SUPER base FUKUOKA(第一部 13:40〜15:40) <00/11/5 at吉本ゴールデン劇場>

今日のbaseは、私と、友人M嬢の2人。
 お笑い友達Kちゃんは所用により欠席。
 「ルートを見届けてきて〜」というKちゃんの切なる願いを胸に、12:00頃、劇場ロビーに行く。
 今回は私は指定席しか取れなかったので、桟敷自由席の皆様みたいに整理券待ちで並ぶ必要がない。
 Kちゃんの分のチケットが余ってたので、どうしたもんかなぁ、と思ったら中〜高生ぐらいの女の子が既に当日券の人の整理券配布が行われてるのを見て、途方に暮れていそうなのを見た。
 まず、その子が真面目そうであったのと、1人でも公演を見に行こうとするその心意気を買い、Kちゃんの分のチケットを譲ってあげた。
 喜ばれた。
 私も喜んだ。
 なお、今回、初参加のM嬢はbaseはおろか、吉本に関しては全くの予備知識無し。

 中に入って、ファインダーを覗く。
 今回は後から2列目なんで、「ゴールド決戦10・1」や「COOL IMPACT」での至近距離は望めない。あ〜ぁ、と思ってたところに、前に身体がでかい女性2人組が、どかっと座った。
 私は、M嬢の席に近づく。
 (M)「何?」
 (私)「席替わって」
 (M)「何で?」
 (私)「前の二人がでかい」
 オイオイ、みたいな感じで席を替わってくれたM嬢。
 でも、私の横に座っていた女の子達もさりげなしに席を替わっていた。
 席を替わる時、後の立ち見に気づいたM嬢。
 初めて味わう妙というか異様な熱気に驚いている。

13:40
 予定より10分遅れで開演

MC:ハリガネロック登場。
 「拍手薄いですね」「もう、慣れられましたね」という2人。
 拍手、結構あった感じだったんだけど。
 何でも、ハリガネは1月に2〜3回、福岡に来てるそう。

 実は、今日のメンバーは結構おねむさんなんですと大上さん。
 何でも、昨日から福岡入りしているルート以外の面々は、朝は学祭、昼はbaseや名古屋、そしてまたbaseでオールナイト、翌朝8:30には新幹線で博多へ移動、というハードスケジュール。
 そんなハードスケジュールの芸人さんばかりの、「SUPER base FUKUOKA」はビッキーズルート33
からやってもらうことに。
 ビッキ-ズは、他のライブのゲストでは1回来たことがあるものの、base公演のメンバーとしては初。
 松口さんと大上さんの間で、芸人紹介の時
 「福岡初のビッキ-ズです」「いや、2回目ですよ」「初やって」と認識の食い違い。
 松口さん、舞台袖をひょいと覗くと、客に
 「ねぇ、ビッキ-ズ、今、緊張して裏で生まれたての“小牛”みたいに震えてますよ」と報告。
 「普通生まれたての“子馬”言わない?」「俺だけ、状況が分かればええ」と交わす。


ネタ:ビッキーズ、ルート33

<ビッキーズ>(漫才)

「は〜い、どうも、ビッキ-ズでーす!ビキビキビッキ-ズ!」と登場(フリつき)。
 お客さんにもやってもらおうと今度は客も一緒に「ビキビキビッキーズ!」をやります(恥かしかったが私もつい、やった^^;)。

 <ネタ>
 ・カッコつけの男は嫌い

<ルート33>(漫才)

「俺達のコンビ名って何?」と堂土さんに聞く増田さん。
 「ルート33」
 「ルート33やよなぁ」
 「ルート33やで」
 「なのに、何や?お前のそのシャツの文字!?」。

 堂土さんのシャツは
 「ADAMS 86」
 と、でかでかとプリントされているオレンジのシャツ。しかも、ぶかぶか(^^;。

 ・腹立つ間違われ方
 ・「ゴースト」の再現
 ・紅葉狩り
 映画のゴーストって良いですよね、という話になり、名シーン(ゴーストになったパトリック・スウェイジがデミ・ムーアとくっついて、陶芸を行うシーン)を再現することに。デミ・ムーア役を志願する堂土さんに「女役やで?分かってる?」と増田さん。「そんなん、デミムーやろ。知ってる、知ってる」と堂土さん。
 早速やってみるが、ゴーストで姿が見えない設定の増田さんの手を払ったり、増田さんが触れたおかげで、形が壊れたと「チッ」と舌打ちしたり、焼きあがった作品を気に入らないと投げつけたり、と全然恋愛ものにはならない(当たり前ね^^;)。
 話は変わり、秋といえば紅葉狩りですねというはなしになり (この唐突さは私がよく覚えてないからです)、紅葉狩りに行くカップルをやるが、またしても堂土さん、女役を志願。
 今日の、ルート、ちょっと疲れ気味な感じでした。増田さんは「運動会と言えば秋ですね」と間違い、堂土さんから「それ、逆やない?」と指摘され、ちょっと苦笑してました。


座りトーク「教えてTALK」

 MC:ハリガネロック。
 参加者:ビッキ-ズ/ルート33。

 「お客さんに、お辞儀せい!言われなやらんのか」と、ビッキーズに頭を下げさせるハリガネロック・松口さん。
 「まぁまぁ、初登場やし」と言う先輩の取り成しに
 「いや、2回目です」と、ビッキ-ズ。
 緊張してるんやなぁ、ということになるが、ここで、ビッキ-ズ・須知の楽屋荒らし疑惑の話しが出る。

 須知さんが松口さんの楽屋から出て行った時、22万入っていた松口さんの財布から20万抜き取られていたらしい。
 絶対犯人はこいつ、やと松口さん。
 何で二万だけ残して行ったんやろうなぁとは他の面々。
 「えぇやないですか、松口さん700万ぐらい貯めはってるんでしょう」とは増田さん。
 そんな貯めてへんわい、と苦笑いしながらも、200万は貯めているよう。

 この回は、ひたすら、ビッキ-ズにふる松口さん。
 何かあれば、
 「あれっ、須知緊張してんの?震えてる?唇、めっちゃ青いで」
 など、2人の緊張をからかう。


ビッキ-ズ・木部ルート33・堂土
 「堂土さんはお料理がお得意だと言ってますが(“評判ですが”、じゃないんか、とツッコミが入る)、僕が遊びに行ったらどんな料理を作ってくれますか?


 まず、木部君を呼ばないですがね、と堂土さん(^^;。
 それはともかくとして、カレーやシチューなど誰でも出来ると思われがちな料理を美味しく作れる自信があると言う堂土さん。
 特にオムライスが得意。
 すると、松口さん、
 「オムライスって誰でも出来るやん、得意も何もないやろ」と言う。
 しかし、堂土さん曰くオムライスの卵を巻く動作にこつがあるとか。
 立ちあがって実演しようとすると、松口さん
 「あ〜、びっくりした。オムライスをけなしたから殴られるって思ったやんか。
 見てみぃ、須知、お前が大声出すから震えてるで」
 と、また須知さんにふる。
 「(須知は)子猫か」と大上さん。

 松口さんも料理好きということで、2人で料理話をしていると、増田さん、
 「さぁ〜、どっちのテーブルにつこうかなぁ」と移動しようとし、
 「どっちの料理ショーか!」とつっこまれる。

ルート33・増田→お客さん
 「笑ってますか?」は嘘。
 ルート33・増田→ハリガネロック・大上さん
 「何でそんなに長いんですか?」も嘘で、
 ルート33・増田→ビッキ-ズ・須知
 「鼻がでかいな」というのも嘘で、本題は

ルート33・増田→ビッキ-ズ・木部
「何故そんなに地味なんですか?」


 着るもの、髪型、性格、価値観、私生活全てが信じられないぐらいに地味だと指摘する増田さん。
 薄々自分が地味だと自覚があるから髪形変えたりするんだろう、と言うが、木部さん自身は自分は地味だと思ってない。
 何で相方は指摘しないんだと言う話になるが、須知さんも木部さんを地味と思っていない。
 「こいつら、仲が本当に良いですからね」というが、
 「さっき、裏で喧嘩してたで」とチクリが入る。
 2人、苦笑しながら、
 「喧嘩って言ってもさっき、ネタ、4つ抜かしてたよ、ってそんな優しい感じですよ」と抗議。

 何か、趣味はないんかと聞く松口さん。
 実は木部さんはスノボ歴4年で、スノボが得意で毎年行っている。と
 いうことで、滑りの格好を実演して見せる木部。
 それを見て「すべったね〜」と先輩達。
 それはどっちの「すべった」なんですか、と大上さん。

ビッキ-ズ・須知→ルート33・増田
「増田さんはよく“カワイイ”と言われますが、カワイク見せるコツは何ですか?」

 
 答えは、「作ってる」。
 客を騙すのもこの仕事の一種であるという。
 でも、朝の顔はもう、ブサイクですよ〜という堂土さんに、お前が言うな!と増田さん。
 強いて言えば、若いテイストを取り入れて行って、自分に対して自己暗示をかけていっているそう。

ルート33・堂土→ビッキ-ズ
「相方の好きなところ、嫌いなところを教えて下さい」


 須地さんは木部さんにこれと言ってないらしい。
 朝は起こしてくれるし、2度寝してないからちゃんと確認の電話を入れてくれるし、事細かに面倒を見てくれるらしい。
 木部さん曰く
 「そこしか責任持つこと無いし」
 らしい。

 木部さんが思う須知さんの好きなとこは自分が出来ないことを全部やってくれること。
 さすがコンビやなぁ、というハリガネロックの言葉に客も、このコンビのコンビ愛に「おぉ〜」と声を漏らす。
 なお、嫌だとおもうとこは、やや几帳面なとこがあって、部屋の家具の配置を微妙にずらしただけで怒るところ。

 ルート33の提案で、ビッキ-ズはルート、ハリガネの4人の先輩の内、誰が一番好きなのかを聞くことに。

 須知→松口さん…じゃなくて、大上さん。
 松口さんに怒られると必ずフォローしてくれるから。
 しかし、大上さんの楽屋に須知さんが
 「部屋に行って良いですか?」
 と許可を得て入ったら、大上さんがそのうち何処かに行ってしまった。
 そこでタバコを吸ってたら、やって来た松口さんから
 「お前〜、何人の楽屋におるんじゃ〜!しかも何でタバコ吸ってんねや〜!」と怒鳴られた。
 「いや、大上さんが良いっておっしゃったから…」と説明してると大上さんが戻って来た。
 松口さんから話を聞くと、いつも優しい大上さんが
 「お前〜、部屋に入るのは許したが、タバコ吸うの許した覚えないぞ〜!」と一緒になって怒ったので、須知さん、とてもショックだったそう。

 木部→増田さん。なんだかんだいって、面倒見良い。

ここで前半は終了。後半は、スキヤキ、ロザン、$10。



ネタ:後半 スキヤキ〜ロザン〜$10

<スキヤキ>(コント)

どうも、焼肉で〜す、違ったスキヤキで〜す」と土肥さん。

 ・父兄参加のサッカー大会


<ロザン>(漫才)

足し算、引き算、掛け算、ロザンで〜す」のツカミ。
 菅ちゃん、カワイイーの声があちこち。
 そして、私は宇治くんの上着が「COOL〜」の時と全く同じであることを発見する…(ズボンは確認できず)。

 ・進学校の生活
 ・ロザンを覚えてもらう方法
 


<$10>(漫才)

 ・やりたいCM
 ・色々なドッキリ番組のシチュエーション(ハマー、ところどころネタ飛び)。

 今回、私の横は本職のカメラさんや劇場のスタッフさんがいたんだけど、$10のネタに最初から最後まで笑いっぱなしでした。
 そして、我を忘れてハマーに声援をやたら送っていた女性が約1名。


ゲームコーナー

参加者:スキヤキ ロザン $10 ハリガネロック

 箱に書いてある対決指令を読み、「こいつには勝てそう」という相手を選んで勝負する。勝った方にメダル贈呈。

 ちなみに、土肥さん、福岡で思いの他受けたことで、舞台裏では
 「福岡住むぞー!」とか言ってたらしい。
 「甘い!ちょくちょく来るようになってからそういうこと言って下さい」とは、ゴールデン劇場の常連となりつつあるハリガネロック。

松口さん→「無理問答対決」。古高さんを指名。
 ちなみに、私の周りに座ってた女の子は
 「無理問答って何?」とか言っていた^^;。
 古高さん、あっさり松口さんの話に乗ってしまい、早々と負ける。

菅ちゃん→「国語辞典早調べ対決」。
 次々、自分が挑戦者になってやると挑発するが、どうしてか、土肥さんがやると、客が引く(^^;。
 「お前、名古屋に売るぞ!」と松口さん。

 結局土肥さんを指名。
 「はりがね」を引くことに。

 「こいつ、勉強できてたからこういうの、めっちゃ得意やで」という下馬評通り、菅ちゃん、勝利。
 負けた土肥さん、
 「おかしい!俺の辞書、『はりがね』のとこだけ破られてる!」と言い出す。

浜本さん→「パンスト綱引き対決」。
 結んだパンストを顔に被って引っ張り合って、最初に取れた方が負け。

 「こいつが変な顔になるのを見たい!」と浜本さん、菅ちゃんを指名。
 しかし、パンストを被った浜本さんはすごい顔になってるのに、菅ちゃん、それほど変わらず。
 結果は浜本さんの勝利。

宇治原くん→「あっちむいてホイ3回対決」。

 俺、こういうの弱いんよなぁ…という宇治原くんが指名した相手の白川さんも苦手。
 「あっちむいてホイ」なのに、最初はグーから始めちゃう2人。
 結果は、2-3で宇治原さん勝利。

土肥さん→「ゴミ箱シュート対決」。
 相手は菅ちゃんを指名。
 2人並ぶと、
 「また似たような背丈やなぁ」と誰かが言う(確かに)。
 中々入らなかったが、結局菅ちゃん勝利。

白川さん→「紙ヒコーキ対決」。
 遠くまで飛ばした方が勝ち。
 「一番不器用そうな人だから」ということで、古高さんを指名。
 「俺、器用やで」という古高さんに、
 「やっとしゃべりましたね」と、松口さん。

 白川さんが作った紙ヒコーキは、シャープなもの。
 古高さんのものは、何かぶよぶよ。
 白川さんのが飛ぶかと思いきや、両者とも天井にあたってしまい、失速。
 僅かな差で古高さん勝利。

 この後、みんなで作って飛ばすことに。
 思い思いに折る中、
 「ちょっと〜、誰か紙持って来て〜。作ってないの俺と土肥さんだけなんて嫌や〜」と宇治原くん。
 今日の土肥さんは、舞台で最後のシメを全て外すので、

 「松○やろ、お前は!」
 「お前、名古屋でずっと修行しとけ」
 「お前、ダンディやろ」だの、言われまくりでした^_^;。

 また、菅ちゃんは宇治くんに
 「勉強ばっかしてたから紙ヒコーキ作ったことないんちゃう?」なんて言っていた。

 いよいよ、飛ばすことに。
 松口さんと浜本さんはお互い、対抗意識を燃やす。

 「俺、照明(劇場の一番後ろ)まで飛ばすよ」浜本さんがと言うと、
 松口さんは「俺、中州まで飛ばす!」。
 結果は、土肥さんの紙ヒコーキが一番飛びました(立ち見の席まで飛んだ)。

 これで全員終わりましたか、と言うと、古高さんが手を挙げる。
 「もっとアピールしぃや」とつっこまれる。

 お題は「ホウキバランス」対決。
 指にホウキを乗せて、どれぐらいバランスを保てられるかというもの。
 これも全員でやる。

 結果は、
 宇治原…25秒、
 菅…17秒、
 古高…3秒、
 松口…11秒(10秒おまけして〜と頼むが、却下される)、

 浜本…大上さんを指に乗せようとする。
 「誰が、ホウキじゃ!(大上さん)」
 「あっ、ホウキや無かったんや。うわぁ〜、間違えるとこやった〜。土肥、注意せぇや〜」
 「ハイ(土肥さん)」。

 浜本さんが中指にホウキを乗せると、
 「おっ、数々泣かした中指やな」、と松口さん。
 結果は30秒。

 白川…同じく中指に乗せて37秒。
 土肥…14秒、ということで、白川さん勝利。

 時間があるので、もう一度松口さんが引いて、全員でやる。
 お題は「目隠し片足バランス対決」。
 目をつぶって、片足でバランスを長く保った人が勝ち。
 結果、古高→松口→菅→白川→宇治原→浜本→土肥の順に脱落し、土肥さん勝利。
 メダルを2個貰う。

 そして、このままエンディングに。1部はこれで終了。告知などをして終わる。

<ライブ後の感想>

 今回、ちょっとお客さんのマナーが良いとは言えなかった。まず、
(1)まだ舞台に出ていない目当ての芸人さんの名前を言う
 ハリガネが紹介してるのに、スキヤキの土肥さんの名前を呼んで、「スキヤキはこの後じゃ!」と怒られていた
(2)思ったことを口に出し過ぎ
 紙ヒコーキ対決のとき、古高さんが「未来のお嫁さんに届けー」と言って飛ばしたら、受け取った子が「いや〜」と気色悪げに言ってた。
(3)贔屓しすぎ
 片足バランス対決のとき、浜本さんと土肥さんが残って、浜本さんが倒れそうになったら、「ヤダー!」とか言ってる女の子がいた。「ヤダー!」って土肥さんにも失礼。

 これが無かったら、楽しめたかなぁ。今回は前にも増して、女子高生多かったです。何やっても、「かわいいー!」の連発もちょっと嫌だった。「おもしろーい!」と言った方が、芸人さんは喜ぶと思うんだけどな。でも、私も菅ちゃんを思わず撮りまくってたので人のことは言えない…。

 それにしても…。baseのファン層若い!このノリに無理してついて行くより、私は指定席でのんびりしてるほうがむいてるかも。

<その後の感想>
 イベント告知の写真にどっちが誰かを書いて行ったんです。大体分かったけど、念のため。この時、色んな裏紙を利用してネタやゲームコーナーの様子を必死でメモってたんで一緒に行ったM嬢は「何やってんの?この人」とか思ったらしい。
 ちなみにM嬢はこのときはハリガネはMCだけだったのに、後輩とかに接する態度を見て「ハリガネって良いな」と思ったらしい。こういう思わぬ発見があるのがLIVEの良いとこだなぁ。

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