていたそう。
 せっかくやからどこか連れて行ってくれや、とジュニアがマネージャーに頼んだら早速カバンからガイドブックを出してくるほどだったとか。

・オバハンvsジュニア〜フランス行き機内編
 ジュニアの隣は日本人のオバチャン。
 寝ようと思ったらやっぱり寝付けなかったジュニアが2時間ほどして起きてみると、それを待っていたかのように話しかけてきたオバチャン。
 その言葉は…

 「芸術家ですか?」…

 フランス=芸術家、という安直な発想に唖然としたジュニア。
 ややこしくなる前に吉本の芸人だと打ち明けると、俄かにテンションが上がりだしたオバチャン。
 本当はビジネスに乗る予定ではなかったが乗ることができてラッキーなのに、隣が芸能人だなんて更に嬉しい偶然だの、一緒に行く予定だったのにいけなくなった娘がさぞ羨ましがるだろうだの、向こうに着いたらサインをくれだのと、ペラペラ喋りだす。
 そして、自分はフランスにはもう何回も行って友達もおり、今回もフランス人の友人に会いに行く旅なのだと、自慢も入ってきたため、そろそろ話を打ち切らせるモードに入ったジュニア。
 オバハンはオバハンで、芸人を食いつかせる話が出来ないことに焦ったのか

 「シラク大統領の愛人って日本人なんですってよ!しかも、有名な女優さんなの。それは…」

 と、オバハンが持っている最大の武器の不発具合を分からせるため、テンピュール(NASA開発)のアイマスクをおもむろに下げ、就寝体制にジュニアは突入。
 オバハンは食いつくと思ったこの話に全くジュニアがくいつかないことに焦っている感じだったそう。

 結局また2時間しか寝れなかったジュニア。
 アイマスクをどかすと、オバハンが2時間前と全く同じテンションで「よく寝てたわね〜。私なんて結局寝れなくて…」と話しかけてきたそう。
 
・“オバハンの世直しや!”靖史・談

 これがオマエやったら「やかましいわ、オバハン!」って怒鳴ってるんやろなぁと靖史さんをみながら言うジュニア。
 当たり前やん、逆になんでみんないったらんのかが不思議やねん、と靖史さん。
 行くわけないがな!と呆れるジュニア。
 靖史さん曰く、オバハンに向かって吠えてあげるのは、オバハンに自分の行動は他人様に迷惑を掛けていることなんだということを教えてあげるためであり、なんら遠慮することでは無いそう。
 「オバハンの世直しや」と説く靖史さん。
 そして、“シラク大統領の愛人”の件は、「おぉ、誰や誰や!早う言え!」と率先して聞き出すだろう、と。

・ジュニアvs日本語知らんパーサー

 日本発の便なのに、よりにもよって日本語を分からないパーサーにつかれてしまったジュニア。
 機内サービスの時間なので「赤ワイン」と注文すると、きょとんとした顔をされたそう。
 日本語が分かるパーサーに赤ワインを教えてもらったパーサー。
 戻ってくるとことさらゆっくりと「あ〜か〜わ〜い〜ん」とにやにや笑いながら注ぎ出したそう。
 
 意味も笑いどころも全く不明なフランスジョークにいら〜っとしたジュニア。
 飲み干したグラスを置いていたら、さっきのパーサーが近づいてきてグラスを指差したと思ったが、黙ってしまった。
 「赤ワインや!」と速攻つっこんだジュニア。
 ジュニアの間近に来た途端、“赤ワイン”という単語を忘れてしまったらしい。

・ハイテンションフランス紀行〜クライマックス

 そんなプチハプニングに遭いつつもフランスの街並みにすっかり魅せられたジュニアとマネージャー。
 裏道のようなところを歩いていたら、日本ならすぐ待合スポットになりそうな立派な噴水広場がひっそりあったりと、趣が満載。

 感極まったマネージャー。
 「ぞんざいな扱いを受けているのに美しい〜!!」
 と、フランスの裏路地で大絶叫してきたそう。

・“生きようと思えないねん”な悩み

 折り入ってジュニアに相談があるという靖史さん。
 千原家の今後に関わるものでもあるし、と。

 しかし、自分は自分でそこそこ悩みがあるのだというジュニア。 
 これから先、この悩み事に遭遇しながら生きなければいけないのかと思うと、“生きようと思えないねん”と、何かちょっと言い方を間違えてしまうほど。

 その悩みは…

 「掛け布団とカバーを上手く結べない」。

 カバーの中に潜り込んで結ばなあかんねんで!、何でチャックを真っ直ぐやなくて直角になるように付けへんねん、と布団業界の怠惰を切々と訴えるが、靖史さんの「そんなん、カバーを裏にして、結んだらひっくり返せばエエ話やんけ!」という一言で、積年の悩みがあっという間に解消する。
 「オマエ、頭エエなぁ〜」とも。

・親の悩み

 宮古島で知り合いがやっているイタリア料理店に家族で行った靖史さん。
 そのお店には子供がいるし、ざっくばらんな家族的雰囲気の店なので、夕君が走り回っても、「構へん、構へん」と鷹揚に接してくれた。
 誕生日でもあったので、今日一日は叱らないでいようと思っていた靖史さん。
 しかし、靖史さん達以外の客も当然来ていて、しかもその2人はカップル。
 赤の他人からしたら、公共の場所で騒ぐ子供に対してもそれを叱らない親に対してもあまりいい気はしない。
 靖史さんにしたら、「カップルやったらもうちょっとムードある店に行けや」ということらしいが。
 そして、まだまだ世の中のことについては知らないことだらけの夕君。
 雨降りの中外に出てびっちょびちょに濡れて帰ってきたので裸にさせたところ、そのままの格好で店の客全組に「チ○コマーン!」と家でお気に入りのポーズを見せに走り回ったそう…。
 靖史さん、息子の行く末を思うと最近はだんだん不憫になってくるそう。

・カメラが無いからいえること

 「マンスリーよしもと」に取材先のURLを載せたつもりが、何をどう間違えたのかハードゲイ愛好者サイトのURLを載せてしまった社員の悲劇や、とあるガールズバンドのヒット曲の歌詞は実はクスリのことを表しているらしいという都市伝説など。
 ジュニアはわざわざカラオケに行って歌詞を確認し、オォ〜ッ!とうなったそう。

 お客さんには何の関係も無いですけどと断り、最近「ん?…オォ〜ッ、ひっさしぶりやな〜!」という奴に会ったんやけど、誰やと思う?当てたら1万円やるで、と靖史さんを誘うジュニア。
 3回までオーケーということにする。
 結局当てられなかったが、靖史さんが1回目にあげた人の元相方が正解だったので、「9800円ぐらいは当たってた!」と靖史さん。
 元11期生だったが、話のところどころでタメ口が入るのでちょっとイラッとしたらしいジュニア。
 近々ジンギスカン屋を開くらしいので、イラッ!としつつも一回は行ってみようと思っているジュニアに
 「止めとけ、止めとけ。そんな奴が作るジンギスカンが旨いわけ無いやんけ。羊には人柄が出るねん
 と、独特の持論をとく靖史さん。


<コーナー:キングオブM1はオレだ>

 出演者:千原ジュニア/ジャリズム・渡辺/COWCOW・多田/バッドボーイズ・佐田/ピース・綾部
 判定員:千原せいじ

 「我こそは一番のマゾだ」というメンツが集まった中、真のM1=ドMをドSの帝王・靖史さんが決める。
 ところどころ、ドMどころかド変態トークになり引きまくったりしたので、詳細は省略。

 Mアピールでは
 「万が一何かの間違いでババアのしょんべんが掛かっても怒らないですね」(綾部・終始にこやか)
 と
 「あの山下と再結成したこと」(渡辺)
 が面白かった。

 このコーナーは綾部さんの“ババア”話がとにかく印象的。
 「病院」をテーマにMアピールだった時は、
 「今日退院ですよと聞いたので荷造りして病院のドアを出た途端、ナースのババアに『そんな訳無いだろ!』と騙されたいです」
 とか。
 “ババア”という単語であれだけ笑いが取れる人もそういないかもなぁ。

 結局初代M-1は綾部さんに決定。
 ドSの帝王からグーで鎖骨辺りをどつかれるという素敵なご褒美を貰う。

チハラニュースもあったが、今回は芸人話は殆どなし。

チハラトーク
ライブレポート

チハラトーク(05/5/24 at草月ホール)

<トーク>

・大雨と客

 夕方から東京は雨がひどくなり、ちょうど開場〜開演の時間は土砂降り。
 雨の中わざわざ来てくれてありがとう、と言いつつも客席を見渡した靖史さん、
 「みんな濡れてへんのやな。ぐちょぐちょならんと来れるんやな」と一言。
 一瞬、きょとんとしながらも
 「あのね、多分皆さん雨を何回も経験してらっしゃいますから」
 と諭すジュニア。
 それでも
 「ふーん、ちゃんと来れるんや。ずぶ濡れになって来たらエエのに」
 と、いい放つ靖史さんだった。

・皆様に嬉しいお知らせ

 ・チンピラみたいな感じで喋ってるように見えながらも、一応カメラ(Fandango!)は意識して喋ってますよ、とジュニア。
 でも…

 「今日はFandango!は入ってません!」と客席に告げる。
 いつも「キテレツ」と言い換えているあの言葉はもちろん“キ○ガイ”です、実名もバンバンですよ、とテンションが上がっていく兄弟。
 この時ばかりは一緒に盛り上がるクランケ、もとい客席。
 “キ○ガイ”連発宣言に顔をほころばせる者大多数。

・何で話聞かへんねん!

 ただ今映画撮影中の靖史さん。
 京都で撮影しているが、この間古田新太さんと一緒にタクシーに乗った時のこと。
 京都のタクシーには着物割引といい、着物を着ていたら割引します、という制度がある。
 そういえば大阪(関西だったかも)も長距離割引の一種で、5000円を超えたら超えた分の半額を割り引く制度があることを思い出した靖史さん。
 古田さんにそのことを話し、6000円なら5000+(6000−5000)/2で5500円、7000円なら6000円、10000円なら7500円…と説明していたら、運転手からそれ、違いますよと指摘が来た。
 よく割引のとこを間違える人がいるんですよ、と言うので、あぁそうなんですかぁと素直に誤りを認めた靖史さん。
 ところが、運転手の説明は「6000円なら5500円なんですよ」…。
 
 ワシ、最初からそれ言うてるがな!何でよう話聞いてへんのに自信満々に入ってくんねん!と吠える靖史さん。
 それにしても、オマエと古田新太が一緒におったら怖いやろなぁ、と違うところが気になるジュニア。

・ジュニアvs不動産

 ただ今家探し中のジュニア。
 先に家探し中の山本吉貴さんが、
 「ジュニアさん、不動産の社員ってアホがなる職業なんですかね」
 と嘆いていたので、話を聞いてみると、今から物件を見に行こうと行って外に出たのに平気でカギを忘れてくるなど、確かにひどい。

 それを事前に聞いていたので、Bコースのタケトさんと覚悟して回るつもりだったが、実際に回ると予想以上にひどい人ばかり。
 内見をすることになり車で行ってみたが、かなり止めにくい。
 切り返しをする度に、車の腹がこすれる嫌な音が。
 邪魔な車があるので尚更とめにくい。
 やっと駐車し物件を見ようとすると、マンションの傍に止まった車から新婚夫婦らしきカップルと不動産社員らしき男が出てきた。
 明らかに今からジュニアが見ようとする部屋に入っていくので、どういうことだと社員を問いただすと
 「いや、一緒に見てもらえればと…」
 という回答が。

 何で新婚カップルと一緒に内見せなアカンねん!、一緒になって日当たりがどうこう言うてる場合か、しねーっ!とテンションあがるが、この後、更にテンションと血圧を上げる事実が発覚。

 ここは無いなぁということで移動することになったが、新婚カップルの車もあれば他の人の車も止まってたりで、ジュニアの車の腹は今日一日で、ただ動かしただけでかなりの傷が。
 かなわんなぁ、それにしてもあの車邪魔やなぁ、と新婚カップルじゃない方の車を忌々しく思っていたら、
 「あっ、僕動かしてきます」
 と、ジュニア達を案内した不動産会社の社員が言ってきた。
 (えーっ、まさか…)
 と思ったら、それはそいつの車だった…。
 世田谷方面の某不動産チェーン店には注意しろ、とのこと(トークでは実際の地名・店名をあげていた)

・意外なワイルド・タケト

 一緒に不動産回りをしていて分かったが、ジュニアが引いてしまうぐらいにタケトさんはガンガンいく性格だった。
 物件情報のファイルを見せながら不動産の社員が
 「不動産もねぇ、魚屋と同じですよ。新鮮さが命でね…」
 と話し出すと
 「じゃぁ、この家賃引いてくれますよね。僕、魚屋では大概負けてもらってますから。お宅も魚屋と同じなら出来るでしょう」
 と、ガンガン攻めだしたので、横からジュニアがそっと
 「いや、タケト、止めなさいよ」
 と止めたらしい。

・靖史in恐怖タクシー

 東京駅から自宅までタクシーに乗った靖史さん。
 ドライバーは結構年配で、キャリアもそれ相当である雰囲気が漂っていた。
 東京駅〜自宅までのルートを3パターン出してどれが良いかを選ばせたり、高速に乗るときは靖史さんに電光掲示板の混雑状況を読ませるなど、確認を取りながら進める慎重でエエドライバーやなぁと思っていた矢先

 「いやぁ〜、お客さん。私も年のせいかあの入り口の電光掲示板が見えにくくてね…」

 と、驚愕の真相を告白。
 高速を走っているのに「高速」という表示に切り替えないので靖史さんが促すと間違った表示を出しまくって軽いパニックに陥ったり、ドライバー暦は3年ぐらいで全く運転に慣れていないんですという告白を始めたり、テンパりすぎてタクシー近代化センターに連絡したら一発で問題になる事件を高速道路で起こしてしまったりと、タクシーが進むごとに寿命が少しずつ縮んでいくようなことが次々勃発。
 ジュニア曰く「なかなかないR指定」。

 最初、この車に家族を拾って食事をしに行く予定だったが、とてもじゃないがそんな危険な目に家族を遭わせる訳にはいけないと感じた靖史さん。
 丁度その時奥さんから電話が。
 奥さんは当初の予定通りに行くと思っているので、何時ごろ(マンションの)下に出ておけば良いかなぁと聞いてきたが、靖史さんはそんな計画が運転手に知られたら話がややこしくなるので、曖昧に返事しつつ、下にはでておかないでいいと指示。
 ちなみに、後に靖史さんが後輩から、電話の後、奥さんは家にいた後輩に、靖史さんの様子が何だか変だ、運転手とケンカしてるんかも、と心配そうにしていたと聞かされたそう。

 ようやっと家の近所に着き、金を払ったらもう終われる〜、と靖史さんが速攻料金を払おうとしたら、それよりも先に運転手がドアを開けて外に出るや否や、土下座に近い状態で靖史さんに深々と頭を下げて謝りだした。
 今日は数々の不手際、まことにお許し下さい〜と恐縮にも程がある恐縮振り。
 近所なので知ってる人に見られたら恥ずかしいし誤解される、と頭を上げるように必死に頼み込む靖史さん。
 すると、「お願いがあるんです」と頼みだす運転手。
 何や、と思ったら

 「実は…先ほど(高速メーターで運転しなかったりなど)私の不手際なので高速料金はこちらでお支払いします、と私申し上げましたが…、“半額(300円)”だけ、お客様お願いできますか!すいません、まことに申し訳ありません!」
 とひたすら謝罪。

 一連の騒動が終わるまで生きた心地がまるでしなかった靖史さん。
 食事場所に行くためにタクシーを呼び(ここでさっきと同じドライバーが来ることを一同期待したが、さすがにそれは無かったそう)、先ほどまでの恐怖体験を家族に話していた靖史さん。
 運転手も、そんな話あるんですか〜、それが本当なら免許剥奪ものですよ、ウチはそんなことありませんからご安心下さいね、といつの間にか話に入ってきたほど、タクシー業界でも問題になるような出来事だったそう。

 しかし…
 「いつもの料金の2倍ぐらいしてん!
 オイラの話に気取られて、長うかかってんねん!」。

・ディズニーシーな男達

 休みがあったので、デッカちゃん、カリカ林さん、バッド・佐田さんともう一人とでディズニーシーに行ったジュニア。
 今更ながらシーの素晴らしさを目を輝かせながら語る。
 そして、絶叫マシーンに乗りましょうよと後輩が言い出したが、ジュニアはそんなのは苦手。
 嫌や、嫌やと断っていたが、デッカちゃんが悲しそうな顔でたたずんでいるのを見ると断れなくなり、乗ることに。
 大恐怖&大絶叫の数分間を過ごしたジュニア。
 フラフラになりながら歩いていたら入り口付近で何やら自分が笑い者になっている空気がひしひし漂ってきた。
 覚悟を決め、そちらへ向かったら案の定、来園記念として絶叫マシーンの終わり付近で写されたビビリ顔が早速現像されていた。
 佐田さんはすかさず購入していたそう。

 その写真が終演後ロビーに貼られていた。
 大山さんや修士さんなど、ジュニア大好きの人達が見つけたら泣きながら回収しそうなジュニアのビビリ顔もさることながら、「オフ」&「ディズニーシー」と楽しい単語が並ぶ日にいつもの「リーマンスーツ」でやって来てにこやかに絶叫マシーンに乗っているカリカ・林さんの方に視線が行ってしまった。

・「オレがアイツなら『視野の中(入って)スイマセン』や」(by ジュニア)

 嫌いな某芸人とテレビ局で会ってしまった時の感想。
 デリカシーのかけらも無いところが頭に来るそう。

・ちゃらんぽらん・大西さんの傑作絵画

 名古屋事務所に飾られている「地面…稽古/幹…漫才/葉…余興/実...ロケ」の絵。

・高田よ

 PRIDE放映後には恒例テーマともなっている高田延彦のトンチンカンな解説を嘆くジュニア。

・SF=関(Seki)ファンタジー

 ジュニアが楽屋に一人でいたら、ハロバイの関さんが
 「ジュニアさん、ちょっと話があるんですがいいですか」
 と入ってきた。
 相談事でもあるのかと思い、関さんの話を聞いてあげたが、関さんは延々1時間“都市伝説”について語り倒して帰ったそう。
 徳川埋蔵金の真相やイルカの死体の謎など、関さんから教えてもらった話を靖史さんに聞かせるジュニアだが、あいにく靖史さんはこういう話については徹底的にリアリスト。
 一つ一つジュニアの話の矛盾点を指摘しては、ジュニアをイーッ!とさせていた。
 巷を騒がせているピアノマンについては、二人一緒に騒ぎともども叩き斬っていた。


<コーナー:擬音師匠>

“擬音師匠”こと宮川大輔さんに、ホワイトボードに“擬音”が1位〜10位まで挙げられているので、それににまつわる面白エピソードを披露してもらう。
 大輔さんの発音や動きがこのコーナーが持つ最大の面白みなので、詳細は省略。
 「普通のこと言うてて、他の奴がやったら全然おもんないのに、何で大輔がやったらあんなにおもろいんやろ」
 という2人の感想が全て。

チハラトーク
ライブレポート

チハラトーク(05/3/29 at草月ホール)

<トーク>

・何の笑い?

 2人が出てくると、何かちょっと違う「キャァ〜!」や笑い声がちらほら。
 最近“キャァ〜!”や“カッコイイ〜!をJr.が出ているライブでは耳に入るようになった。
 このような歓声を聞くと、とりわけ千原兄弟出演のライブでは(チッ!うっとうしいのぅ。場の空気を読め)と口汚く心中罵ってしまうワタクシ。
 あなたはJr.をカッコイイと思うんだろうけど、あなたの感想なんてこっちにはどうでもいいし、そんな情報いらんのよ、と思う。

 ちょっと空気を読まない歓声や笑いを耳にしたJr.。
 「何の失笑かいな。もう彼にも慣れた頃やろ」
 と言い、靖史さんの顔をまじまじと見つめる。
 「オレかい!」(靖)。

・遅刻は許さん!

 開演したのにまだぞろぞろ入ってくるお客さん。
 そういうのは許さない靖史さん。
 遠慮なく
 「時間守れ!常識や。チケットにも書いてあるやろ」と注意しまくり。
 扉を堂々と開けて入って来た客に対しては
 「すっと入れ!」。

・さよなら市岡

 公式掲示板での肝心な部分のみ書き飛ばした出演告知のかきこみなどから、ファンの間にも(大丈夫か、この人?)とかなり仕事ぶりをつっこまれていた名物マネージャー市岡氏。
 春の人事異動でマネージャーから外れ、広報部への異動が決定。
 「今までご苦労様、とか他の人やったらそう思うけど、市岡に関してはそんな気持ちが全然無い」と靖史さん。
 なお、2ヶ月ぶりのチハラトークだが、これは別にJr.の全国ツアーの日程の都合ではなくただ単に市岡さんが小屋(劇場)をおさえることを忘れていただけに過ぎなかったそう。
 市岡さん...。

 最近も市岡さん関係でとんでもない目に遭わされたJr.。
 近所の喫茶店で打ち合わせだったが、ガソリンがそろそろなくなりそうだったので打ち合わせ中にスタンドでガソリンを入れてくるように市岡さんに頼んでおいた。
 打ち合わせから戻るとガソリンは確かに市岡さんは入れに行ってくれていた。
 それは良いが良いがその日は大雨。
 Jr.の車は古いのでシートベルトが2点式。
 案の定、シートベルトをドアに挟んだまま閉めていた市岡さん。
 シートベルトは、ぐっしょり濡れた状態で外に垂れ下がっていた...。
 Jr.は点数が危ないので、シートベルト非着用で検問されたら後がない。
 意を決してベルトをつけたが、案の定じわじわ水がしみこんだそう。
 おまけに、フロントガラスが曇ったのを手でそのまま拭いていた市岡さん。
 Jr.の車のフロントガラスは一面市岡さんの手の跡がくっきり....。
 異動先の広報部で写真をそのまま掴んで指紋ベッタベタにする姿がリアルに浮かぶ、と行く末を案じる2人。

・作家松本のアホ行動

 「詩」のツアーに同行した作家の松本真一さん。
 北海道ではモリマンのモリ夫さんのお父様がやっている居酒屋で打ち上げをしたそう。
 そのお店はおいしいと評判のお店で、蟹を出してくれたのだが、松本さんは蟹を逆に持ってしまい蟹ミソを全部下に落としてしまったそう。
 一同からは非難ごうごう。
 大体オマエは日ごろから雑やねん、とあまりにみんなが集中攻撃するのでさすがに空気を変えなあかんなぁと思ったJr.。
 罰として蟹の甲羅を綺麗に拭いたものを渡し、それをベルトのバックルにつけておけと命令。
 エライもんで特注かと思うほどにベルトのバックルにその甲羅がキレイにはまり、松本さんは蟹の甲羅をバックルにつけたまま、夜の札幌を楽しそうに闊歩していたそう。

・繁盛し続けるてんびんぼう

 大阪時代によく利用していた居酒屋てんびんぼう。
 帰る度に店舗が増えていたが、今回久しぶりに行ってみたら、とうとう街一角全体が「てんびんぼう」なぐらいに店が増えまくり。
 「ラジオ大阪の株主になるんちゃうか」というぐらいらしい。
 新しく出来た方の3階で打ち上げをやったそうだがそのビルには厨房が無い。
 フト窓の外を見たら元祖てんびんぼうの建物からから揚げを持ったおっさんが車道を渡って届けに来るところを目撃。
 おまけに顔なじみに会ったら軽く立ち話までやっていたらしい。

・やりたかったんかい!

 てんびんぼうにタクシーで移動した時のこと。
 松本さんと照明のウエダさんが語尾に“〜やし”とつけるゲームめいたものを延々とやり始めた。
 非常にうっとおしいので「止めろや!」と怒ったJr.。
 運転手はそのやり取りが行われている間も運転に集中...していたかに見えたが目的地に着いた直後
 「...着いた」と小声でポツリ。
 やりたかったんかい!とJr.。

・仙台の名所?

 仙台公演は空港からライブハウスまでタクシーで4、50分と離れた場所だった。
 移動する間運転手は無言だったが、後5分で着くという時にいきなり
 「あそこが東北電力の本社ビルです」
 と、自信満々に紹介を始めた。
 楽天だなんだと盛り上がる東北で「東北電力の本社ビル」がどれだけ価値があるのか全く分からないJr.だったが、とりあえず「へぇ〜、これがそうっすか〜っ!?」と乗ってあげたそう。

・ポリvs靖史

 セ・リーグカーニバルの打ち上げ後、酔っ払って眠り込んでしまった靖史さん。
 朝が来たので帰ろうと朝8時半ごろアルタあたりを歩いていたら、むこうからポリ(警察官)3人がご登場。
 汗をかくから着替えなどを入れたちょっと大き目のかばんを持っていた靖史さん。
 あっという間に3人に取り囲まれてカバンの中を見せるように言われる。
 「別にね、君が怪しいというんじゃなくて、他の人にもやってることだから」と言われたが、明らかにそんなことはない。

 そして普段から濃い人間関係の中で揉まれて生きている靖史さんにとって、ポリなんてそのあたりの電信柱と似たようなもの。
 「オマエらな、知らん人間と話するんやったらオマエらの方から名前名乗らんかい」と説教開始。
 警察官に向かってそういう反応を堂々とする人間がいるとは思っていなかったようで、この制服で分からないのかというようなことを言ってきたので
 「そんなもん、アキバとかいったらようけ売っとるがな。制服着とるからいうて信用されると思うな」と注意。
 警察手帳を1人1人出させてチェックし、彼らが早朝コスプレ3人組ではないことを確認。
 これでやっと職務質問が出来ると警察官が思ったのもつかの間
 「お前らな、一人対3人ってあるかい。この中でリーダー誰やねん。リーダー一人と話したいわ」と要求した靖史さん。
 やや年配の男がリーダーだというので、その人と話し始めた。
 リーダーなだけありその人は話が分かる人で、靖史さんの意見に同意したりかわしたりしていたが、靖史さんに言わせれば“歪んだ正義感満載”な若い警察官はその様子を快く思っていない様子。
 いかにも“チミ、チミ”と話しかけそうな奴だったそう。
 もう靖史さんが何か悪事を働いていると100%思い込んでいるので、カバンの中を勇んでチェックし出したが、中にあるのは靖史さんの着替えやら“せいじバッグ”やらだけ。
 靖史さんの着替えをまるで汚いものを触るかのようにそっとつまんでいたのが、靖史さんかなり気に入らなかったそう。

 Jr.はこの間、東京駅で65歳と60歳が殴り合いのケンカをやっているという面白いことこの上ない現場に偶然遭遇。
 一緒にいた市岡さんとかぶりつきで見学。
 殴った際に殴った方がカギを落としたそうだが、仲裁が入って一旦休戦状態になった時に殴られた方がカギを拾って殴った相手に渡してあげたそうで、見ていて非常に気持ちが良かったそう。

・ポリvs靖史 第2章

 ひかり荘の「せいじBar」帰り、ポリが一車線を占領して何かを探している現場に遭遇した靖史さん。
 疑問はすぐ口に出して解決する派なので、運転をしていた谷やんに車を止めるよう言うと、わざとアホっぽく
 「なぁなぁ、拳銃でも落として捜してんのん?」
 と大声で質問。
 靖史さんに背を向けて探し物をしていた警察官は背後に誰かがいるなんてことにも気づいてなかったようで、思わず立ち上がろうとしたが、開けてたドアに漫画のように首〜頭をガン!とぶつけてしまったそう。

・ポリvsJr.

 今日は車で草月ホール入りしたJr.。
 しかし、ある狭い道路でパトカーが駐禁の取締りを始めた。
 左に寄せて車を通すなどといった優しさのかけらも無いその態度にいら〜っと来たJr.。
 警察官に邪魔だから寄せろを要求。
 しかし、その警察官はJr.のシートベルトが3点式では無いため、シートベルト着用違反者だと勘違い。
 シートベルトを着けろという身振りをしている。
 それが分かっているJr.はわざとそのままの格好で車から身を乗り出して挑発。
 2点式だということを分からせ、更に注意しようとすると意外にも相手からは
 「...すいませんでした千原さん」
 という言葉が。
 (...顔バレてた〜!)とにわかにいたたまれなくなったJr.。
 心中、小声で(...ありがとう)と呟くような感じでその場を慌てて後にしたそう。

・発覚〜オトン編

 靖史さんが「セ・リーグカーニバル」をやる間、Jr.は珍しく連続してオフだった。
 せっかくなので、おじいちゃんのお墓参りに行くか、と実家に帰った。
 ここでJr.はオトンに対して長年誤解していたことを知る。

 昔からオトンがちゃんと帽子を被らないでいつも斜めになっていることにいらいらしていたJr.。
 しかし、一緒にショッピングセンターに行こうとした時、車から降りたオトンが一度帽子をきっちりと被ったかと思うと、くいっ!とずらした。
 実はオトンなりのファッションだったそう。

・発覚〜おばあちゃん編

 おばあちゃんからは毎日23時〜0時に電話がかかってくる。
 逆にその時間帯以外はかけて来ない。
 そのため、この時間帯にJr.に電話をかけてくる人はおばあちゃんだということは、山本さんや三浦さんなど付き合いが長い人達にも知れ渡っている。

 ところがこの日はお墓参りが終わった昼2時頃にかかって来た。
 お墓に入っているおじいちゃんは、おばあちゃんの旦那さん。
 こういうことってあるんやなぁ〜と思いながら
 「今、おじいちゃんのお墓参りに来てんねん」
 と話すと、おばあちゃんからは

 「えっ!?おにいちゃんのお墓?」

 という返事が返ってきたそう。
 「アナタ、死んだことになってましたよ」と靖史さんに告げるJr.。

・金八先生バンザイ!

 サバンナの高橋さんから
 「Jr.さん、金八見てますか?」
 と尋ねられたJr.。
 見てへん、というとめっちゃ冷たい視線を送られたそう。
 「あんなにオレのことを好きや言うてた高橋が、まるで八木を見るような目で見てきよんねん」。
 大阪ではコバもハマっているそうで、金八の放送後、高橋さんのとこにコバから
 「オレ、涙とまらへん病気にかかってしもうた」というメールが届いたぐらい。
 「僕もです」と返信したそう。

 Jr.にもこの感動を分かってもらいたい!と、今までHDDに録り溜めていた分をDVDに焼いて速攻送ってきた高橋さん。
 しょうがないので見始めたJr.。
 「『24』が狩猟民族なら、『金八』は間違いなく農耕民族」と思うほど、何も事件が起こらず何週も続いていく金八。
 まとまりがない3-Bが文化祭でソーラン節をぴしっと息を合わせて踊り終えた回も別に今までと変わらん...と思っていた筈が、なんといつのまにか感動してボロ泣きしていたそう。

 以下、ドラッグで逮捕された生徒をめぐる模様や先日放送された最終回の見所を嬉々として語りだすJr.だが、案外靖史さんの方はリアリスト。
 
 「ソーラン節って海で踊るもんやのに、何土手で踊ってんねん」とか
 「初犯で少年院に行くかいな。大概初犯は保護観察つくがな」など、冷静に矛盾点をつっこむ。
 ちなみに靖史さんの中高生時代は、友達がしょっちゅう警察に連れて行かれていたそうで、連れて行かれる方も連れて行かれるのを目撃した方も
 「おぉ、今から行って来るわ」「おぉ、そうか。じゃぁな」
 と、何気ない学生生活の一こまだったそう。

 金八への思い入れがなかなか伝わらないのがもどかしいJr.。
 これ終わりでサントラを買いに行くほどの熱のいれ方そう。
 しかし、その上を行くのがFUJIWARAの原西さん。
 最近、楽屋でiPodを熱心に聴きまくる姿が頻繁に目撃されており、あんなに音楽に関心が無かった相方が夢中になって聞いてるのは何やろ、と気になったフジモン。
 席を外した隙にパッと取って聞いてみたところ...“金八が3−Bの出席を取っている”シーンの音声だったそう....。
 どうやら金八の音声部分をiPodにいれて聞きまくっているらしい原西さん。


<コーナー:チハラニュース3月号>

「愛知万博開幕」、「中学生、決闘罪で送検」、「2丁拳銃川谷・結婚告白」、「海賊」、「新ドラえもんの声優決定」など。
 修士さんの結婚報告は、Jr.も「曲者」を覗きに来ていたのでその現場を見ていた。
 靖史さんに「曲者」はいっぺん見に行った方がエエ、とJr.。
 あのハグキに客1000人が「キャ〜!」とか「カッコイイ〜」と叫び、叫ばれたハグキが何やまんざらじゃない顔をしていたり、修士がめちゃめちゃミュージシャン入ったMCをしていたりなど、とかくツッコミどころが満載やから、と。
 だって、ハーモニカ吹いてたら別にハグキ見えないんだもん...。

 それはそうと、修士さんが結婚してたことを言った時、エ〜!と言った後にすぐ「おめでとう!」とか「もう隠さなくていいよ!」みたいなことを客が言いよったで、とJr.が報告すると
 「何でやねんな。『この詐欺師ーっ!』言う奴おらんのかいな。『独身や思ってたのに2年も前から結婚してたなんてこの詐欺師ーっ!』言うやつの方がオレは好きや」
 とも。
 なるほどなぁ、とも思う。
 私は修士さんの結婚報告が嬉しかったから「おめでとー!」と叫んだと思ってたけど、(別に修士さんが結婚してようがしてまいがどうでも良いや)というポジな無関心ぶりがなせるワザだったのかもしれない。

「靖史、これホンマの話?」...いいちこの黄色い方を買ってきた後輩をババちびるほど怒り倒した。
 →本当。ただ、後輩じゃなくて友達。
 ほんの何十円か安いだけなのにみみっちく安いほうを選び、しかも1本しか買ってこないという気配りの無さが許せなかったそう。

「Jr.人気無さすぎ!」...「詩」東京公演の出待ちが、700人入ったに関わらず2人だった。
 →嘘。“2人”ではなく“1人”。
 しかも、その一人も待っていた訳では無く、偶々芸人出入り口の前を通ってたらそこからJr.が出て来たので、ならば...という感じだったので、実質はゼロ。

チハラトーク
ライブレポート

チハラトーク(05/1/15 at紀伊国屋サザンシアター)

<トーク>

・最近のオッサン&オバハンには引くわ!(靖)

 自分ももうすぐ35歳のオッサンになるけども…と話し出した靖史さんに
 「それはプレゼントの催促的なことかいな」
 とJr.。
 「そんなん、直接『くれ』言うわ」
 と靖史さん。

 ちなみに、靖史さんの口から「誕生日…」と出てきても、空耳にも認定できない拍手しか起こさない“クランケ”な私達。

 「正月に、ようやってたがな。あの〜、タスキ掛けて走って…」と靖史さん。
 “駅伝”が素で出てこなかったそう。
 オッサンやから、と。
 それはさておき、正月の寒い日に外に出た靖史さん。
 往来の人々はみな身体を縮こませながら歩いていた。
 同じように身体を縮こませながら歩いていた1人のオッサンが、(これじゃいかん!)と思ったのか箱根駅伝やニューイヤー駅伝に感化されたのか知らないが、突然走り出した。
 そして、走り出したと思ったらずる〜っと顔からコケてしまい、半分がずるむけで血まみれの状態に。
 なのに、(何でもないよ〜)と言いたげな感じでむくっと起きたら再び走り出したらしい。
 さすがの靖史さんもこれには唖然。

 スーパーでは、「最近太っちゃったのよ〜」と喋っているオバハンが昼食用に買った弁当が「から揚げ&コロッケ弁当」だったりで、どないなっとんねん、と。


・セリーグvs熟年不倫カップル(靖)

 今年のセリーグ温泉旅行の話。
 ある公衆温泉の休憩室でタバコを吸いながらニュースを見ていた靖史さん&よっちゃん。
 休憩室にはもう1組、不倫旅行と思しき中年カップルがいちゃいちゃしていた。
 スマトラ沖大地震のニュースが始まったので、このことを靖史さんとよっちゃんが喋っていたら、オバハンが
 「南の島に行きたいわ〜」
 とオッサンにねだり出した。
 ところが、「誰と行くねんな」「誰と行ったかてエエやんか」「何やと!」「何や!」…と、あれよあれよという間に2人の仲が険悪になり、立ち上がるやいなやデコとデコをくっつけるかのような感じで罵り合いが始まった。
 西日本の温泉だったので、2人とも関西弁で応酬。
 靖史さん達がいることにお構いなくケンカをおっぱじめる2人に、靖史さんは「西」を強烈に意識したそう。

 そして、よっちゃんがげらげら大爆笑を始めたので、何してんねんと注意しようとすると
 「せ、靖史。あ、あんな、オレ大発見してもうた。オッサン、北斗晶にそっくりやねん(オバハンが誰だったか忘れました)」
 なんて言い出し、そうなると靖史さんもそういう風に見えてしまって我慢できず、2人で中年カップルのケンカに大爆笑。

 そして、西の中年不倫カップルのエネルギーはセ・リーグの予想をはるかに上回るものだった。
 オバハンから見えるところに靖史さんは座っていたため、オバハンは靖史さんが笑っている姿を確認するとオッサンに
 「アンタ!漫才師が笑うてはるわ」
 と、自分達がウケたことに満足して、休憩所を後にしたそう。



・若者カップルは意味分からん(J)

 Jr.が本屋に行った時のこと。
 「メンズノンノ」の表紙を見つけた若いカップルの女の子が
 「ブッキー(妻夫木聡)だよ〜」と言い出した。
 「ブッキー、何でこんな髪型にしたのかなぁ」(彼女)
 「…(しばし考えた後に)さぁ〜…」(彼)
 「外出る〜?」
 「寒いよ」
 「そうだねぇ…」

 という会話を展開しながら出て行ったそう。
 「全然、おもんないやん!」と靖史さん。
 「それ、オマエ(Jr.)が注意したった方がエエぞ。おもんないぞ、と」とまで言っていた。


・勘違い追跡劇(Jr.)


 フジテレビでの仕事帰り。
 信号待ちで止まったら、偶然横のタクシーに後輩が乗っていた。
 後輩もJr.に気づいたので、お互い手をわ〜っと振ってご挨拶。
 Jr.はタクシーの運転手にも手を振ったが、東のタクシーはエライもんで全無視だったそう。
 (靖)「西のタクシーやったら手振っとるな」(J )「ワイパーもやってくれるな」。

 そうこうし、高速に乗ってからフトバックミラーを見るとタクシーがついてきている。
 家の近所の高速の出口を降りてもついて来、Jr.とキム兄しか発見しないような裏道に入っても続いているので、
 (これは、後輩が家までついて来よったな)と勘付いたJr.。
 酒もつまみも無かったなぁとか、追跡に気づかんかったフリをしてやった方が良いのかどうかなどを考えながら車を走らせ、この角を曲がれば家、という分かれ道に来たJr.。
 Jr.が曲がった後、タクシーは何のためらいも無く直進したそう…。


・他人の初ギレ/Jr.の初笑い


 新年会後、松本さんの家に集まったJr.、キム兄、大山さん達。
 トランプがあったので、松本さん以外のメンツでブラックジャックをやっていたら、ちょうど点いていたテレビに芸人が出ていた。
 同業者が出ていたので何となくそちらも見始めた面々。
 そのときの親だったキム兄は、いつみんながトランプに戻って来ても良いようにトランプを切っていたのに、一向にみんなが戻ってくる気配が無いので、「もうエエ〜っ!」とキレて拗ねたそう。


・今年もセ・リーグは色々やらかします(靖)


 今年の「新春セ・リーグ温泉旅行」は、旅館主が気を利かせて全館貸切にしてくれていた。
 泊り客が自分達以外の誰もいないとなったら燃えてしまうのがセ・リーグ。
 マーくんは夜中の3時に
 「なぁ、かくれんぼせぇへん!?」
 と提案。
 よっちゃんは
 「押入れがさぁ、上下左右で4つに分かれるから、その中のどこに隠れたか当てる、っていうやつしようぜ」
 というと、押入れ中の布団をがーっと外に出し始めた。
 おまけに、「お湯割のお湯が余ってるから」ということで、たまたま車に入っていたので持ってきた、というひしゃくに湯を注ぎ、自分が「ここだ!」と思ったブロックめがけてお湯を掛ける、というとんでもないルールまで加わる。
 ユリ君の身体でお湯の危険性もテストし、いざ本番。
 
 押入れの中は当然びしゃびしゃ。
 タオルで吸い取ろうとした靖史さんに、
 「布団はこういうときに使うんだ」
 と意味不明な理屈で布団を押し込んだ結果、水を吸った布団の重さで押入れの板が弓なりになってしまう。
 ところが、その曲がる様が「おもろい」と言ってウケる者あり。

 夜食用ではなく、「みんなにかけたらおもろい」という理由で「かに雑炊」を作りに行く者あり。

 ただただ「お湯をかけたい」という単純な願望を叶えながら練り歩く者あり。

 とても今年で35歳のオッサンがやるとは思えない珍騒動を繰り広げながら、「新春セリーグ温泉旅行」は幕を閉じたそう。


・今年もキレます、Jリーグ(J)


 一方、後輩や同期ら15名ほどで山梨の温泉に出かけたJリーグ。
 ワンボックスカーで意気揚々と目的地に向かっていたが、途中から降雪の影響で片側一車線通行に。
 ここでイライラしだしたが、4台ほど前の車が速度規制が行われてもないのに50km/hのノロノロ運転をしており、イライラは最高潮。
 全員のイライラで車内が一気に曇ったほど。
 やっと一車線通行が無くなったので、
 「エエか、追い抜きざま、みんなであの車にツバ吐いたれ!」
 と指示したJr.。
 窓を開け、ぴったり横につき、(今や〜!)と思ったら、その車の運転手はどこから見ても「100歳のおじいちゃん」。
 全員、何ともいえなくなる。


・人生初・「4万円分のスーパーのレシート」


 もちろん賄い付きの旅館に泊まるというのに、何故かホットプレートを持参してきた三浦さん。
 スーパーに寄って欲しいというので寄らせたら、後輩も使ってありとあらゆる食材をかごに詰めだした。
 その額、なんと4万円以上。
 「あんな長いレシート初めて見たで」。


・鈍い後輩


 大勢いれば色んな人間はいる、とJr.。
 萎縮したらアカンのであまり注意をしなかったが、それでも(ん!?)と思う行動をする後輩が1人。
 行動がとにかく遅く、1人だけ出遅れる。
 そして、どこか気がきかない。
 コーヒーを買ってきて、とその後輩に頼み、使い切りたかった小銭(約1000円)と、一応千円札を持たせて行かせたが、しばらくすると戻ってきた。
 「あの〜、ブレンドとアメリカンがあるんですが…」。
 ここでちょっといらいらした先輩陣。
 三浦さんが
 「今まで濃いコーヒー飲んできたのを見てるやろ。アメリカンなわけ無いがな」
 というと、“僕、あんまりコーヒー飲まないから知らないですよ”と言いたげなちょっとふてくされた感じに。
 そして、戻ってきた彼がJr.に渡したつり銭は、“100円玉12枚”…。
 Jr.の心境を察したJリーグの古参メンバーの山本さんが、咄嗟に自分の財布から1000円札を出し、小銭を引き受けたそう。
 そして、予め「宿泊費は自分持ち」と伝えており、道中で何度もATMに行く機会があったにも関わらず、いざ精算というときに「おろしてないので、僕、お金ありません」と悪びれずにのたまった彼に、さしもののJr.も「…死になさい」と穏やかに宣告したそう。


・切り札は靖史だけ!(J)


 改まっていうのもなんだが、ある後輩に関して靖史さんに頼みたいことがあるというJr.。
 Jr.も手に焼いており、もうその人が言うことを聞く相手は靖史さんしか残っていない、とのこと。

 大概、こういうときに話題に上がってくるのが小堀さんだったので、この話を聞きながら
 (すいません、ウチの小堀がいつもご迷惑をおかけしております)
 なんていう心境になっていた私。
 “ウチの小堀”では無いけれども。

 今回、Jr.の手を焼かせている人は、小堀さんではなく山本さん。
 何かにつけ「超〜」を連発し、耳障りなのらしい。
 「超うめ〜」や「超面白い」などから始まり、今回の温泉旅行では「超うたせ湯〜」と言い出すなど、日々エスカレート。
 Jリーグメンバーも、最近では山本さんが「超〜」と言い出すとカウントした「超」使用回数をJr.に見せたり、(Jr.さん、何とかして下さいよ)とアイコンタクトで訴えてきたりするが、注意の決定打に欠けるため、Jr.自身も手を焼いていた。

 そんなある日、
 “ウチに来てる中で一番デリカシーが無い(Jr.談)”小堀さんが、
 「自分、『超』、『超』言うの止めろや」
 と、真正面から注意した。

 その場にいたJリーグの面々は、表向きは素知らぬ顔をしていたが内心は
 “よっしゃ、小堀!よう言うた!”
 と絶賛の嵐。
 Jr.は
 (2丁目、行ったれ!)とエールを送っていたそう。
 別に「2丁目vs7丁目」という話では無いと思うけど。

 そんな風にJリーグメンバーの期待を一身に背負った小堀さんだったが、“グキ兄”、“ブサ兄”であることが災いしたのか、一向に改善の気配なし。
 むしろ、以前よりも連発するようになってしまい、Jリーグのイライラは消える気配が無い。
 この話を聞いた靖史さん、「オレの前で“超”使ったらすぐ言うわ」と、依頼を快諾。
 「でも、アイツ、オマエの前では“めっさ”に変えるかもしれん」とJr.。


・アンニュイな女性眼科医(J)


 「ざっくりした服」着た「女医」が「アンニュイ」かつ「エロティック」な口調で診察する眼科があるという三浦さん。
 にわかには信じられない話なので、コンタクトを作ろうと考えていたJr.がそれを確かめに行ったところ、三浦さんが言ったとおりだったそう。


・100では追いつかない市岡マネ


 Jr.の「詩」ツアーのポスターが出来たのは良いが、日程をミスしたまま市岡さんが発注してしまったため、「金曜日」の次が「日曜日という、トンデモ日程のポスターが大量に出来上がってきてしまったそう。


<コーナー:これが「セ・リーグ」だ>

Jr.も最近は全員の顔を把握できないほど一大集団に成長した「セ・リーグ」。
 ここでメンバーの素性と関係を整理してみることに。
 靖史さんの物怖じしない性格と、肩書きではなく人間性で付き合う生き方がまざまざと伝わるほど、多種多様なメンバーがそこに。
 そのうち、東京都民全員が「セ・リーグ」になってるかも。



<千原ニュース1月号>


 時間の都合で端折ることになったコーナー。
 Jr.は、寝てる時に「プゥ」と音を発することから、「プー兄」、「プニア」などと呼ばれ始めたというタレコミが。
 靖史さんは、5本以上借りた一泊二日のAVを延滞することなく返却したというチクリが寄せられた。



チハラトーク
ライブレポート
home